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【振り返り】2023年4月

はじめに

フリーランスのアスレティックトレーナーとして活動する、德田晴宣(トクダハルノブ)です。プロアスリートのケア&コンディショニングや都内の大学パフォーマンスセンター、静岡県の野球振興活動などに携わっています。

早いもので5月を迎えました。先月は色々なお仕事をさせていただき、活動的な日々を過ごすことができました。

先月の活動内容やお仕事を振り返ります。

都市対抗野球大会一次予選

社会人野球連盟に加盟するサポートチームの一次予選が先月末ありました。結果は初戦敗退、悔しい敗戦となりました。

3月の浜岡キャンプよりチームに携わるようになり、今回の予選を大きな目標に定めてコンディショニングを行ってきました。

これまで行ってきたコンディショニングの成果をとても感じる一方で、なかなかチームとしての結果に結びつかない現状がとても歯がゆかったです。

個々の能力を高めるだけではなく、チームとしてどう束ねるのか、力を結集するのか?をとても考えさせられた1ヶ月でした。

コンディショニング指導に携わるアスレティックトレーナーも選手それぞれのチーム内での立ち位置や担うべき役割を把握しながら、適切に介入しなければなりません。

今回の敗戦を経験できたことで色々な課題が見えましたし、今後トレーナーとしてチームに働きかけなければならないことが多く見つかりました。

この悔しさがチームや私にとって更なる成長のきっかけになるよう、いい振り返りをしていきたいです。

スポーツ障害に精通する医師との連携

私が専門学生だった頃から大変お世話になっている医師に何人か選手を診ていただきました。

スポーツ障害に精通する医師と連携し、痛みの原因や病態を明確にする重要性を改めて感じることができ、すごく貴重な経験をさせてもらいました。

・器質的な構造破綻が起きていないか
・リハビリテーションにより痛みの程度に変化があるかどうか
・機能障害(股関節が硬い、肩甲骨が動かないなど)が体の痛みや不調にどのように関連しているか

をしっかり整理したうえで、必要に応じて医療機関への受診を検討することが円滑なリハビリテーションに必要です。

現場での判断だけではなく、画像所見やスポーツ障害に精通する医師のご判断なども加えながらリハビリテーションを進める重要性を改めて感じました。

引き続き医師と連携し、選手が困ったときに適切な対応ができればと思います。

侍ジャパンのトレーナーからの金言

前々職で大変お世話になり、今回のWBCにアスレティックトレーナーとして帯同された方と日本橋でお会いしました。

昨年の11月に新宿でお会いした以来で、貴重なお時間を過ごすことができとてもよかったです。

その中でも特に育成世代の子どもたちへの教育や指導がなかなか行き渡らない現状があり、早急に環境を整備しなければならないとお話されていたことがとても印象的でした。

ケガを早期に発見するスクリーニングテストを施したり、重症化を防ぐための運動プログラムを実践させたりすることで、安心して競技に取り組めるような働きかけをしたいとのことでした。

またそのような機会を創出することは子どもたちのケガを防ぐだけではなく、

・プロジェクトに賛同する協働者との横の連携作り
・指導に携わる保護者やチームスタッフにメッセージを発信し、体作りの重要性を伝える
・トレーナーを志す学生の実習現場として活用し、学校では学べない知識や経験を得る
・再現性の高い障害予防プログラムを構築し、野球だけではなく他競技の選手たちの体作りに役立てる

などの効果も期待でき、そこに関わる全ての人たちが大きなメリットを享受できます。

私がメンバーの一員として参画する静岡県の野球振興でこのような取り組みが実現できればすごく幸せなことです。
そのお話を伺ってから自分なりに構想を練ったうえで、私が参画する野球振興「Baseball Labo SHIZUOKA」の理事を務める方と先日お会いしました。

非常に前向きなお話ができ、実現に向けて今後少しずつ動き出せればと思っております。
ケガを予防するための体作りを後押しして、子どもたちが好きな野球を継続して取り組める土台を作っていきます。

おわりに

1つの組織やチームに縛られずに活動するフリーランスに転向して4ヶ月が経ちました。自分自身の価値をいかに広げていくか、という前向きな挑戦が日々できることに感謝です。

1つ1つの活動が関わるアスリートたちの活躍を後押ししたり、アスリートを応援するファンの方々の活力になったり、家族の生活や笑顔を守ったりすることにつながっており、非常にやりがいを感じます。

来週よりアメリカで選手をサポートすることが決まりました。第一線で活躍するアスリートを傍で支える喜びを感じながら精一杯やりたいと思います。

それでは!

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