・夢ならばどれほどよかったでしょう。実はこの三連休のどこかで某テーマパークにでかける予定にしていた。ところが私が発熱した。発熱で中止。小学生か。

・思えば小学生から社会人をドロップアウトしちまった数年前までにかけて、私の「熱が出たから休みますサーセン」はその八割が仮病だった。いやちょっと盛りました。ほんというと九割は仮病。ガチだったのは低学年の頃に親戚が某博覧会に連れて行ってくれるというその前日、楽しみすぎて倒れたとき。それから仲良くしてくださっている友人に誘われたとき。今でも思い出すとしんどい。どうして人類は楽しみにしている旅行の前日に限って熱を出すんだろう、自分でもいまだそのメカニズムがわからない。
その数度を除き、これまで人生における面倒くせえ行事の度々を「熱が出たので」「体が弱いので」「過敏性腸症候群なので」「繊細さんなので」で逃げ過ぎ越してきた日々の報いをこんな形で受けるとは。これがざまあか。わしゃ悪役令嬢ナロインにざまあされる真面目系クズの正ヒロインか。

・先月も風邪をひいて治ったばかりだったのでさすがに自分の免疫力が３の倍数でアホになっていると自覚し、発熱外来を予約して受診した。
心あたりがあるようなないような二種類の感染症の検査を受けてどちらも陰性。またしても風邪か。
というか気づけば喉がゲロ痛い。咳き込んで内臓ぶちまけそうになる。
昨今問題になっているせいか医者は咳止めの特効薬を出し渋り、痰がきれやすくなるという軽い薬を処方した。発熱も落ち着いているし、どうせただの風邪なのであとは市販の風邪薬で対応してよし、ここからグアーッと症状が悪化したならまた診てやるとのこと。

・処方された薬を受け取ったあと、地味にポイントを溜めている別のドラッグストアまで移動した。
あなたの咳にダイレクトに効く！的な風邪薬の空箱が展示されている棚で長考していると、薬剤師がすっとんできて、風邪薬を買うにあたって自分の説明をきいてほしいという。これも昨今の問題のせいか、かなり重いことになってるんだな！　やりとりのあと、「薬剤師説明済」というプレートを渡されレジで提示するよう指示された。結局、常備用のタイレノールとＰＬ錠を買った。

・で、どうなったか。

・その後半日で熱が下がり、今朝には咳も消えた。ちょっと鼻がむずがゆい。そして前回の記事を読み返して思ったんだけど、私あれだな、たぶん年始のＴＯＫＹＯど真ん中の人混みで風邪ウイルスをゲットしたな。秋葉原土産だよ。
まあとりあえずどうにかなった。よかった。

………。
……。

・よかねえよ。
　行けなくなった某テーマパークのチケット代がえげつない。日付指定なのでリスケできない。あじゃぱーなのだ。
家計の遊興費から出しているので私個人の貯金から補填しますと夫に伝えたがそんなこと言われちゃ夫だって「大丈夫、気にしないで」と返すしかないだろう。これでは気にしないでと言わせるために謝った形になってしまいさらに申し訳ない。
　そして連休最終日、夫はまだ寝ている。
　ふて寝かもしれない。ごめんなさい。