小次郎

小学校の教員を志す学生に国語科教育について教えています。また、社会人の方々・管理栄養士…

小次郎

小学校の教員を志す学生に国語科教育について教えています。また、社会人の方々・管理栄養士や看護師を志す学生に論理的思考・表現の在り方についての講義も行っています。

マガジン

  • 記事保存ボックス

    ここは様々なマガジンにリンクする記事を保存する場所となります。 ここでの記事を読む必要はありません。

  • 国語科学習指導案の作成マニュアル

    新学習指導要領の実施に伴い、国語科においては今までの学習指導案の書き方は通用しなくなりました。評価の観点が変わったからです。この機を捉えて、しっかりと学習指導案の書き方を確認することが大切です。 校内研修で訪問する際には学習指導案を頂きますが、その中には筋が通っていないものも多くあります。たくさんの時間を割いて作成したのにもかかわらずこれでは意味がありません。 教育実習において一番労力を使うところが学習指導案の作成でしょう。私は多くの実習生を担当してきましたが、その指導案は徹夜して作成したにもかかわらず「いちからやりなおし」になるものがたくさんありました。 指導案作成には「原理・原則」があるのです。これさえ理解していれば簡単に作成できるものなのです。作成に多くの時間を割くよりも児童生徒と実際にふれ合うことが大切なことは言うまでもありません。 指導案は短時間で筋が通ったものを作成しましょう。

  • 小学校の国語科の授業③ 物語編(どう教えるのか)

    マガジン「小学校の国語科の授業② 物語編(何を教えるのか)」を読んでからこのマガジンを読んでください。 このマガジンの理解を基にして、実際の教科書教材を「どう教えていけばよいのか」について動画を用いて具体的に示しました。

  • 小学校の国語科の授業⑧ 説明文編(どう教えるのか)

    マガジン『小学校の国語科の授業④⑤⑥ 説明文編(何を教えるのか)』で、小学校の説明文教材で指導すべきことを述べてきました。 さらに、同マガジンの記事⑦では、説明文指導は他教科等の目標達成に寄与して初めて意味があることになると説明文指導の意義についても述べてきました。 小学校の教員としては、指導の意義を踏まえて、指導すべきことを確実に授業で教えていかなければなりません。つまり、「どう教えるのか」ということを実感的に理解していなけらばならないのです。 本マガジンにおいては、実際の教科書教材を用いた私の模擬授業動画を用いて述べていくこととします。

  • カリキュラムマネジメントの在り方Ⅱ

    マガジン『カリキュラムマネジメントの在り方Ⅰ』では、カリキュラムマネジメントに関する基本的な考え方とその具現化に方法について述べてきました。 そこでは、「教科横断的」というキーワードの基、国語科の学びをベースとすることの重要性を強調してきたことになります。 このマガジンでは、Ⅰをさらに発展させ、よりシンプルでわかりやすいカリキュラムマネジメントの在り方について述べていくことにします。

最近の記事

  • 固定された記事

① 国際化社会と日本人

昨日の生活を少し思い出してみてください。何人かの外国の方と接した人も 多いのではないでしょうか。外国の方と接しないまでも、外国語の表現にふれなかった人はいないのではないでしょうか。 日本では国際化社会到来と言われるようになってきました。私たちの生活は、外国との関連抜きでは考えられなくなってきました。日々の食事についても多くが輸入されたものでありますし、仕事面においても外国との関係性なしでは成り立たないものも多くなってきました。 しかし、これは日本ばかりのことではありません。地

  • 固定された記事

① 国際化社会と日本人

マガジン

  • 記事保存ボックス
    10本
  • 国語科学習指導案の作成マニュアル
    18本
  • 小学校の国語科の授業③ 物語編(どう教えるのか)
    7本
  • 小学校の国語科の授業⑧ 説明文編(どう教えるのか)
    10本
  • カリキュラムマネジメントの在り方Ⅱ
    12本
  • カリキュラムマネジメントの在り方Ⅰ
    7本

記事

    ⑪ 具体的なカリキュラムの方向性

    先のマガジン『カリキュラムマネジメントの在り方Ⅰ』では、志木市立宗岡第四小学校の実際の各学年のカリキュラムの具体を示しました。 3年生のカリキュラムマネジメントの実際|小次郎|note 1・2・4・5・6年生のカリキュラムマネジメントの実際|小次郎|note 各学校の教育課程をより充実させていくためのカリキュラムマネジメントにおいては、本マガジンで今まで述べてきたことが最重要となります。 つまり、まずは全クラスに「国語コーナー」を設け、「『全ての教科の目標』を達成させる

    ⑪ 具体的なカリキュラムの方向性

    ⑩ 1・2年生の「国語コーナー」の実際

    ⑩ 1・2年生の「国語コーナー」の実際

    ⑨ 1・2年生の「国語コーナー」の内容

    ⑩の記事では、1年生『くちばし』『うみのかくれんぼ』『じどう車くらべ』の学習後と、2年生『かんさつ名人になろう』の学習後の「国語コーナー」の具体を示します。 1年生『くちばし』は「論理的順序」である「外見から機能へ(見えることから見えないことへ)」、『うみのかくれんぼ』も「論理的順序」である「既知から未知(知っていることから知らないことへ)」、『じどう車くらべ』も同じく「論理的順序」である「一般と特殊(普通のことから特別なことへ)という順序を学習します。 2年生『かんさつ

    ⑨ 1・2年生の「国語コーナー」の内容

    ⑧ 1・2年生の「国語コーナー」の在り方

    マガジン『小学校の国語科の授業⑥ 説明文(何を教えるのか 順序)』で述べたように、低学年の「読むこと」の指導事項の中核は「順序」です。 小学校の国語科の授業⑥ 説明文(何を教えるのか 順序)|小次郎|note そして、その順序とは「具体的な事実の配列の在り方」であると定義しました。 ③ 具体的な事実の配列に限定すべき「順序」|小次郎|note さらに、順序には「時間的順序」「空間的順序」「論理的順序」があり、「論理的順序」には「原因から結果へ(結果から原因へ)」「主要

    ⑧ 1・2年生の「国語コーナー」の在り方

    +3

    ⑦ 4・5・6年生の「国語コーナー」の実際

    ⑦ 4・5・6年生の「国語コーナー」の実際

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    ⑥ 4・5・6年生の「国語コーナー」の内容

    ⑦の記事では、4年生『アップとルーズで伝える』5年生『言葉の意味が分かること』6年生『笑うから楽しい』の学習後の「国語コーナー」の具体を示します。 4年生『アップとルーズで伝える』では10個の中の4個目の「『なか』の対比を学習します。 ⑪ 他7個で指導すべきこと(4個目6個目について)|小次郎|note ⑫ 4個目と6個目の授業実践の在り方|小次郎|note 5年生『言葉の意味が分かること』では6個目の「『まとめ』の対比」を学習します。 ⑫ 4個目と6個目の授業実践の

    ⑥ 4・5・6年生の「国語コーナー」の内容

    ⑤ 3年生『こまを楽しむ』学習後の「国語コーナー」

    ⑤ 3年生『こまを楽しむ』学習後の「国語コーナー」

    ④ 各学年の「国語コーナー」の在り方

    全教科の目標達成のための言語活動を支える「論理的思考・表現の在り方」は10個しかなく、それは「『ぼくのお父さん』」との違い」として表出されると述べてきました。 各学年の「国語コーナー」の在り方は、記事③で示した『ぼくのお父さん』と新たに国語科で学習した説明的な文章教材を並べて掲示し、その「違い」を視覚的にわかるようにしていくことが原則となります。 例えば、マガジン『光村図書の国語科教科書で教える10のこと(論理的思考・表現)』の記事⑤「10個の中の基本となる3個」において

    ④ 各学年の「国語コーナー」の在り方

    ③ 全学年全教室に掲示される「ぼくのお父さん」

    ③ 全学年全教室に掲示される「ぼくのお父さん」

    ② 各教室に「国語コーナー」の設置を

    では、どのように全教科の目標達成のための言語活動を支える「論理的思考・表現の在り方」を示していけばよいのでしょうか。 宗岡第四小学校では、各教室に「国語コーナー」を設けることによってこの課題を解決していきました。 マガジン『光村図書の国語科教科書で教える10のこと(論理的思考・表現)』において、小学校において指導すべき「論理的思考・表現の在り方」は10個しかないと述べてきました。 そして、その10個は「「論理的思考力・表現力」の最も根幹となるものの発展であると定義しました。

    ② 各教室に「国語コーナー」の設置を

    ① より簡単にわかりやすく

    マガジン『カリキュラムマネジメントの在り方Ⅰ』では、国語科の学びを基盤としていくことの重要性について述べてきました。 それは、全ての教科の目標は言語活動を通して達成させるという枠組みがあり、その言語活動が可能となる言語能力は国語科を通してはぐくまれるというのがその理由です。 マガジンⅠでは、その具現化について研究している宗岡第四小学校の実践を紹介してきました。 この発展としては、「より簡単に」「よりわかりやすく」全教科においてカリキュラムマネジメントを行っていくためにはどう

    ① より簡単にわかりやすく

    ⑦ 宗岡第四小学校各学年のカリキュラムマネジメント計画

    志木市立宗岡第四小学校では、全学年で国語科を中核としたカリキュラムマネジメントを実践してきました。 その各学年の計画が以下の記事にあります。 1・2・4・5・6年生のカリキュラムマネジメントの実際|小次郎|note どうぞ、先進的な学校の研究財産を活用していってください。 連絡事項等ありましたら以下のアドレスにメールをください。 tnrqw158@gmail.com

    ⑦ 宗岡第四小学校各学年のカリキュラムマネジメント計画