こんばんは、灯です。
「運勢を読む」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべましたか？
トランジット？　プログレス？　ソーラーアーク？　リターン図？
古典的にはプロフェクションとかもありますね。

どれも素晴らしい技法です。
でも種類が多すぎて混乱してしまいませんか？

「トランジットでは土星が近づいてきてて～」
「プログレスでは冥王星が太陽に～」
「ソーラーアークでは木星がアングルに～」

……私は混乱します。
なので、運勢読みのベースとして、ネイタル（出生図）を読むことをオススメします。

「ネイタルってその人の性格とか個性を読むものでしょ？」

「動かないネイタルで運勢を読むのは無理じゃない？」

そんなお声が聞こえてきそうです。
ご安心ください。
どう読むのか今からご説明させていただきます。

天体にはそれぞれ年齢域があります。

月　　　～7歳ごろ
水星　　7～15歳ごろ
金星　　15～25歳ごろ
太陽　　25～35歳ごろ
火星　　35～45歳ごろ
木星　　45～55歳ごろ
土星　　55～70歳ごろ
天王星　70～85歳ごろ
海王星　85～死期
冥王星　～死後

その年齢域の頃はその天体（のサイン）らしくなる、というのは一般的に広まっている話ではないかな、と思います。

もう少し詳しく見ると、ざっくりと運勢が読めます。

年齢域の天体はどのハウスにいますか？
その年齢域の間に、特に取り組むテーマです。

年齢域の天体はどの天体とアスペクトを取っていますか？
その年齢域の間に、起きやすい出来事です。

ノーアスの年齢域のころは人生迷子、土星とアスペクトがあるころは訳もなく憂鬱、火星とアスペクトがあるころは元気、という感じですね私の場合。

アスペクトはメジャーのみで見ています。
優先順位としてはコンジャンクションが第一、次いでオポジション、スクエア、トライン＆セクスタイル、という感じでしょうか。

ここでお子さんがいらっしゃる親御さんに向けて、一つだけ注意喚起させてください。
お子さんのネイタル、特に個人天体（その中でも特に月、水星、金星）に、リリスがアスペクトを取っている場合、その年齢域のころに性的な事象に巻き込まれる可能性があります。
私はトゥルー値で見ていますが、念のためミーン値も見ておいたほうがいいです。
そもそもアングルにリリスが刺さっていたりするとリリス（≒性的な魅力）が駄々漏れなので、余計に気をつけてあげてください。
怖がらせたくはないのですが、少しでも嫌な思いをするお子さんが出ないことを願って、書かせていただきました。

もちろん大人の皆様もリリスとのアスペクトにはご注意くださいね。

今回、ネイタルの年齢域の天体で運勢を読む、という方法をご紹介させていただきましたが、あくまで運勢読みのベースとして、そのうえでトランジットやプログレス等をご確認いただくと運勢読みの精度が上がると私は考えています。

「生まれたときに人生が決まってるなんてヤダ～～」とお思いの方、ご安心ください。
運勢にもある程度の幅があるので、自分の意思で望む方向に近づけることは可能です。

先ほど「土星とアスペクトがあるころは訳もなく憂鬱だった」と書きましたが、この土星を「土星期の人」に置き換えることもできるのです。
土星には憂鬱以外の象意もたくさんあります。
当時の私は何も選ばなかった（選べることを知らなかった）だけなので、選べることを知っている皆様にはよりよい象意をお選びいただきたいです。

わかりやすいのが海王星ですよね。
アルコールなのか、嘘か幻か、はたまた芸術なのか。
オススメは芸術ですが、嗜める方にはアルコールもいいかもしれません。

皆々様の運勢読みが捗ることを願って、そして、皆々様の人生がよりよいものになりますように。

本日はお読みいただき、ありがとうございました！