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インドネシアの結婚式がヤバかった件について

ちょうど1ヵ月前、インドネシアの友人から結婚式の招待状が届いたという話をしたけれど、現地時間の昨日、式があった。

共通の友人がほんとに現地から中継してくれて、インドネシアとセントビンセントの時差は11時間だから、こっちの時間で金曜日の夜中12時半ごろから始まった。

さっそく見出し画像で見せてしまっているけれど、びっくりした。やべえ。ドラクエやないか。

王族とか貴族感がすごい。

玉座があるやないかと。

見にくいけれど、真ん中に2人が座る白い大きな玉座があって、同じ列の左右双方に黄金の椅子が8つずつ。

ゲームオブスローンズやないかと思った。(観たことないけど)

参列者も、何人いたんだろう、1,000人は言い過ぎかもしれないけれど、沖縄の結婚式より多い印象を得た。4~500人はいたんじゃないかなぁ。ひょっとしたらもっといたのかも。

食事はこんなふうにビュッフェ形式。たぶん参列者の数があまりにも多くて管理も把握もできないからだろうなと思う。実際、ぼくも招待状はもらったけれど、参加の有無の確認はなかったし。


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やっぱり金持ちはすごい。

以前と重複になるけれど、新郎の方がぼくの友人エドウィンで、彼がまだ医大生で神戸に留学してるときに出会った。

当時、同じようにインドネシアから来ていた子が、ガンダムのプラモを買いあさっていて、これをインドネシアで売るんだと目をキラキラさせていたとき(インドネシアでもガンダムは人気だけどプラモは日本より高く、せどりで稼げるらしい)、君も小遣い稼ぎはしなくて良いのかと聞いたら、「ぼくはお金に困ったことはないから大丈夫。彼は商売人の子どもだから。」とさらっと言ったのを覚えている。

後に、実家はとても大きな家で、欧州の新車を乗り回し、使用人も多くいるという医者一家の名家の子ということがわかるのだけど、当時からナチュラルにその片鱗はでていた。

まぁ、金持ちだろうがそうじゃなかろうがぼくらの関係には全然関係ないのだけど。

来年か、再来年、別のインドネシア人の友人が結婚式を挙げそうなので、できればそのときはいっしょに会場でお祝いしたいなあ。

それで、インドネシアといえばイスラム教だけれど、彼らはキリスト教。

宗教とインドネシアの文化がどんな風に結婚式という式典で表れるんだろうって興味があったんだけれど、被り物はインドネシアっぽいけれど、服装は洋風ということになるのかな、タキシードとウェディングドレスかな、たぶん。

参列者はスーツもちらほらいたけど、バティック(インドネシア更紗)のシャツが多かった。

ぼく最近よく思うんだけど、こういう自国の文化を大切にしてるというか、全面的に欧米に染まらないのってすごく良いなぁと思う。彼らは日常的にバティックを着てたりするわけだけど、日本だとそんなことまずないもの。現代的にアップデートしたカジュアルな和服ってないもの。アイデンティティクライシス。一通り、うわぁすごいな素敵だなぁと思ったあと、ふと自国の文化に重ねようとすると当てはまるものがなくて、ぽっかり空虚感があるというか、一抹の寂しさを感じる。気のせいかもしれないけれど。


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ちなみに、今年の4月にイスラム教徒のインドネシアの友人が結婚して、共通の友人はいないから中継はできなかったから写真だけもらったのだけど、こんな感じ。

これはイスラム教の洋風スタイルなのかな。ヒジャブ被ってるし。

伝統衣装スタイル。

こういう文化が顕著に表れる瞬間をみるのって良い。

ほんと、おもしろい。

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