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新車の匂いは空気汚染

新車の匂いは空気汚染

 香害という造語がありますが、これは本来良い香りとされるものが体調不良を引き起こすという文脈で使われます。明確な定義はありませんが人工的な化学物質の過剰使用とするメーカーもあります。
 新車に乗る際の匂いはしばしば取り上げられることもあるものの、さほど重要視していない人が多いのも事実です。ディーラーの店員に尋ねてもキョトンとされてしまう。納車作業で特に窓を開けて換気しながら走ることもしないと言います。慣れたそうです。
 しかし、昭和の高度経済成長期であればいざ知らず、一部として特別視されていたシックハウス症候群や化学物質過敏症が現在では広く認知されるようになってきました。シックハウスならぬシックカーなどという言葉もあります。本来はメーカーが匂いを除去して納車すべきではないかと思いますが…そのような認識が一般化す通信追伸るにはまだまだ時間がかかりそうです。現状、車の所有者が対応しなければならない状況です。
 実際に新車の匂いで気分が悪くなったり、呼吸器系の粘膜に異常(くしゃみや鼻づまりなど)を感じる場合もあるようです。

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