MLB Recent Debuts(6)

6/5~6/13編

Steele Walker, TEX, LF

18年CWS2巡 Oklahoma

19年にMazaraとの交換でCWSから移籍。17年にUSA大学代表入り、18年にはFirst Team All-Big 12に選出されたセンスにあふれる好打者。パワーというよりバットコントロールに長けており、バレルを駆使して長打を生み出すことが多い。Joc Pedersonと比較される。スピードはまずまずだが守備の動きは良く、コーナーでならプラスのフィールダーになれると目される。オクラホマ大では中学生の頃から知り合いだった現NFLアリゾナ・カージナルスのQBであるカイラー・マレーと共に外野を守っていた。


Matt Gage, TOR, LHP

14年SF10巡 Siena Colege
大学3年次には110イニングを投げたスタミナなどが評価されプロ入りしたものの、変化球が上手く操れず伸び悩み、18年にはリリースされる。その後はNYMやCOL、ARI、独立リーグやメキシコリーグを経て21年オフにTORとNRI契約。ある日ジオリトがショートアームで投げているところを見た際にそれを試したところうまくハマったらしい。デビューした時は29歳だった。
93マイル程度の4FB、カッター、SLが持ち球。


Travis Swaggerty, PIT, CF

18年1巡10位 South Alabama 球団13位
大学2年次はAll-Sun Belt First Team、USA大学代表に選出。翌年はAll-Sun Belt最優秀選手に選ばれた。3拍子揃ったCFとして大いに期待され、PITから全米10位の指名を受けた直後、現在の奥さんが甲状腺がんを患ってしまう。19年ごろまではTOP100位クラスの評価だったが、プロの球に適応しきれず打撃では期待されるほどの成績を残せていない。大学では三振を上回るほどだったBBも、マイナーでは少し良いくらいにとどまっている。肩を脱臼しるアクシデントはあったが元々特に評価の高かった足と守備は特に問題ないとされており、後は打撃がレギュラー起用に耐えうるかが問題。
父親の名前もTravis。好きなプロスポーツチームはタンパベイレイズとニューオーリンズセインツでデービッド・プライスのファン。




Jared Koenig, OAK, LHP

14年CWS35巡 Central Arizona College→Old Dominion→Cal State Monterey Bay

短大時にドラフト指名されたものの契約は提示されず。Old Diminionにトランスファーしたが全く結果を残せず、1年でDivisionⅡのカレッジへ再びトランスファー。ここでもイニングを消化しただけのような成績に終わり、卒業後は独立リーグを転々とする。19年にはABLにも参加した。キャリアを重ねるごとにピッチングのクオリティを上げ、遂に20年にオーストラリアへ見に来ていたOAKとプロ契約。即AAでローテ起用され、21先発で防御率3.26としっかり結果を残した。リーグの最優秀投手にも輝いている。今季はAAAでさらに好成績を収め、28歳にして初の昇格となった。

CB、シンカー、CT、、CH、4Fbを多彩に織り交ぜる。直球の平均は90マイルちょっと。
Koenigの昇格に伴ってDHAされたGabe Klobositsも36巡目指名となんともOAKらしいロスタームーブメント。頑張れKlobosits。


Chris Okey, CIN, C

16年2巡 Clemson
18U代表に選ばれるほどの実力の持ち主だったが、SDの指名を蹴ってClemsonでプレーすることを選ぶ。1年次からフル出場、2年次にはキャプテンを務め、All-Atrantic Coast Conferenceにも輝くスター捕手だった。しかしプロでは一部で懸念されていたように打撃が全く通用せず、6年もマイナーから抜け出せなかった。今季は比較的好成績を残せていたところにStephensonの離脱ということでチャンスが与えられた。
.210/.284/.333/.617のマイナー通算スラッシュラインは絶望的だが、捕手の守備能力に特化して生き残ることができるだろうか。


Aneurys Zabala, MIA,RHP

96年生まれ DR
デビュー戦で100.7マイルを記録するも2日でDFAされた。
ドミニカからSEAと契約後、デヨーングとのトレードでLADへ。さらに再びFloroのトレードでCINへ。20年オフにFAとなりPHIと契約したが翌年オフにまたFAとなってMIAとマイナー契約。
BBが減ったと思ったらHRが増え、次はまたBBが増えといった感じの安定しない成績をずっと続けている。
MLB史上100人目の「Z」から始まる姓の選手らしい。「Zabara」は二人目でCWSの方とは特に関係ないそう。


Kyle Stowers, BAL, LF

19年2巡 Stanford 球団8位
先日CWS進出を決めたStanford大学の出身。大学時代には2019 All-Pac-12 Defense、Golden Spikes Award Preseason Watch Listなどの実績。特別目立つツールがある選手でもなかったが、プロ入り後はパワーが特に強化されて21年はAAで17HR、.283 / .377/.561の成績を残す。今季もすでにAAAで12HR。やはり三振は多いのが課題。
サラサラのブロンドヘアとフルスイングが印象的。
兄のMichaelはUCSBなどを経てチェコでプレーしていた。




5月と比べて圧倒的にデビュー選手が少なくて楽。

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