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ぼくはばく I am a tapir (baku baku)

8月に『ぼくはばく』という詩を作ったのですが、その詩が歌になりました!

キタハラエイジさんの新曲『ぼくはばく I am a tapir (baku baku)』に詩を使っていただいたのです。

自分でも気に入っている詩で、勝手に「ばくばく~」とでたらめな節つけて歌ったりしてたので、ほんとに曲にしてもらえて感激です。にたにた笑いながら聴いてます。軽やかな曲で、最初の一節から可愛いんですよ。ばくばく。

「ぼくはばく」SoundCloudへのリンクはこちら

♪ぼくはばく。ばく。ばく。
ゆめをたべる。ばくばく。

どんなゆめでもたべるけど、
にんげんのゆめがこうぶつ。
こわいがたくさんはいってて、
ばくのぼくにはごちそうなんだ。

こわいはからい、
かなしいはにがい、
はずかしいはすっぱい。

たのしいはあまくて、
うれしいはあますぎる。
ぼくらばくらは、からとうなのさ。

きょうのごはんはちとにがすぎた。
こんなときにはくちなおし。
ねているこねこをいただくよ。

こねこのゆめはみるくのあじ。
ぬくぬくやさしいくらやみのあじ。
ばくばくかむにはやわすぎるから、
こねこのゆめはちゅーちゅーすうのさ。

ちゅーちゅーゆめをすうおとに、
こねこはちいさなめをあけた。
ちいさなあたまをすりすりこすると、
ばくのあしをちゅうちゅうすうんだ。

ぼくはばく。ばく。ばく。
かあさんねこじゃない、ばく。

こねこはばくをちゅうちゅう。
ばくはこねこをちゅーちゅー。
そのうちどちらもおなかがふくれて、
やがてこねこはまたゆめのなか。

ばくのぼくもこねこのゆめのなか。



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