あまりのある大きな数の割り算

息子があまりのある大きな数の割り算をやっているが,なかなか難しい。具体的には23000÷400とかである。これを0を消して230÷4=57あまり2としたあとで,あまりの0を復活させて200とするらしい。

 僕が大人になってからやる「あまりの割り算」なんて飲み会での13000円を3人で割るぐらいである。割る方も大きいあまりのある割り算なんて大人になってからほとんど,使ったことがない気がする。ただ,あまりのある割り算において0を消して復活させるのを間違えないようにするためには重要なのかもしれない(使うとしたら残りの予算で鉛筆が何本買えるかとかかな。ただ消費税のせいで多くの場合,0は消せないが)。

 息子が0消し・復活を意味を理解せずに操作的にやっているので,このような説明した。

僕「1円玉が70枚あるでしょ。これを20円ずつ分けると何人に分けられる?式も含めて考えてみて。」

息子「70割る20で3あまり10だね。」

 このくらいの計算は頭の中でできるようになっている。まだよく間違えるが。

 お金にしたのは,0を消すという操作をわかりやすくするため。

僕「そうしたら,1円玉10枚を10円玉に考えてやってみよう。10円玉が7枚あるでしょ,これを2枚ずつ分けると何人に分けられる?式も含めて考えてみて。」

息子「7割る2は3あまり1」

僕「そうだね。10円玉が1枚だけあまっているということは,金額に直すといくらあまっている?」

息子「10円。」

僕「いま,大きい数の割り算で,0を消して計算してからあまりの0を復活させているでしょ。それと今やったことを関係付けることはできる?」

息子「あ,わかった。ママに説明してくる。」

 本当にわかったのかいなと思ったが,説明することで理解が深まるので,ここで妻にバトンタッチした。息子は悩みつつも妻に説明していたようだった。

 ところで,こういう説明って習う時にされるんじゃないのか?息子は僕の説明で初めてわかったような感じだったが,ちゃんと授業を聞いているのだろうか。プリントが配られたら説明を聞く前に問題をやりはじめちゃいそうな性格だしな。少し心配である。


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