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式の変形は難しい?

息子が算数で式の変形に苦戦している。具体的には次のような問題である。

(a) □+7=26
(b) □−10=24
(c) □✕4=64
(d) □÷6=3

 息子はこれらの問題を次のように「足すと引く」,「掛けると割る」を対応させて解いていた。

(a)  □=26-7=19
(b) □=24+10=34
(c) □=64÷4=16
(d) □=3✕6=18

 このような解き方をしていたら,次のような問題につまづいたようだそうなのである。

(e) 34−□=24
(f) 18÷□=3 

 これを同じように解くと

(e) □=24+34?
(f) □=3✕18?

 間違っているのは明らかなのだが,「足すと引く」,「掛けると割る」の対応を操作として捉えすぎて,間違っているっぽい。そこで,次のように説明した。

(e) 34−□=24
1. 左辺と右辺に同じものを足しても,左辺と右辺は等しいので,両辺に□を足す。
   34-□+□=24+□
   34=24+□
2. 左辺と右辺から同じものを引いても,左辺と右辺は等しいので,両辺から24を引く。
   34−24=□
   10=□
(f) 18÷□=3
1. 左辺と右辺に同じものを掛けても,左辺と右辺は等しいので,両辺に□を掛ける。
   18÷□✕□=3✕□
   18=3✕□
2. 左辺と右辺を同じもので割っても,左辺と右辺は等しいので,両辺を3で割る。
   18÷3=3✕□÷3
   6=□

 この説明で計算ができるのはわかったみたいだけれど,一度に答えが出ないからか,自分で式変形はするのは,まだ苦戦している(あと,□を足したり引いたりするのが難しいっぽい)。

 こういうのは,問題を沢山解けば慣れるのだろうけれど,どう考えたらわかりやすいのだろう。

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