サターンリターン体験記|西洋占星術
こんばんは、灯です。
サターンリターンと聞いて、皆さんはどういう心境になりますか?
「土星の怖いやつでしょ?」
まあ、たしかに怖さもあるかも。
「それを乗り越えたら大人になる、みたいな」
そういう側面もありますね。
「逃げたら後々やばいって聞いた」
らしいですね、そもそも逃げられるのか謎ではありますが。
サターンリターンを乗り越えた皆さん、まだサターンがリターンしてない皆さん、人それぞれのサターンリターンがあると思いますが、今回は私のサターンリターン体験記を書かせていただきたく存じます。
まず、私の出生図における土星は12ハウスにあります。
もっと言うと土星はチャートルーラーでもあります。
12ハウスよくわからない問題、私も経験済みですが、簡単に言ってしまうと、「直接解決できない問題」です。
6ハウスが白黒はっきり分けていく部屋なので、対抗の12ハウスは白と黒に分けられないグレーを扱う部屋、と見ていいでしょう。
こういった占いや、芸術全般、ボランティア活動なんかも12ハウスですね。
(なぜなら直接、問題の解決には至らないから)
そんな12ハウスに土星がある私、たしかに、占いというものに疑いを持っていました。
「占いって当たるの?」
「そもそも何を根拠に?」
「それっぽい言葉を並べているだけでは?」
と、物の見事に疑ってかかっていた。
サターンリターンによって、占いと向き合うことになります。
まず、トランジットの土星が12ハウスに入ってきたとき、人に誘われて初めて占いの鑑定を受けました。
疑いの眼差しはできるだけ抑え、占い師さんの言葉を受け止めて帰宅。
当たっているのかどうか、もそうですが、それよりも根拠が気になったのです。
調べればいろいろ出てきますが、知らない言葉ばかり。
サターンリターンでなければ「よくわからなかった。おわり」と匙を投げそうなところでしたが、さすがサターンリターン、私も食い下がります。
かなりしつこく勉強しました。
西洋占星術で手詰まりを感じたら他の占術、その占術でも手詰まったらまた別の占術、それもダメなら西洋占星術に戻り、あまりにも多い西洋占星術の技法でつっかえたら基礎の基礎に戻る、とか、サターンリターンでなければここまで頑張れなかっただろうな、というぐらい勉強しました。
サターンリターンを乗り越えるまで、白と黒に分けられないものが苦手で、問題というものは有耶無耶にせず、正々堂々解決するべきだ、という固定概念がありました。
でもサターンリターンのおかげで、「世の中にはグレーも存在する」「証明できないことがあってもいい」と、少し柔軟になれた気がします。
そんなサターンリターン図、土星がいるのは9ハウスです。
何なら冥王星センパイとコンジャンクションしています。
ASCのルーラーである水星も、太陽も9ハウスに位置しています。
サターンリターンからのおよそ30年間、私はどうやら9ハウスに取り組んでいくみたいです。
(今これ書いてるのも9ハウスっぽいですね)
皆さんのサターンリターンはどうでしたか?
これからの皆さん、どうか一概に怖がらないでください。
土星は厳しいかもしれないけど、そこには優しさもあるはずです。
乗り越えた先にきっと、今より素敵なあなたがいます。
私のサターンリターン体験記がどなたかのお心に寄り添えることを願って。
本日はお読みいただき、ありがとうございました!
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