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ひぐらし引きこもり日記17 写真

さわやかな初夏の一日 、柿の木は益々葉が茂ってきました。
連休はずっと家で調べものして過ごし、日曜に久しぶりに仕事で出かけましたが、継続可能なコロナ対策がいきわたっていて接触者のカウントをする必要がなくなってきました。赤穂御崎の割烹のご主人はマスクなんかしないって突っぱねてたけど、お客様に指摘されてしぶしぶつけるようになったそうな。味見する時に不便でかなわんってぼやいてられました。
この1週間で濃厚接触者は研修生一人。

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あまりお天気が良いので、工房にこもって仕事するのがもったいなくて、お庭の掃除とか屋外仕事に従事。
わが集落の海はお天気が良くてもわりとひっそりしています。これはちょっと前の霧がかかっていた時の写真だけど、島々が入り組んだ奥にある避難港だから秘密の海ってかんじ。

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ギャラリーがある御崎の海は晴れ晴れと胸が広がる解放感溢れる海。
直線距離で10kmぐらいしか離れていない海でもずいぶん様子が違います。

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実はこの御崎の海の写真は10年以上も前に亡くなった御崎に住んでた緞通の先輩が撮った写真。パソコンの整理して出てきました。写真って不思議ですよね。とても機械的なモノなのに撮った人の感性で全然違ってくる。
実は若いころ社会人になってから仕事を辞めて写真専門学校に入学し直したことがあります。絵は描けないからカメラマンになろうと思って。でも半年で見切りをつけて大人しく結婚することにしました。その頃の写真技術は暗室にこもって薬品を使いこなして定着させるとか、露出計を使いこなすとか、メカ音痴の私にはついていけない技術力が必要だったのです。あのころに比べると今の写真っていうか携帯カメラは凄い!撮りたい写真がいくらでも撮れる。今はよい写真を撮るためには技術力ではなく、感性で勝負する時代になってきたんですね。ってかえって難しくないか?

と、ここまで書いてHIROMIXの衝撃のデビューのことを思い出しました。
「写真のネタ帳」というサイトに興味深い記事が載っていて、今更ながらあれは革命だったのか!と思った。
HIROMIX(ヒロミックス)に学ぶ、写真作品鑑賞の極意

HIROMIXの写真はその頃もアレのどこがいいのかわからん、という意見もいっぱいあってそれは現在でも一緒だと思うけど、私にとって写真は絵や音楽や染織品やその他の美しいものと同じに、その向こうに「相手」がいる楽しいものです。わからなくてもいいじゃないですか!すべての相手を理解できるわけじゃなし。でも、あっこれだ!って思った瞬間はとても嬉しいですよね。

赤穂緞通工房ひぐらしG wrote #日記 #写真

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