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あのすみませんちょっとお時間よろしいですか?

この記事開いていきなりで悪いんだけど

ドラゴンクエストX オンライン
オールインワンパッケージ

を今すぐ買っていただけませんか??


 ファイナルファンタジーと国民的RPGの双璧を為すドラゴンクエスト。そのナンバリング第10作品目である本作はシリーズ初のMMORPGとして2012年にWiiでリリースされた。「えっ、ドラテンってまだ続いてたの!?」とびっくりされた方もいるだろう。そうそれもそのはず、この記事を書いている2024年で12年目を迎える長寿MMOだ。当時はWiiやWiiU、Nintendo 3DSなどでも遊べたがサービス終了しており、現在はwindows、Nintendo Switch、PS4&PS5で遊ぶことができる。

 2024年1月現在までにver1~ver6からなる6つのストーリーが配信されており、更に今年の3月21日には7つ目のストーリーであるver7が発売されることがわかっている。

 それを前にしてドラクエ10運営は12年間の軌跡であるオールインワンパッケージ(ver1~ver6まで入ったパッケージ)ダウンロード版のセールを昨年の12月20日から行なっている。しかも定価の80%offというとんでもない価格で、だ。
 たとえば通販サイトAmazonではwindows版を定価5,478円のところセール価格1,096円で販売している。具体的な情報は最初にリンクを貼ったドラクエ10公式X(旧Twitter)のポストから特設ページに行って確認して頂けると幸いだが、Amazonだけでなく勿論PlayStation Storeニンテンドーeショップでもセールが実施されている。自分が遊びたいと思ったハードに対応したショップを是非覗いてみて欲しい。


 ここからは存在しない質問に回答する形でドラクエ10とはどういうゲームか説明していきたいと思う。

Q. 「80%offって実際お得なの?」

A. 超絶お得!!!!

 そもそも新しいバージョンが出る毎にそのバージョンのソフト(だいたい5,000円くらい)を買ってダウンロードしなければ新しいバージョンの仕様(新しいストーリーやマップ、新しい職業など)は遊ぶことができない。そのためver1からver6までリアルタイムで欠かさずにプレイしている人は今までソフト代として(単純計算で)5,000円×6で30,000円前後支払っていることになる(各バージョンの発売当時の価格とか調べてもあんまり出てこなかったのでもしかしたら実際の値段は前後するかもしれないけど)。

 その12年の積み重ねが定価6,000円くらいで買えちゃうオールインワンパッケージはそれだけで超お得なのだが、今なら更にそれが1,100円くらいで買えてしまうのだ。もはやバグである。

Q. 「でも月額料金がかかるんでしょ?」

A. かかります ただし抜け道も存在します

 ドラクエ10は製品版を購入して最初の20日間は無料で遊ぶことができるが、それ以降毎月ゲームを遊ぶための利用券を買う必要がある。ハードやプランによって利用券の料金は異なるが、この記事を書いた2024年1月現在、最安のプランでだいたい月1,000~1,500円となっている。詳しくは公式ページを確認して欲しい。(今年の3月から一部ハードで月額料金が値上げされるのでこちらも確認して欲しい)

 1ヶ月1,000~1,500円を高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれだが、少なくとも筆者は安いと考えている。以前基本プレイ無料のソシャゲにどっぷり頭まで浸かって暮していた頃は毎月30,000円くらい課金していたのだが、かたやドラクエ10は毎月1,000~1,500円、年換算で12,000~18,000円支払うだけで利用券を買った期間は無限に遊べるわけだ。

 一方で抜け道も存在する。それはキッズタイムという時間帯で、月~金曜は16:00~18:00、土日は13:00~15:00の間は利用権がなくても遊ぶことができる。また、公式生放送を行なう時間帯も無料で遊ぶことができる場合がある。このような利用権を買わずキッズタイムの時間帯だけ遊ぶプレイヤーはキッズタイマーと呼ばれており、私も「利用権買うまでもないけど日課くらいはやろうかな」という期間はキッズタイマーになっている。

Q. 「他プレイヤーと関わりたくない」

A. ネトゲにもかかわらず1人でも問題なく遊ぶことができますよ!!

 ネトゲは他のプレイヤーがいるから不安というのは未プレイ者がドラクエ10を敬遠する理由の1つだろう。ただドラクエ10は他人とほぼ関わらずに遊ぶことができるネトゲなのだ。昨今のドラクエ10過疎化の根本原因の1つとしてネトゲなのに1人でも遊べるというゲーム設計が上げられることもあるのだが、やはり「ネトゲだもんな……」と敬遠する層にはアピールできる大きな魅力だろうと思われる。
 少なくともストーリーを進める分にはフレンドがいなくても正直問題ない。ドラクエ10は自分を含めて最大4人パーティなのだが、他3人の仲間として他のユーザーがゲームを中断する際に預けたキャラをNPCとして借りることができる。このような仲間をサポート仲間(通称サポ)と呼び勝手に回復や攻撃などをしてくれる。昔はサポのAIが馬鹿すぎて全然敵の攻撃を避けてくれなかったり思ったような行動を取ってくれなかったりしていたらしいのだが、AIが改良された現在ではほぼ不満なく遊ぶことができる。
 完全ソロで遊ぶことができないコンテンツも一部存在するが、基本的にオートマッチング機能が搭載されているのでフレンドがいないぼっちユーザーでもほとんどのコンテンツを楽しむことができるのも魅力の1つだ。
 加えてサーバーが細分化されており、初心者や久しぶりに復帰したプレイヤーしか入ることができないサーバーや1人プレイ推奨サーバー、学生推奨サーバー、配信者専用サーバーなど多様なサーバーがあるので自分のプレイスタイルに合ったサーバーを選んで安心してプレイすることができる。

Q. 「登場するキャラクターは魅力的?」

A. はい!!それはもう、ものすごく!!

CV早見沙織
CV伊藤静
CV武内駿輔
CV小倉唯
CV大西沙織
CVファイルーズあい

ね?
今からでも遅くない。是非ドラクエ10を覇権ゲーム化させてコミケや赤ブーの同人誌即売会をドラクエ10の本で埋め尽くそう。

Q. 「具体的に何ができるの?」

A. めっちゃいろいろできます!!!!

 まずストーリーである。各バージョンでコンシューマーゲーム1本分のボリュームがあり、それが6バージョン分、加えてサブイベントも多数存在するため実質コンシューマーゲーム6本分以上のボリュームがある。
ドラクエの他のナンバリングとのストーリー上の関わりは現状ほぼない(DQ9との関連が示唆されているが、DQ9をやっていないと楽しめないことはないし実際筆者もDQ9は未プレイである)し、戦闘システムもドラクエ10独自のものであるためドラクエシリーズを遊んだことのない方も楽しむことが出来ると思う。
 ネタバレに配慮すると具体的なことを何も喋ることができないのだが、ⅧとⅨ以外全てのドラクエナンバリングのストーリーを知っている筆者から言わせてもらってもver2~ver5のストーリーはドラクエ11と同じかそれ以上だと思っているのでストーリーの面白さに関しては約束できる。更にver5からのストーリーはフルボイスになっており、声が付くことによってストーリーの臨場感や没入感を高めてくれている。
 ちょっとだけ最初のネタバレをすると(ネタバレと言っても公式サイトのあらすじに書いてあるが)、インターネットのオタクが大好きな"初手村焼き"がある。

 自キャラを可愛がることができるのも大きな魅力だ。同じスクエニのMMORPGであるFF14と同様にドラクエ10もいろんな種族になることができる。最初は人間なのだが、とある事情で以下の5つの種族の内から1つだけ選んでプレイすることとなる(ストーリーを進めると人間と切り替えできるようになる)

・赤い肌とツノを持ち、男は筋骨隆々、女はナイスバディのオーガ
・紫色の肌と尖った耳、妖精のような羽を持つエルフ
・緑の肌と大きな耳、小柄で丸々とした体がかわいらしいドワーフ
・青い肌とヒレを持ち、男女ともにすらっとしたモデル体型のウェディ
・一際小さい体にケモミミを持つドラテン界のマスコット的存在のプクリポ

 どの種族を選んでも性能差はないが(最初期はあったらしい)、キャラメイク後一番初めに行なうストーリー(いわゆる種族村クエ)はその種族毎に異なり、以降も種族によってNPCとの会話が微妙に異なったりするためそこは注意。
 種族を選んで顔や顔の輪郭、体の大きさ、髪型、髪色、肌色、目の色、リップなどのパーツを組み合わせてキャラメイクしていく。髪色はクエストをクリアすると増えていき、街にある美容院でキャラメイクし直すこともできる。ただし種族は基本的に変更できない(一定時間だけ他種族になることができるアイテムがあることはあるのだが、永続的に変更することは現状不可能)。
 また、ゲーム内で手に入る鎧やローブなどの実用装備や課金などで入手できるおしゃれ装備などを染色し組み合わせておしゃれを楽しむことができる。おしゃれを中心に楽しむプレイヤーは数多くおり、ドレア勢(ドレアはドレスアップの略)と呼ばれている。

 ドラクエ10独自のバトルも魅力だ。戦士や僧侶、魔法使いといったおなじみの職業に加えどうぐつかいやデスマスター、魔剣士などの他ナンバリングでは聞き慣れない職業などver6現在で22種類もの職業がある。呪文や特技をコマンド画面で選択して攻撃を繰り出す従来のコマンドバトル形式も健在だ。
 一方でドラクエ10独自のバトルシステムとしていわゆる「相撲」や「ゲージ」の概念が存在する。

 ドラクエ10において敵モンスターと戦闘になるとプレイヤーはバトルフィールド内を自由に動き回ることができる。敵モンスターはターゲットした味方をめがけて移動してくる。その間にプレイヤーが横入りして押したり押されたりすることを非公式の用語で「相撲」と呼ぶ。

「相撲」の簡単な図解

 加えて敵味方には「ゲージ」という概念があると言われている。わかる人にはわかる例えをするとFF4をイメージしてもらったらわかりやすい。ゲージが溜まると自分のターンが来て行動を選択することができるわけだ。

 プレイヤー側には通常のゲージしかないのだが、敵には通常ゲージに加えて「相撲ゲージ」と言うものがある。これは「相撲」が成立すると溜まり始めるゲージで、このゲージが溜まりきると「相撲」に対する反撃が行なわれる(押し反撃と呼ばれる)。通常ゲージが溜まっていて、かつ相撲ゲージも溜まっている状態でターゲット先のプレイヤーにモンスターが到達できた場合、通常攻撃→押し反撃の順で2連続の攻撃が繰り出される。
 一方で「相撲」の結果制限時間内(15秒前後)にモンスターがターゲット先のプレイヤーに到達できなかった場合、通常ゲージが消滅して押し反撃のみ行なわれる。
 このドラクエ10独自のシステムである「相撲」と「ゲージ」を活用したテクニックは特にエンドコンテンツの高難易度バトルで重要になってくる。

ターゲットされた人とモンスターの間にプレイヤーが壁に入って相撲を行ない、ターゲットされた人はひたすら逃げて時間稼ぎをする→その間はターゲットになっているプレイヤー以外は攻撃し放題→モンスターの通常ゲージが消滅する前に相撲をしているプレイヤーが壁を外して逃げ、ターゲットになっているプレイヤーも通常攻撃を受けた後モンスターから離れる→押し反撃が来るので避ける→最初に戻る

 これはドラクエ10独自の面白い戦闘システムであるものの、ゲーム内で説明がほとんど無いため理解していないプレイヤーも多い。少しもったいないと思う。
 「パラディン」の職業はこの相撲に特化した職業で、他のMMOにおけるいわゆる「タンク」職だ。操作や装備の面で難易度は高いが、上手いパラディンが敵の攻撃を一手に引き受ける様は「メイン盾きた!」「これで勝つる!」と言う気持ちにさせてくれる。
 ドラクエ10の高難易度バトルはどれも難易度が高いのだがやはりそれをクリア出来たときの感動はひとしおだ。(まあ古くに実装された高難易度バトルのボスは現環境では自分+サポ3でもクリア出来てしまうのだが……)

 なんだかんだ他ユーザーとの交流もネトゲの醍醐味だ。先述したようにドラクエ10はネトゲにしては珍しくソロでも十分に楽しめるゲームだ。とはいえやはりネトゲが他のゲームと違うところは他ユーザーとの距離感が近いと言うところではなかろうか。
 ドラクエ10ではプレイヤーイベント(略してプレイベ)というものがある。プレイヤーイベントとは読んで字の如くプレイヤーが主催するイベントのことなのだが、プレイベといっても多種多様なものがある。例えばあるテーマに沿ったドレアをして集まって写真を撮ったり交流したりするプレイベ、チームに分かれて高難易度バトルをタイムアタックしその速さを競うプレイベ、キャバクラやホストのようにプレイヤーが他のプレイヤーを接客するタイプのプレイベ、早朝に早起きして現実でもゲーム内でも日の出を見るプレイベなどなど。
 他のユーザーとの交流に苦手意識がないのであればネトゲらしく是非こういう所で楽しんでみるのも良いだろう(筆者はフォロワーが主催するドレアの交流会に行ってみたはいいものの、あまりにも人が多すぎて自分から他プレイヤーに喋りかけられずにもじもじして、かろうじてそのフォロワーとは写真を撮れたもののその後辛くて中座した経験がある)。

Q. 「今始め時?」

A. 逆に始めるなら今しかない!!!!


Q. 「……本当?」

A. 本当!!!!!!


Q. 「じゃあやるか……」

A. やったああああああああああああああああ!!!!!!


Q. 「ちなみにハマりすぎて生活リズム破壊されるとかない?大丈夫?」

A. ・・・。


 筆者はドラクエ10をプレイして今年で4年目になるのだが、総プレイ時間は3000時間を越えている。とはいえこれだけしゃぶってもまだしゃぶりつくせていない。

このような濃密なゲーム体験をあなたも是非1,100円で初めてみませんか??


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新しい冒険を是非、アストルティアで────


まってまーーす!!!!


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