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ドクターヘリとタケコプター

どこかで事故でもあったのだろうか,ドクターヘリが飛んでいた。

僕 「ヘリコプターってどうしてしっぽに小さいプロペラがあるか知っている?」
息子「知っているよ。小さいプロペラがついていないとくるくると横に回っちゃうんでしょ?」
僕 「そうだね。小さいプロペラがついていないとくるくる回っちゃうね。それじゃあ,あのドクターヘリを見て。小さいプロペラがついていないよ。それだとくるくる回っちゃうんじゃない?」
息子「あれ,本当だ。どうしてついていないんだろう?」

僕 「息子君は,ダイソンの扇風機を見たことある?」
息子「知っているよ。羽がない扇風機だよね。」
僕 「そうそう。ダイソンの扇風機は羽が内部にあって,そこで作られた風が穴から吹き出すんだよね。ドクターヘリも内部のしっぽの付け根あたりにファンがあって,そこで作られた風がしっぽから吹き出すことによって,小さいプロペラの代わりをしているだよ。」
息子「どうして,羽を内側にしたの?」
僕 「ヘリコプターの事故の中で小さいプロペラが障害物にあたって壊れる事故が多いからじゃないかな。」

僕 「それでは,以前に見た,自衛隊の2つプロペラがついている大きいヘリコプターには小さいプロペラはついてなかったよね。どうしてついていないかわかる?」
息子「2つプロペラがついているから?」
僕 「そうだね。実は,2つのプロペラが逆向きに回転することによって,くるくる回らないようにしているんだ。」

僕 「では,ドラえもんのタケコプターはどうかな?」
息子「本当は,羽が1個しかないからくるくる回っちゃうね。」
僕 「そうだね。」

僕 「そういえば,息子君,ドラえもんのタケコプターのラジコン持っていなかった?」
息子「ちょっと待っていて!」

息子がドラえもんのラジコンを持ってくる。

息子「羽が2個ついているね。」
僕 「大きいヘリコプタと同じで2つの羽を逆向きに回転させているんだね。」


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