二日続けて不思議な夢を見た。

ひとつ目は、誰かに刺される夢だ。ほかのことはよく覚えていないが、今まで見たことないタイプの夢だった。
こういう時、だいたい一思いに刺してもらえるのだが、今回はただナイフを右脇腹に当て、チクチクと掠めるような……そういうことをしてきたのだ。痛くはないが、妙に不快な夢だった。

二つ目は、広い庭に出る夢だ。私は用を足そうと(これに関しては本当にトイレに行きたかっただけだと思うが、一応書いておく)部屋の外に出た。なぜか大きな日本屋敷に居て、外に出ようと扉を開けると(障子ではなく扉だった)濃い霧が立ち込めている。もう一箇所の扉を開けても同じだ。霧の薄い方の扉から庭に降り、先に進むと少しずつ霧が晴れていく。

私はああいった庭の、ちょっとした橋だとか、石から石へ飛んで歩いて遊べそうな道が好きだ。だからそれほど違和感を持たなかったのだが、とにかくそういう道を進む。それなりの池もあった。よく見えないのは、霧が深いからだろう(と考えていた)。やがて、広い空間に辿り着いた。そこには「いかにも」な公衆トイレがあったものの、先に人が入るのが見えたため、その場でしてしまおう、と思った矢先人が来た。そこで目が覚め、生活に戻っていった。