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かない、クバ、コヤノ 古着屋、俳優、苗屋。ダンサー、コンポーザー、ライター。80年代の…

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かない、クバ、コヤノ 古着屋、俳優、苗屋。ダンサー、コンポーザー、ライター。80年代の京都にうまれる。人前でも心を裸にできるよう。とどのつまり、表現X、体験Yを同一直線上にしようとする。

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    くばのきじのまとめ。

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最近の記事

タオルはなぜ白い?

「いやぁ子ども三人もおってたいへんですわぁ、いや可愛いんですけどね!」 「うちは子ども欲しくないんですよ。」 という会話はなぜかあまり交わされない。 いまの日本での回答例はおそらく以下のようなものである。 「いやぁ子ども三人もおってたいへんですわぁ、いや可愛いんですけどね」 「可愛いでしょうね!こどもは本当に好きなんですけどね、自分達はイメージ”まだ”わいてなくて」 そりゃそうなんだ、誰にとっても「子ども欲しくない」「子どもいらない」という言葉が少しキツく聞こえてしまう

    • 僕から母乳が出る頃〜王道的その日暮し〜

      次男が産まれてから、精密にいうと、長男が飛び跳ね、次男が部屋の中を這いずり回る頃。 自我、、、自我っていうのかな、自分の中にある、こんなことしたいなぁ、とか、こんなもんが好きやなぁっていうのん、それがパァーーーーンって破裂して、姿が見えなくなった。煙のように雲散霧消。気づいたらおらんようになってた。 長男ができた後はまだ、自我、、、自我っていうのかなぁ、そんなんが燻ってた、それどころじゃなくて、そこらじゅうに火の手をあげてた。やれ、気に入らん、あーあれやりた、絶対やらなみたい

      • 脳の汁を搾る

        ぐらいの気持ちでタイプせな文字が出てこおへんくらいに久しぶりに打つ。 あまりにも沢山いろんな事があったのでどれから話そうか。 タイから帰国後、離婚について彼女とかなり話し合った。 ある日チェコ人が泊まりに来た。 ペルー人の女の子二人組が運転する車を富士山の麓でヒッチハイクしてここまで彼は着いた彼は、"marriage doesn't change the relationship"という言葉を残し、ポルトガル人の運転するトラックに乗って去っていった。 こんな俺らでも日本の

        • News letter of year-end

          from Canai at O to & 2022 dance よく踊った バトルとショーケース 来年は2 on 2 used 質の深化 遠藤もよう頑張った live 数はもとより 終わってみると多彩な編成 瞬間最高風速を幾度か更新 staydio 去年よりも泊まった人は少ない 濃い 出音の多彩さと一回性は評価していい love 常にあるか 向上の余地あり life 安定感は出ている より軽やかに 気楽に write 来年に期待 listen 12月は篭った

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          やめるのやめるの

          Sin O to & を開けて丸三ヶ月、日中の気温が高まるにつれて、川島に引き上げることを強く考えるようになっていた。 今年の七月は暑かったから特に。 居心地の良い=流れのある場所で生きたい。 そう思って辰野に引っ越してきてもうすぐ5年。 住環境を整え続けてきた。 商店街にシンオトトを作って、店番が嫌で、出勤なんて言葉使い出したら既に末期的。 七月末に孝太さんにやめることを伝えた翌日、美容師のオオツキさんがフラッと来てくれて、引き留めてくれた。 それで一晩考えてた八月

          やめるのやめるの

          メキシコから帰ってきたら街の熱量にあてられた

          朝、朝、狐の嫁入りの朝。 一週間の自宅隔離が終わって昨日、二ヶ月半ぶりに辰野の商店街に行ってみた。 DIYの街、辰野。 この街では5、6年前から、持たざるもの達が集い、足りないものはフロンティアスピリットで補い、小商いを始める機運が高まっている。 メキシコ話はいつかまたするとして、僅かの間に知り合いが新しい場所を2つ作っていた話から。 一つはハンナの「月夜のこまもの屋」。 3階建のビルヂングをフルリノベ、いやー完成度の高さに唖然としました。 お金も時間も熱意も彼女の持てる

          メキシコから帰ってきたら街の熱量にあてられた

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          「サイコパスから身を守る唯一の方法は、自身が相手を上回るサイコパスになることだ。心に鉄壁の防御を巡らせ、敵の精神を完膚なきまでに粉砕するのだ」 ーーーP. J . コリンス「わが血肉たる思想」  彼はその彼曰く有名だという一節をつぶやいて、夜の街を彼の戦場へと戻っていった。そして敗北した。気がついた時には彼は養育不適格を裁判所から言い渡され、親権をはく奪されており、彼の妻は夫の暴力の被害者として周囲の同情を一身に集めていた。彼は打ちのめされ、体調を崩し、仕事を辞めた。すべ

          ある夜

          ガレージで週4くらいで踊ってる。先週は週5 午前中は遠藤産業の仕事でビンの回収をしている。今週週5 あれっ? 一週間って何日 というくらいよう動いてる。 月3回くらいライブやらなんやら入る。 週一バンドの練習をしてる。 自炊は去年の今頃よりも少し減った。 10/16はtakkidudaのライブだ。 そこに対バンの依頼が入った。 調整中だがお受けする流れにほぼ決まり。 今日は二十歳にも満たぬ彼らが泊まりにきてくれている。 今星を見に散歩へ出かけた。 tom misc

          ハレ

          さぁ泥酔に任せて歌してもらってますけども 週4くらいで踊って たまに友達と話して いかに静かにタイプを打つか 1.somethingGBの動画を送るのにかれこれ1時間弱費やした時間も97%, 時は令和、貧民街にて。 これはみんなに聞いて欲しいし、そういう意味やと11/3は楽しみ。 さては11/16 by takkiduda えらい写真も送られてきてるけど。 文字数は温度、高めるとこまで あぁいと踊り 今宵も ハレ

          あいつが煙草をやめた日

          一年前だった。 彼は岡山にいた。 これしかない、と思って行ったものが冬にダメだとわかった。 酒を飲む日が増えた。 春になった。 仕事を変えた。 変えざるをえなかった。 僕もその方がいいと言った。 彼の兄弟弟子が来た。 秋にまた来た。 とびきりの友人を連れて。 それが昨日だった。 おうい元気にしてるか。 こっちはこっちでぼちぼちやってるで。 今日なんかは思いっきり踊れてご機嫌やで。 遊ぼや。

          あいつが煙草をやめた日

          We put a spell on each other.

          自分は小説を書かないといけないと思っている。書きたいとか書きたくないとかでなく、書かないといけないと。書きたいことが見つからないまま。ここ20年くらい。そう。クバの書いた通り、To Do Listの一番上にずっと鎮座している。まったく手つかずで。そのせいで僕はこの20年、夏休みの宿題を何もしないまま外に出かける2学期が始まる3日前のような気持ちで過ごしてきた。端的に言って、ひどく苦しい。呪いと言っても過言ではないだろう。 この強迫観念を解き放てば、楽になるのだろう。すっぱり

          We put a spell on each other.

          金井メキシコ

          クバさんがコヤノくんを連れて帰ってきた。 はずだけど今、この気配の無い部屋にノックをする。 いなそうだから少し音を出してみる。 つもりで書いている。 コヤノくんはクバさんの古い友人で、僕はまだ会ったことがない。 よく名前はお聞きしております。 どうも初めまして、な感じはきっとしない。 --- 今日、辰野の町中に& garageというダンススタジオがオープンする。 これは昔バスの洗車場だったところをセメント流し込んだりなんやかんやして出来た踊る場所。 飛び続けるから踊

          金井メキシコ

          それは中毒とおなじ

          「今」その目の前の楽しみのなかに、思いっきり息をすること、、、体験Y。 それに対して、何かをつくりあげたいという欲求。音楽、文章、、、表現X。 その二つがどうやら、ゆっくりとゆっくりと乖離していっていることに、コヤノと一年ぶりくらいに長電話して気づいてしまった。 大陸が割れて離れていくように。 そしてその距離が生み出しているのはただの苦痛かもしんれません。 超簡単に言うと「なにもつくれていない」という気持ちのせいで、今夜のご飯、まずくなっていないですか?ということ。 僕

          それは中毒とおなじ

          小蛇、青大将、おろち

          妹が蛇に噛まれる夢をみた。 どうか無事を祈るし、多分大丈夫やけど心を配り、込めて。 --- 家の前だった。 お客さんが10人くらい来た後だった。 玄関を出て見送っていると隣の家との境で叫び声があがる。 小さい蛇が僕の足元をすり抜けていく。 まぁまぁ大きい青大将が見える。 「離れて」 やや大きめの声を放つ。 地点まで3メートルの範囲まで近づく。 両脇に扇の輪郭を備えたオロチがこちらを威嚇し立ち上がる。 少し下がる。 と、妹が僕の脇をすり抜けてその地点に入っていく、そして転ぶ。

          小蛇、青大将、おろち

          suspended

          クバさんと連絡が取れない。 patchbaysによるnoteは一年と少し前、彼と6本パックを開けたところから始まった。 連絡が取れなくなってから数記事書いたが、今の状況でここに書き続けることに違和感があるので、当面休止とする。 再開については編集者であるクバさんに委ねます。 読者の皆さま、ここまでお付き合い頂きありがとうございました。 今後どうなるかはわかりませんが、個人としては何らかの形で文字を打つことを続けようと思っています。 この場所に随分と背中を支えてもらった

          Counter Conductorless Choir

          小学生くらいの頃、「カナイ指揮んなや」と言われることが結構あった。 結構ショックな感触残ってて、「そんなつもりなかった」と「悪気あってやったわけじゃない」の半々。 だれに言われたか、顔を思い出せないのに今気づく。 ずっと棘は刺さってたけど、今抜けた。 細かった体、それは今も。 足クラスで最下位を争うほど遅かった。 中学入って運動部入って、高校の頃のスポーツテストで50m走クラスで真ん中くらいになって嬉しかったのは静かな秘密。 クバさんがほぼ音信不通になって記憶では10日ほ

          Counter Conductorless Choir