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20.【上級者向け】塾講バイトの心構え

皆さん、こんにちは。トビタ常務です。
今回は、【上級者向け】塾講バイトの心構えについて話す。

塾のバイトを始めて1年経過した。時給が上がった。そんなベテランアルバイト向けの記事だ。ベテランでなくても、「前回前々回の内容ができてるよ!」という自信満々な人にはぜひ読んでもらいたい。

塾講バイトの心構え① アメとムチ

今は少子化ということもあって、塾もあの手この手で生徒を獲得しようと必死。いい成績を取ると、商品券や図書カード、ゲーム機がもらえたり。子どもからしたら嬉しいものだ。だが、塾側に対してあえてこう言おう。やり方が浅はかだ。物で子どもを釣っても、それは一時の感情。「塾のシステムで得た報酬なのだから、貰って当然」と思われてもおかしくない。心には響かない。

しゃべりを生業としている以上、彼らに届くアメとムチはただ一つ。
すなわち「叱咤激励」だ。何も難しいことではない。小テストが満点だったら、「よく頑張ったね!次も満点だ!先生も一緒に頑張るよ」と声をかけてあげる。宿題を全然やってこないことが続いたら、「何やってんだ!やる気がないなら、先生も教えられないよ!」と叱る。

物よりもこういった言葉が大事だと思うのにも理由がある。私自身、塾の先生から何をもらったかなんて覚えていないが、力強い言葉で応援してくれたのは鮮明に覚えているからだ。

塾講バイトの心構え② 先回り指導

複数人に同じ説明をしていると、「あれ、ここみんなひっかかるな」という問題が見つかるはず。そういったつまづきポイントを未然に防ぐよう指導すること「先回り指導」と呼んでいる。先回り指導ができると、授業の進み具合が格段によくなる。一つ間違えると嫌になっちゃうタイプの子には効果的だろう。ぜひプロ講師である社員にお願いしてみてほしい。熱意ある先生であれば、喜んで先回り指導の手本を見せてくれるだろう。

塾講バイトの心構え③ 過去問を解く

ベテランともなると、冬は受験生を任されることも多くなる。中3生から「先生、過去問のここが解けないんだけど…」と急な質問が来ることも。そのときに慌てて自分も解き始めるようでは、なんとも頼りない。解説するまで時間がかかるうえに、慌てているあまり他の業務に支障をきたす。事前に、高校受験用の過去問を4~6年分解いておくことをお勧めする。解く際は、科目ごとにいっきにやったが良い。傾向がほんのりつかめるし、ポイントもおさえやすい。過去問を解く際の優先順位は以下の通り。

1位:英語・数学
2位:理科
3位:社会
4位:国語

個別指導であれば、英語と数学を受講している子がほとんど。だから早急に解く必要がある。次に人気があるのは理科。計算が絡む問題は特に質問が多い。言い方は悪いが、社会は「暗記しとけ」で逃げられる。国語も「ここに書いてあるじゃん」で逃げられる。逃げろと言っているのではない。あくまで優先度は低いという話だ。高校受験生は1月頃に過去問を解く。その時期は大学生だってテストやレポートで忙しい。無理のない範囲で授業準備に励んでもらいたい。

最後に

今回は、【上級者向け】塾講バイトの心構えについて話した。
ここまで3回にわたって話してきたテーマだが、これでもだいぶそぎ落とした。語ればきりがないからだ(笑)
特に今回はプロ講師を目指す人にとって礎となる内容だと思う。

[まとめ]
塾講バイトの心構え① アメとムチ
塾講バイトの心構え② 先回り指導
塾講バイトの心構え③ 過去問を解く

今回もお読みいただき、ありがとうございました。
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いつもお読みいただきありがとうございます。教育者の端くれとして、自分が持っているものを他の人に伝承していきたいと思っています。今後とも宜しくお願い致します。