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THE SECONDとスピードワゴン

お笑いが大好きだし芸人さんは超リスペクトしているけれど、だからと言って必然的に全芸人が好きだとは言えない。

僕だって好き嫌いはある。

そんなわけで今更かもしれないけど、『THE SECOND』の話を少ししようと思います。

今更つながりで、ダウ90000で好きなコント『今更』も貼っておきます。めちゃめちゃ面白いです。


ベスト32に磁石も三拍子もトータルテンボスも残っていない
し、ノックアウトステージで2丁拳銃、ランジャタイ、タイムマシーン3号、Dr.ハインリッヒも敗退してしまった。

正直、ファイナリストではスピードワゴンと金属バットと囲碁将棋以外あまり興味がなかったと言うのが本音です。

実際、金属バットとマシンガンズなら金属バットだったし、スピードワゴンと三四郎ならスピードワゴンだったし、ギャロップと囲碁将棋だったら囲碁将棋でした。

まあ自分の好みとは逆のほうが勝ち進んだことに対しては色々思うところはありますが、そこが面白いところでもあるし、芸人ファーストの良い大会だったと思ってます。

ハリガネロックも、りあるキッズも、解散していなければチャンスがあったのかなとも考えちゃいました。

SEKAI NO OZAWA

これはもう自分の身内には何万回と言っていることなんですが、2003年『エンタを神様』を中心にお笑いブームが起こって、たくさんの芸人が世の中に出ることができました。

その中で1番好きだった芸人がスピードワゴンだったんです。

お笑いと青春ドラマの要素を掛け合わせた妄想漫才がめっちゃ好みで『M-1グランプリ2002』で敗者復活戦から勝ち上がってきた時はめちゃくちゃ嬉しかったです。

スピードワゴンが漫才賞レースのファイナリストになるのは『M-1グランプリ2003』以来20年ぶり。

『甘い言葉』でブレイクしたため、ブレイク当初は甘い言葉が先行してどの番組に出ても甘い言葉をやっていて、過小評価される傾向にあったのが僕的には不満だった。

元々は正統派漫才師で、暴走する小沢さんを「アタシ認めないよ!」と井戸田潤が制止するのがお決まりでした。

『THE SECOND』でスピードワゴンが披露した漫才は、小沢さんの1人コントに潤さんが実況しながらツッコむスピードワゴンお得意の形。

ただ、潤さんが本格的にネタに介入してくる終盤まで、どうもネタが加速していかなかった印象。

このスピードワゴンのネタは何回も観たことがあるネタだし、僕は大好きなネタなんだけど、お客さんのリアクション的に、もっと早く潤さんが前に出てくるのを観たかったのかなと思いました。

後半の叩み掛けは見事だったけど、それまではどうもエンジンがかからず、加速するまでに時間がかかったように見えました。

結果、三四郎に敗退。

スピードワゴンの『THE SECOND』は早々に終わってしまいました。

今回『THE SECOND』は潤さんが出ようと言って出場を決めたらしい。

ネタは小沢さんが作っているが、コンビを引っ張っているのはいつも井戸田潤のほう。

小沢さんをトラックの荷台に乗せて名古屋から東京に連れ出したのも、番組で爪痕残そうと積極的に前に出るのも、『M-1』にビビってる小沢さん(初年度2001年は不出場)を『M-1』に連れ出したのも、どの番組に出ても『甘い言葉』を求められ、そのプレッシャーに負けてお笑いから逃げる小沢さんにもう1度ちゃんとお笑いをやってほしいとハンバーグ師匠というピンネタを始めて挑発したのも、すべて井戸田潤。

   ロックンロールな漫才師・スピードワゴンです。

これは敗者復活戦から勝ち上がって『M-1グランプリ2002』決勝の舞台で小沢さんが言ったセリフ。

台本にそんなセリフはなく、今まで1度足りとも言ったことなかったらしいんだけど、敗者復活から勝ち上がってテンション上がった小沢さんの口から突然出たセリフらしい(笑)

この言葉どおり、スピードワゴンにはずっとロックであり続けてほしいし、ずっとずっと漫才師でいてほしいし、来年の『THE SECOND』にも出場してほしい!

今の子たちって、井戸田潤が安達祐実と結婚していたことを知らないこともそうだけど、それ以前に「安達祐実って誰?」って感じなんだね🤔

2023/06/14

飛田将行 とびたまさゆき


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