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ドルアーガ情報勝手にファクトチェックマガジン2022年11・12月号

■年の瀬ですね。

今月もドルアーガ情報ファクトチェックの時間がやってまいりました(もう11月が終わってだいぶ経ちましたが)。
前回の記事がまったくと言っていいほどバズっておらず、さすがにニーズがニッチすぎるかとも思いますが、ほぼ管理人の自己満足のために書いておりますので、今後ともお暇があればお付き合い下さい。

■その1

ゲーセンでなくファミコンでやってたけど、9229の裏技あったのはドルアーガやなかったっけ?

これはファミコン版『ゼビウス』ですね。タイトル画面で右×9、上×2、左×2、下×9と入力すると、右上に8ケタの数字が現れます。一番左の0を1にすると無敵になるほか、さまざまな内部設定が変更できます。

余談ですが、この「9229」は遠藤さん曰く「FCのゼビウスのプログラマが制作当時乗ってたオートバイのナンバー」とのことです。
FC版『ゼビウス』のプログラマと言えば、おそらく黒須一雄さんのことでしょう。

残念ながらその後の復刻版には入っていないコマンドです。

■その2

ドルアーガの文具セットも出して欲しいがあれは電波新聞社なのか

先ごろポスターのみならず、ついに下敷きが復刻され、話題となったナムコグッズ。今でこそゲームのグッズは珍しいものではありませんが、ナムコは1980年代のビデオゲーム黎明期から、自社で多彩なグッズ展開を行ったことで知られております。

季刊NG10号(1985年7月発行)巻末より。
とにかく多種多様!
同号の注文票。直営店舗のみならず、
通販も行っていたのはありがたかったです。

そして自社製品の他にも、他社よりライセンス許諾を経てナムコグッズが製造・販売されておりました。
有名なのは以下の2社。

●ペンタン

電波新聞社の出版販売部のブランド(?)、ペンタン。
前述の引用「ドルアーガの文具セット」は、まさにこちらの方です(『パックマン』等のカンペンケースはナムコ販売なのがややこしいところですが……)。

ラインナップ的に、ナムコグッズとはまた異なる実用的なグッズが多いのが特徴的。

マイコンBASICマガジン1986年4月号より。
じつはナムコ製品もいっしょにラインナップに並んでいます。

当時ベーマガの見開き広告を、ウィンドウショッピングよろしく穴が空くほど見た方も多いのでは。
ページの下には、グッズの取扱店が並んでいます。ほとんどパソコンショップなのがベーマガらしいですね。

こちらはベーマガ1989年10月号より。

後にはナムコ以外のグッズも作られました。
日本ファルコム『イース』シリーズの人気絶頂期なラインナップですが、一方でデータイースト『サンダーストーム』の下敷きなんてマニアックなものもあります。

●大里玩具

子供向け玩具メーカー、大里玩具(現・株式会社オオサト)からもナムコグッズがリリースされておりました。
特徴として、こちらは既存の玩具にゲームを当てはめたものが多いです。

NGより(号数は失念)。
キャラクタースタンプ、ドルアーガだけ8種類もあったんですね。

上記ラインナップはもちろんほんの一部で、紙袋からヨーヨー、凧、薄型マグネット……と、本当に多種多様なナムコグッズが造られました。
一方で、ナムコグッズがNGで、ペンタングッズがベーマガで定期的に紹介されていたのに対し、大里玩具グッズはあまりリストが公開されなかったこともあって、その全容は定かではありません。
もし当時グッズカタログが存在していたのなら、ぜひ見てみたいところですね。

つらつらとカタログを眺めていると、今なら端から端まで全部買えるのになぁ……と思います。
でも当時は悩みに悩み抜いて、「何かひとつ」を選んでいましたよね。それもまた良き思い出です。

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