見出し画像

久しぶりにカフェで過ごした時間

午後、2時間ほど一人の時間ができた。

めったにない一人の時間・・・

久しぶりにカフェで過ごした。
いい感じにすいていて、一人にしてはゆったりできる席に通された。

行く前から
「ああ、何をしよう?」
とわくわく。
あれもしたい、これもやりたいと、カバンは膨らむばかり。

まずは、これからやりたいこと、今年の目標などあらためて
ノートに書き出す。
1つ1つ思い描きながら、丁寧に書き出す。

注文したコーヒーが運ばれてきた。
こぼさないように慎重に一口飲む。
だって、一人だもん、粗相したらとても恥ずかしい。
やだ〜って一緒に言ってくれる人はいないのだから。

また書き出す。

途中で友達からLINEが来た。
返信する。
目の前にはいないけれど、一緒にいる感じ。

ノートの書き出しが終わると、少し何もしないでぼーっとしてみた。
そんな時間は本当に貴重。
ふだん、意識しないとなかなか日中ぼーっとしない。
パソコンかスマホを惰性で見て、いつも脳は動いている。
休んでいない。

次は、ショートエッセイを読み始めた。
1度に長い時間読書に充てることが難しくなってから
長編を読む機会ががくっと減った。
推理小説なんてもってのほか。どこまで話が進んだかわからなくなってしまう。
それでも、ページをめくって文字を読む、この一連の作業は
懐かしく、
「やっぱり読書はいい!」
っていう気持ちを思い出させてくれた。

隣の席のおじさんが、なんとパソコンでイヤホンもつけず
英会話講座を聞き始めた。
さすがにおじさん、口に出して発音はしていなかったけれど、
ええ?とびっくり。
そのうち知人から電話が入り、相手の声も丸聞こえで会話が始まる。
でも、おじさん、控えめな音量で話しているのがなんとなく好感持てる。

初めは、このおじさん、なんでー?って思ったけれど、
所詮ここはカフェ。
私一人の場所ではない。
他のお客さんの声があって当然。
うるさいと思えばそれまでだけど、いろいろな人間模様が見えると思うと
それこそショートエッセイを書けるくらい面白い。

やっぱりカフェっていいな・・・

今年の「やりたいことリスト」の中に、
カフェに行くことが入っている。
行ったことがないカフェに・・・。

コロナ禍で遠のいていた大好きなカフェでの時間
そろそろ復活してもいいかなと思う。

お会計を済ませて外に出ると、すっかり陽も傾いて
寒くなっていたけれど、心はポカポカだった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?