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刃物が届いた

小野市の刃物職人を育てるための画期的なクラウドファンディングのリターン品が届きました。

左下の握り鋏はお世話になっている水池さんのもの。他にも刀鍛冶になりたかった息子が注文した包丁や肥後守など世界に誇る日本の職人技の品々!
私たちは水池さんのところに若いお弟子さんがいらっしゃるので、次世代の鋏は大丈夫とホッとしていたのですが、後継者問題の現状がとても厳しいことをこのクラウドファンデイングを通じて知りました。

この国の職人は絶滅するのか?
仕事は厳しく、一人前になるのに10年20年はざらにかかり、それに見合った収入は手に入らない。そしていったん途絶えた技術は永遠に失われてしまうかもしれない。誰も求めないなら無くなるのはしかたのないことだと思っています。
でも握り鋏は赤穂緞通を作るのにどうしても必要なのです。赤穂緞通自体もやはり仕事は厳しく、一人前になるのに10年はかかり、それに見合った収入は手に入らないというのは同じですが、それを作って暮らすのはなかなか楽しいことですし、それを買ってくださる方々もいます。
細々とでも緞通を織って暮らす未来が日本に残っていますように。そのために必要な鋏屋さんや糸屋さんや紺屋さんや大工さんが未来の日本に残っていますように!

赤穂緞通工房ひぐらしwrote #緞通 #日記

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