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#24 日常の小さな出来事から得る驚きと感動|とべちゃんの副音声

他者との違いから自分の形を理解するのがすき。そして、その違いに気づくチャンスは特別な出来事ではなく、日々の何気ない出来事の中にたくさんあると感じる。

今日は外部会場での研修。お昼休憩に同僚数名で食事に出た。入ったお店が大忙しで、食事が提供されたのは午後のプログラムの開始時間20分前。時間厳守で開始時間までに戻るために、開始時間の10分前には店を出たいところ。大急ぎで食事を済ませて店を出ることに。食事のペース的に間に合わないだろうと思われた運営の子のPC を預かり、先に会場に戻ることに。

「あぁ、午後のコーヒー買う時間ないや。」と嘆いていたら、同僚の一人がこう言った。

同僚「いや、まだ間に合う!僕が買いに行ってきます。」
私「え!最寄りのコンビニ遠いじゃん!まずいって。」
同僚「大丈夫、大丈夫〜!じゃ、行ってきますね。」

そう言って彼はささっと駆け出した。

研修会場に戻って、急いで午後の開始準備を進めていると、気づけば私の座席には、彼が買ってきたコーヒーが置かれていた。間に合った。

仮に、運営の子のPCを預かっていなかったとしても、開始10分前であの距離のコンビニにコーヒーを買いに走るという度胸は私にはなかった。午後のコーヒーを譲って、確実に開始時間に間に合う方を選んでいたに違いない。

ここに、彼と私の違いを感じた。彼には私より、時間が迫ってくるプレッシャーへの耐性がある。そして、正確に所要時間を見込んで収めてくる力がある。同じ持ち時間でも、私と彼ではこなせることの量には違いがあるのだろうと感じた。

なんておもしろいのだろう…!
と今日の小さな出来事に興奮した私であった。