見出し画像

デブ光線 2023/01/07

・子を持っていないのだけれど、世間一般からみると年齢的にも体型的にも「お子さんをひとり成人まで育て上げて一息ついてる大ベテランの肝っ玉母さん」に見えるらしい。
まあたしかにここまででっぷり太っていると、地球人全体のマンマ認定されても仕方ないこととは思う。もう愛だとか恋だとか難しく言わないであたしの子どもになりなさい(中島みゆき)。

・ということもあってか、ひとりで飲食店や交通機関を利用していると、ほぼ確実に子連れの団体が近くに座ってくる。たぶん私には
「こどもが近くで泣いても騒いでも動じず、むしろお母さん大変ですねといってくれそうな大パイセンママ」
の威風堂々たるオーラが漂っているせいだと思う。

んなこたあないのだ。

でも人間はポリス的生物だから、とりあえず与えられた役割を演じようと努力してしまう。ひとは悲しきヒューマンなのだ。何いってんだか自分でもわからんけども、とにかく、世間からそう思われてるんだったらそうでありたいと願ってしまうのだ、自分自身に。

・実際のところ私は少々耳が弱くて、大人でも子どもでもベイビーちゃんでも変わらず他人の泣き声がちょっと苦手なのでアカチャンのご機嫌が傾いてきたら奥歯を噛んで笑顔で「大丈夫ですよ」と宥めるか、そっと席を移動してしまう。体型に似合う自分自身でありたい。(結論)

・そして全地球のママたちにエールを送りたい。ほんとすごいよお母さんたち。私にできることは文句いわず税金をまじめに納めることぐらいしか思いつかんけども……みんなすくすく育って幸せになあれ……