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ゲスの極み乙女・さらば青春の光のツーマンLIVEが最高すぎた

ゲスの極み乙女と、さらば青春の光のツーマンLIVEを観に行ってきた。

プロローグ


今回大阪に行くのは約3年ぶりだったんだけど、これを観るのが今回のメインディッシュ。

ゴリラホール大阪という今年1月に新設されたばかりのLIVEハウスで、最寄り駅が住之江公園駅。なので初めて四つ橋線に乗ったかもしれない。

1000人以上入るキャパのLIVEハウスで1階と2階席がある。僕は1階スタンディングの600番台だったので、会場に入ったのは開場時間から30分経った頃くらい。

荷物をコインロッカーに詰めてドリンクチケットでスミノフを買ってLIVE会場に入った。

ロックお笑い部

すでに会場の半分くらいは埋まっている感じで、僕は中央のやや左側のところに陣取ってスミノフを飲みながらスマホいじったり会場を見渡したりしながら開演を待った。

ゴリラホールという建前か、2階席には着ぐるみ姿のゴリラもいて会場を盛り上げていた。

LIVE開演10分前になるとブルーノ・マーズ『Runaway Baby』が流れ始めた。音楽のリズムに合わせて踊り出す人も。

僕は天竺鼠の将棋のネタを思い出していた。もう2人が飛車と角の姿で『Runaway Baby』に合わせて踊ることはないのだろうか?
もう天竺鼠のネタを観ることは一生ないのだろうかなんてことを考えていた。

確かに瀬下さんがやったことは許されたことではないが、それでも人間は誰しもが間違いを犯す。なので瀬下さんに限らず、間違いを犯した人間にセカンドチャンスが与えられる世の中になってほしいと願う。

会場が暗転して、舞台のスクリーンには「川谷絵音から見たさらば青春の光」というQ&AのVTRが流れ始めた。

「さらばと出会ったきっかけ」「2人の印象」「好きなコント」などの質問に川谷絵音が答えていく。VTRが終わり、大きなBGMが流れ、いよいよLIVEが始まる。

先攻・さらば青春の光
後攻・ゲスの極み乙女


先攻 さらば青春の光


暗転板付きで森田さんが登場した瞬間に会場から歓声が上がる。普段のさらばの単独では見られない光景なので思わず笑ってしまった。

1本目は『キングオブコント2017』で披露したコント『居酒屋』だ。フリの段階でクスクスと笑い声が起きていたので、さらばファンがかなり多いんだろうなと思った。システム開示のツカミの部分で爆笑が起こり、森田さんの感情がヒートアップしていくに連れて爆笑の嵐。

「エビの回収」「撒き餌をするな!」「俺のだし巻きLIVE感に使ったな!」「居酒屋において借りるとかないのよ!」「少しは俺にマージン入れろよ!」など、このコントは後半のワードが全部面白い。

コントが終わって明転になり、さらばのフリートークが始まる。どういうLIVEになるか全容がわからなくて緊張していたのはお客だけではなくさらばも同じだったらしく、それを森田さんが吐露してくれたおかげでようやく客席がリラックスしたように感じた。

さらばパートは毎年全国で何本かやる “ステゴロ” というLIVE方式と同じで、ステージ上でコント衣装に着替えながらその間をトークでつなぐという流れ。なので、2人のトップレス姿やパンツ姿が観れたりする。

僕も含めステゴロを観たことある人には免疫はあるけど、それ以外の人には新鮮と驚きがあるのか、2人が裸になったりパンツ一丁姿になった時はざわめきが起こっていた。

ステゴロは2017年に1回だけ行ったことがあるけど、その時も大阪で梅田の専門学校というキャパ30人くらいのところだった気がする。当時は野良と言われていたさらばが、ここ数年で売れっ子になったことは素直に嬉しい。

「川谷絵音との出会い」「ノーギャラ合戦」「イナヅマロックフェスの悲劇」など色々な話が聴けたし、何より会場がとても温かい雰囲気だったのもあってか森田さんのトークがキレキレでめちゃめちゃ面白かった。

衣装を観ただけで次に何のコントをやるのかわかったしまう辺り、自分はさらばのことが好きでさらばのことを追いかけてよーく観てきたんだなぁってことを再確認した。

『居酒屋』『ぶどう農園』『男優』『医学部』と計4本のコントを披露して終了した。

後攻 ゲスの極み乙女


さらばの時と同じで今度は『さらば青春の光・森田から見たゲスの極み乙女』のQ&AのVTRが流れる。

しかし何のイタズラか笑いの神の仕業か、映像が乱れまくるハプニングに会場から笑いが起こる。終いにはエラーで画面が飛んでしまいそのまま強制終了(笑)。何事もなかったようにゲスの極み乙女ターンの始まり。

1曲目は『パラレルスペック』で一気にゲスの空気感、音楽LIVEの空気感に様変わりした。

チケットぴあ側からチュロスの『Take it easy』を演奏して森田さんに歌ってもらいたいとリクエストされたらしいけれど、音楽の毛色が全く違って難しいという理由でお断りしたらしい。

チュロスとは、森田さんの中学時代の同級生(確か?)が当時組んでいたロックバンド。その中でも森田さんは『Take it easy』という曲が好きで印象に残っていて、ラジオやYouTubeでサビの部分だけ披露していた。それを最近、森田さんが完全カバーで再現した。

今回、チュロス『Take it easy』の披露があるのかが1番の楽しみだったりしていたから少し残念だったけど、音楽も観てきたもの育ってきたもので全く違うし、向き不向きがあって、簡単にコピーできるものじゃないんだってことがわかった。

M1  パラレルスペック
M2  crying march
M3  戦ってしまうよ
M4  ラスカ
M5  星降る夜に花束を
M6  某東京
M7  颯爽と走るトネガワくん
M8  song3
M9 モニエは悲しむ
ENCORE キラーボール

ゲスの極み乙女【セットリスト】

LIVEでもやらないようなかなり攻めたセットリストで、にわかでしかゲスを知らない人にとってはたぶん全部知らない曲だったんじゃないかと思う。

僕は今回さらば目的で来た部分が大半だが、実は2014年~2016年の頃はゲスの極み乙女が大好きで毎日のように聴いていた。その好きを誰かれ構わず伝えていたので結果的にめちゃめちゃ布教していたと思う。それくらい好きだった。だからその時の気持ちを思い出したLIVEでもあった。

あと、マスクを付けた状態なら声出しもオッケーだったので『キラーボール』で声出して盛り上がることが出来たのも楽しかった。ゲスのLIVEは7、8年ぶり。川谷絵音はめちゃめちゃかっこ良いし、ほないこか嬢は美しい。

エピローグ


そんなこんなでめちゃめちゃ楽しい時間でした。さらばとゲスという好きなものを1日で2回楽しむことが出来たし、コ●ナ禍になってからLIVEに行く機会が必然的に減ったので、やっぱり生の熱量を感じられるのは最高ですね。

今年のさらばの単独が発表されたし、今年も川谷絵音が曲を提供するのでどんな曲が仕上がるのか楽しみ。欲を言えば川谷さんが過去にさらばに提供した曲を披露してほしかった。まあ、曲の権利が森東のモノになっているのだから仕方ない(笑)

川谷さんのトークからはBUMP OF CHICKEN藤くん、米津玄師、RADWIMPS野田洋次郎、岡村靖幸とビッグネームが出てきたのに対し、森田さんの口からはバイク川崎バイク(BKB)、ニューヨーク屋敷といういつものメンツしか出てこなくて、メンバーの小物感、高低差が面白かったなぁ。

ここ数年でさらばもニューヨークも売れたし、BKBも小説がヒット。3人揃って『ラヴィット!』に出演したりと、こちらのゲス3人組にも光が当たり出したのは奇跡と言っていい。

売れてもクズでモテないままでいてほしいし、他人の悪口やゴシップをアテに五反田辺りで酒を飲んで風俗に溺れていてほしい。

ロックお笑い部

2022/02/07

飛田将行 とびたまさゆき

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