とある私の話

好きな仕事をしている人は、(大袈裟に言うと)嫌いになるレベルまで好きなことを突き詰められる人(的な内容)

という呟きを読んで、「確かにそうだ」
と思ったのである。(偉そうに言うなって話ですが)

あれ読んでですね…
「見ないように臭いものに蓋をしていたものが少し開いた感覚」になりまして。

ちょっと気持ちの整理のためにも書き起こしたいなと思いました。

私にとっての好きな仕事、もといやりたい仕事は

「声優・ナレーター」

だったんですね。

高卒後、大学と並行しながら、好きな作品に出ている声優さんが出た養成所に通いました。高校時代のバイト代は全て養成所に通うために貯めていました。

そこで、1年8.9ヶ月学んだ後「このままではずっとレッスンだけ受けて終わってしまう。チャンスがこない」と危機感を感じ、専門学校で行われる置鮎さんがゲストのワークショップに行き

そこから専門学校の"オーディションを沢山受けられる"というメリットを選び、養成所で新たなクラスが始まって1ヶ月で辞め、大学と並行して専門学校に通うことにしました。

ここはチャンスも多く、半期毎に開催のオーディションは有名プロダクションをバンバン受けられたし、ゲームショウの専門学校のブースの司会やアニメのオーディション等の案件もポロポロきていました。


その一つ、アプリゲームのオーディションを受けました。
ファンタジーもののバトルゲームでした。

いわゆるガチャを引いてレア度があるようなゲームですね。レア2以上は人間なので(1はモンスターとか)その為に大勢の人が欲しいということで専門学校にオファーがきたものと思われます。
そのオーディションに受かりまして、専門学生でプロではないので名前はクレジットに載らないのですが
お給料をもらった初めてのお仕事を経験させていただきました。

収録をして、ゲームが配信されるまではそれなりに長かったのですが、その後ゲームが配信され、自分のキャラクターの名前も教えていただきました。(収録時は特徴と性別しか書かれていませんでした)
ゲームで自分の声が聴こえた時はなによりも嬉しかったです。なんとも言えない充実感と達成感で兄や家族、友人にも嬉々として伝えました。

さすがに声優という職業に難色を示していた家族なので「おお!そうなんだ」とか「すげぇじゃん」みたいなちょっとドライな反応もしていましたが否定はせず受け入れてくれました。友達はダウンロードしてくれたりガチャで私のキャラが出ないと残念がってくれたり、ゲームの進捗状況を教えてくれたりして嬉しかったですね。ありがとう友人達。

ツイッターで恥ずかしながらそのキャラ名でエゴサしたところ
イラストを描いてくださった方や、キャラが好きだと呟いている方を見つけ、思わずレッスンに行く前にお店で涙が溢れ、めちゃくちゃ手で拭ったのを覚えています。


あ、長くなりそうなので一旦ここまでで。



つづく


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