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オフィシャルきび団ゴズム

こんにちは!マルチ視点リフレーマーのたなたなです。

今日は小澤俊夫先生のもとで学んでいる昔ばなし大学の講義がありました。

昔ばなし大学では児童文学などで装飾された物語ではなく、昔から庶民が口伝えで繋いできたシンプルクリアな昔ばなし本来の語法ついて研究されている唯一のグループです。

今日はその中での気付きについてお伝えしたいと思います。

昔ばなしには様々な様式があるのですが、その中のひとつに昔ばなしの中で登場する贈り物はそれにぴったり合致する課題や試練を乗り越えたら役割を終える、というものがあります。

そうですよね。例えば桃太郎のきび団子。犬猿雉にお供になってもらう為に使いますが、余ったからと言って桃太郎のお腹を空いたから食べましたとは語らないですね。仲間が必要という課題にのみぴったり合致するのです。

また、お供になった犬猿雉も一種の贈り物だと思いますが、それも鬼退治という試練に合致する以外には途中で喧嘩して組織力を上げたとか人助けをしたという成長エピソードとかは無いわけです。

そう考えると現実の人生でも、試練にぴったり合致する支援というのは至るところにあるように思います。よく自分に降りかかってくる難題は乗り越えれるものしか来ない、とかいう話は聞いた事がありますが、それも難題に対する何らかの支援は自分の周りのどこかにあるという意味ではないでしょうか。

試練にぴったり合う支援を見つけることができるかどうか。昔ばなしはそういうことまで私たち子孫に教えてくれたりします。

♪まるで魔法のように簡単に広まっていく昔ばなし〜
先人の想いをなるべく装飾なく伝えていきたいですね。

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