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2021.11~2022.01で日本⇔イタリアを行き来した話

写真は滞在中に一番長く過ごした街・Navigliの運河と夕焼けです。

このnoteはコロナ禍でイタリアへ観光ビザで渡航し、日本に帰国した備忘録です。特に日本からの出国前準備/イタリアからの出国前準備にフォーカスして書いております。

イタリア滞在備忘録は別のnoteで書くかもしれないです。

いつ・なぜ行ったの

期間:2021.11-2022.01(約75日間)
なぜ:社会人大学院生の妻がイタリアへ交換留学で渡航するので生活サポートをする目的で付いて行きました。
その他:妻とは新婚で、新婚旅行も出来ないご時勢でしたが留学に付いて行くことで「新婚旅行ではなく、新婚海外生活をしてみよう!」となりました
SpecialThanks:私が勤める会社が海外からのリモートワークを認めてくれたのが全てで、とても有り難かったです。圧倒的感謝です。

※各国の入国規制対応はその都度で変わるので、渡航する際は諸々の条件など自分で調べてみてください。

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( KINTSUGIとしてミラノで売られてた食器 )

日本出国前準備(日本→イタリア)

私が日本を出国した2011.11は日本ではコロナ感染者数は落ち着いており、欧州もオミクロン株が出る前だったのですごく落ち着いている印象でした。

①PCR検査
日本でPCR検査を受ける海外渡航用の書類を出してくれるPCR検査機関はいくつかあり値段もバラバラだったので、「検査機関まで行きやすい」「検査結果受け取りが早い」「比較的安い」場所を探しました。

東京には検査機関・クリニックがたくさんあり、検査結果に関してはどの検査機関も最速翌日でした。検査費用は2万円~5万円の幅があったので複数ピックアップして最終的に各機関へ電話で相談し、最終的に私が受診したのは東京駅にある検疫衛生協会東京診療所でした(確か2万5千円でした)。周りの機関より安いのも決め手でしたが、電話で相談した際にオペレーターさんが一番親身で対応に慣れていたのが大きな理由でこちらにしました。

経由地と最終目的地の陰性検査有効時間(国によって求められる時間が異なる-イタリアだとイタリア入国前72時間の検査結果)を調べ、最終目的地の陰性検査有効時間内に検査を行い、翌日に検査結果を紙で受け取るために再度クリニックへ訪問しました。

②入国資料
2021.11時点のEUではdPLFとGreenPassが必要でした(2022.01現在はイタリアではdPLFとSuperGreenPassが必要。SuperGreenPassは二度目のワクチン接種から6ヶ月以内の人orブースターショット-3度目のワクチン接種 を打った人に限り発行されます)。
イタリア以外に入国する際もdPLFやワクチン接種証明が必要です。

③渡航申請
外務省のたびレジに渡航国を登録しておくことで日本語で各地のアップデート情報が即座に届きます。たびレジはラインアカウントがあるので登録必須です(諸外国もそうですが、特にイタリアでは日々制度が変わるので、たびレジに助けられました)

④渡航便予約
経由便を選ぶ際に確認が必要なのは「トランジットだとしても検疫措置が適用される国(ex:ドイツやオランダなど)かどうか」です。私はトランジットは比較的スムーズにしたかったため、東京→パリ(トランジットのみ)→ミラノで入国・帰国しました。周りの人もパリや北欧経由で入国する人が多かったです。

イタリア滞在中

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( ローマで食べたマリトッツォ )

各州の制限アップデート
たびレジや各国の日本大使館から送られてくる情報を元に生活していました。例えばマスク着用ルールに関して「屋外でマスク着用は原則しなくていい」→「屋外の人が多く集まる場所ではマスクが必須」→「屋外でマスク着用義務」→「屋外でFFP2マスク着用義務」というように状況に応じて変わりました。(最終的には着用するマスクまで指定され、我々はFFP2マスクを探すために奮闘しました)

これらに違反をすると罰金が課せられるので、最新情報が受け取れるのはとても有り難かったです

イタリア出国前準備(イタリア→日本)

陰性証明の取得(このnoteで一番大事)

これをミスすると日本に入国できないです!!海外から日本に帰国する人の最大の壁でもあります!


海外でPCR検査を受ける必要があるのに加えて、日本政府が求める書面に検査結果を記載してもらう必要があります。
日本政府が求める書面に検査結果を記載してくれるクリニックを探すことが苦労でしたが、イタリア在住日本人の方々のnoteなどを見ていくつか目星は付けれました。

私はCDIでCOVID19PCR検査(Tampone COVID-19 express)を予約をしました(82€)。CDIでは、イタリア語が話せない人はオンライン予約または電話予約のみでした。私は相談しながら予約をしたかったので、英語での電話予約をしました。(オンライン予約の場合はスマホ端末の言語設定を英語にしておくと英語での予約が出来ます。)
なお、電話予約をするとCDIのマイアカウントでは予約確認が出来ません。予約確認メールがSMSで来る予定でしたが私の場合は一向に来なかったので、カスタマーセンターとのチャットサービス(イタリア語のみ)で予約確認をするため、DeepL翻訳(日本語→イタリア語)をしながら会話をしていました。

さらに私は観光ビザだったのでイタリアのCodice fiscale(納税番号)を持っておりませんでしたが、電話相談時にその旨を伝えてパスポート情報のみでOKと確認をした上で予約をしていきました。他の方法としては、CDIのスマホアプリをダウンロードしてCodice fiscale(納税番号)無しの渡航者向けアカウントを作成もできます。

検査当日は予約した検査機関へ行き、「日本政府が求める書面に検査結果を記載してほしい」、「明日中には結果がほしい」という旨をきちんと伝えPCR検査を受けました

日本への入国は現地出国72時間前までの検査が必須ですので、私は出国48時間前頃のAM09:55に検査を受け、同日PM06:35に日本政府が求める書式に記載された検査結果のPDFが登録したメールアドレスに届きました。予約時は「早くても翌日に結果のPDFを送る」と言われていたのでとても早く感謝でした。

なお、自分で予約するのがとても不安な方は、さらにお金を払うことで『イタリア語通訳者付き、検査予約代行』プランなど外注することも可能です。日本のベンチャー企業やHISなどが海外渡航者向けに行っております(私が調べた際は350€程度が最安でした。最安でも自分で予約する際の約4倍程度です。)

その他必要書類

PCR陰性証明に加え、①厚労省の求める質問表に回答して生成されるQRコード、②厚労省が指定する特定のアプリダウンロード、③誓約書の記載(誓約書は機内でも配られる) が必要です。

印刷
日本では紙の資料提出が求められることが多く、印刷をしておく必要がありました。不運なことに宿泊していた家にはコピー機がなく、平日は妻の大学で印刷できるものの、土日に印刷したいときは使えませんでした。

そこでイタリアのコピーショップ(copisteria)にて印刷をしてもらいました。
私が行ったコピーショップは「1部1€」と言われましたが対応する店員によって値段が変わったのでよく分かりませんでした(数回印刷をして、1部1€→0.25€→0.8€でした)

イタリア出国/日本入国

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( ミラノ→パリの渡航時に見たヒマラヤ山脈の雪山がきれいだった )

帰国便は入国便と同様パリ経由にしました。イタリア出国/日本入国はとてもスムーズでした。イタリア出国時は日本入国に必要な資料をきちんと揃えていれば特に問題なしでした。

日本入国前の水際対策は旅客機から降りて羽田空港ターミナルをひたすら歩き進んだらPCR検査も諸々の書類確認も淡々と終わり、最後にPCR検査結果を20分ほど待って入国手続きへと進みました。PCR検査のために梅干しとレモンの写真を見ながら唾液を収集するゾーンが本当に存在したのはちょっとだけ感動しました(本当だったんだ!的な笑)。水際対策ゾーンは日本に着陸して約1時間半ほどでした。

入国後、ホテル隔離までのオペレーションもとてもスムーズで働いている方々やいろんな乗客を対応している現地のスタッフの方々に感謝感謝でした。

私の場合、羽田空港から隔離先ホテルへ移動するバスに乗り込み、バスが動く直前まで、羽田空港からどの程度の距離のホテルへ行くかは言われませんでした。「○○ホテルへ参ります」などは一切言われず、着いて「あ、このホテルなのか!」となりました。

以上、コロナ禍の日本⇔イタリアの渡航備忘録でした!また別のnoteでイタリア滞在記でも書こうかなと思います!

(文責・写真:轟佳大 @tdys13)

追記

無事に6日のホテル隔離が終了しました。私が滞在したホテルはご飯として提供されるお弁当のバラエティがとても豊富で唯一のイベントである食事をとても楽しめました!

ホテル生活は細かなルールが存在し、そのルールに則り生活をする感じです。( 例:UberEatsはOKだが、ナマモノ禁止・お届けの翌日に部屋に配達するため冷えてもOKなものやインスタント食品のみ。Amazonなどのネットショッピング注文・配達もOKだが、注文品によっては配達不可(アルコールなど)。 )

私はホテル隔離初日にmacbookの充電器が壊れてしまい、PCが文鎮と化してしまいましたが、Amazonで注文しホテルのフロントまで配達してもらい、ホテルのスタッフさんに部屋まで届けてもらいました(部屋から1歩も出ては行けないため)。圧倒的感謝です。

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