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じゃ、ちょっとセントビンセント行ってくる!#0

8月のお盆休み中に青年海外協力隊の採用通知が届き、夏休み明け20日に退職届をだし、1カ月で怒涛の引継ぎを行って退職し、東京の部屋も引き払って実家に戻り、10月から12月半ばまで派遣前訓練、少し間があいて、今日1月21日ようやく任地セントビンセントへ向けて出発する。

派遣前訓練までが忙しかったからか、訓練が終わって実家に帰ってきてからはしっかり冬眠して寝てばかりいた。びっくりするほど寝た。朝起きて朝ごはんを食べて寝て、本を読んで昼ご飯を食べて、本を読みつつ寝てみたいな都会の喧騒を離れた静謐で優雅な生活。

セントビンセントは南国だから腹筋バッキバキに割ってデビューしたいな!なんて思っていたけれど、トレーニングなんてほとんどしてないんだから割れてるはずがない。

さて、本来なら「いよいよ出発だから気合入れて頑張ってくるぞ!うおぉー!!」みたいなやる気に満ちたことを書くべきなのかもしれない。

けれど、残念ながらぼくはそんなキャラ設定じゃない。ぼくはクールな男で通っている。

それで、わざわざこんなことを書いているのは今後のnoteの運営方針を少し示しておきたいと思ったから。もともと、このnoteはぼくのメモ的な使い方をしようと思っていたけれど、週1程度の活動報告的なものを書くマガジンと日々の日記を書くマガジンに分けて更新していこうと思う。

活動報告は自分にプレッシャーをかけるためというのが9割なんだけれど、報告だけじゃ簡素で面白みがない。ぼくは、後進のために何か残したいとか伝えたいという思いがある。

別にぼくはまだ何かを成し得たというわけではないけれど、それでもぼくが到達したところまでを伝えるというのは、誰かにその道を伝えるであったり、誰かの可能性を広げることにつながると思っている。

そんな道があったのかとか、そんな方法があったのかとか1人でも思ってくれたらうれしい。

それはかつてぼくが欲しかったものでもある。

ぼくは兵庫県の田舎の生まれで、大学に行くまで外国人は3人しか見たことなかった。そしてそのすべてがALTだった。そんな環境だったから留学なんていう発想がそもそもなかったし、英語を真剣に勉強し始めたのも20歳を過ぎてからだった。

ずいぶんと時間をロスしてしまったなぁと思っている。同時に、都会に生まれた人は若い時から色々人生の選択肢に気づけて良いなと心底思った。ぼくだって都会に生まれてればなぁと何度も思った。

だから、ぼくより下の世代にはそんなふうに思いを持ってほしくないと思っている。

ぼくが誰か友達に話すように気軽にぼくの経験を語ることによって誰かの才能を開花させるきっかけいになれば、そんな尊大なことを胸に秘めてくだらないことを書き連ねていこうと思う。


謝辞

2年間も帰国しないというのに、荷物は90ℓの大きなスーツケースと20ℓのバックパックだけ。おまけにバックパックの方にはガジェットと分厚い本しか入っていない。そしてパッキングを始めたのは前日の夜11時。夜中2時までかかってしまった。

そんなしっかりした事前準備の下、計画的に出発まで物事を進めていたから、派遣前訓練終了から出発まで1か月近くあったにも関わらずあまり人に会えなかった。ひとえにぼくの不徳の致すところです。

特に、新年会やろうよと言い出しておきながら、そんな約束してないかのように音沙汰なく振舞ってしまった大阪の水都系のみなさま、「16日やったら行けるよ」と約束しておきながらドタキャンしてしまった協力隊同期の大阪近郊のみなさん、ほんとにごめんなさい。こたつに入ったら動けなくなってしまう持病が炸裂してしまいました。

そして、以前「グローバルに活躍する皆さんはまさか東京が遠いなんて言わないですよね」とかかましておきながら、会いに行きたかったけれど、一言も声かけず華麗にスルーしてしまったラングリッチ系のみなさん、すいません。東京は遠かったです(Koichiには京都で会えました)。

それから、神戸のみなさん、せっかく忘年会セッティングしたのに、体調悪過ぎてほぼ飲まず食わず、喋らずでごめんなさい。言い出しっぺやのに丸投げしてごめんなさい。

そして、年末のくそ寒い中いっしょにキャンプしてくれたDavina Classのみなさん、2泊3日の2日くらいはゲロ吐くか寝るかだけで、なんにもしなくてごめんなさい。みなさん優しくて、トイレで泣きながら吐いてました。途中で「あれ、これ感染するやつやったらどうしよ」って気づいたけど怖くて言えなかった、ごめんなさい。嘘で良いいから体調不良にならなかったよと言ってください。

ダメなことしか書いてなくて辛くなってきたんですが、最後に、急な連絡にもかかわらず、わざわざ時間つくってくれて会ってくれたみなさん、ほんとにありがとうございます。ずっと友達少ないと思ってたけど、実は多かったのかもしれない。この数週間、なんだか人気者にでもなったようでうれしかったです。

みなさんと出会っていなければぼくの人生は関西だけで、刺激の少ないもので終わっていたと思います。まさか自分が来年の今頃はどこにいるかわからないようなふらふらしたライフスタイルを送るとは20歳の頃は思いませんでした。ありがとうございます。これからもふらふらするのでよろしくお願いします。

基本ダメ人間ですが、これでも前に進んでいるので温かく見守っていただければと思います。

じゃ、ちょっと行ってきます!

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