＊こちらのnoteでは、行政書士試験に独学合格するために必要な個人情報保護法の基本知識を全てまとめています。最後に演習問題と解答もつけていますのでぜひご活用ください。

＊２　個人情報保護法まとめテキスト、演習問題については、PDFもご用意しています。有料部分にダウンロード用のリンクを置いていますのでそちらからダウンロードお願いいたします。

＊３　このnoteだけの「特別なお知らせ」を巻末に記載しております。

↓PDFのサンプルはこちらです↓

では本編をご活用ください。

１．そもそも個人情報保護法とは？

（１－１）１条

まず、どのような法律でも「目的規定（１条）」から確認します。 この１条が、これから学ぶ個人情報保護法の全てと言っても過言ではありません。 では、１条。

（目的） 第一条 この法律は、デジタル社会の進展に伴い個人情報の利用が著しく拡大していることに 鑑み、個人情報の適正な取扱いに関し、基本理念及び政府による基本方針の作成その他の個 人情報の保護に関する施策の基本となる事項を定め、国及び地方公共団体の責務等を明らか にし、個人情報を取り扱う事業者及び行政機関等についてこれらの特性に応じて遵守すべき 義務等を定めるとともに、個人情報保護委員会を設置することにより、行政機関等の事務及び 事業の適正かつ円滑な運営を図り、並びに個人情報の適正かつ効果的な活用が新たな産業の 創出並びに活力ある経済社会及び豊かな国民生活の実現に資するものであることその他の個 人情報の有用性に配慮しつつ、個人の権利利益を保護することを目的とする。

要するに言いたいことは、

◎最近、個人情報ってすごいメジャーになってきたし
◎どうやって守っていくのかしっかりと決めて
◎何かあった時に誰が責任を取るのかもハッキリさせて
◎個人情報保護委員会って専門的な機関もおいて
◎みんなでしっかり個人情報を守っていこうぜ！

って感じです。ここはザックリ理解するくらいでＯＫです。

「頑張って全力で個人情報を守っていきましょう！」 って法律をこれから勉強するという感じで行きましょう。

２． 「個人情報」の全体像を確認しよう

（２－１）「個人情報」

実は、ここめちゃくちゃ大事です。 まず「個人情報」の意味を知ることから全てが始まります。

（２－１－１）条文理解

こちらは個人情報保護法（以下では略しますので単なる条文が書いてあれば個人情報保護法だと思ってください）２条１項に書いています。

（定義）
第二条 この法律において「個人情報」とは、生存する個人に関する情報であって、次の各号のいずれかに該当するものをいう。
一 当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等（文書、図画若しくは電磁的記録（電磁 的方式（電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式をい う。次項第二号において同じ。）で作られる記録をいう。以下同じ。）に記載され、若しくは記録 され、又は音声、動作その他の方法を用いて表された一切の事項（個人識別符号を除く。）をい う。以下同じ。）により特定の個人を識別することができるもの（他の情報と容易に照合するこ とができ、それにより特定の個人を識別することができることとなるものを含む。）
二 個人識別符号が含まれるもの

かなり複雑なんですが、正直、試験で問われる角度でインプットすれば早いのでそこだけお伝えすると、