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デイヴ・ザ・ダイバー【今日のゲーム体験】

ダイビング、好きだけど寒いし頭痛くなるのが難点だよね。

やりました。デイヴ・ザ・ダイバー。
とにかくリッチだなあと思った。ドット風アニメーションがとにかくたくさんある。

基本は「海の中を探索してモリ突き(サメにやられることもある)」と「寿司屋の配膳バイト(ビールをうまく注げ!)」の2本立て。それにところどころあらゆる種類のミニゲームが挟まる。単純なところだと連打とかレバガチャとか。僕はまだ到達してないけど音ゲーもあるらしい。なんで?

全体としてはやっぱり、「じゃんけんみたいな単純なゲームでも最初の1回は楽しい」という原則を丁寧に追ったゲーム、という感じ。たくさんやることがあるから飽きづらい。

でも、それだけ。
なんというか……「フェチ」が薄いゲームだと感じた。「これをやらせたい!」とか「俺はこれが面白いと思ってるんだ!!!」みたいなのが見えてこない。
ダイビングと寿司のゲームだから魚が好きな人が作っているのかな?とも思ったけれど、全然そんなことない。ここには一家言あるぞ僕。確かに登場魚種は多様でドットでの再現度も高いけれど、生態まわりには一切こだわりを感じない。

なんでクマノミが中層ほよほよ泳いでるねん!!!!
なんでネムリブカがこっち見た瞬間猛烈な勢いで追いかけてくるねん!!!!
なんでミノカサゴも敵対種なんだよ!!!あいつらおとなしいわ!
なんでギンガメアジが水深浅いとこにいなくてしかも単体やねん!!!ギンガメトルネードは??????
それよりも何よりもカエルアンコウがふよふよしてるのは絶対におかしいだろ!!!!!!!!

ぜえ、はあ。ぜえ、はあ。
ゲームデザイン上のもろもろがあるのも理解しつつ、これはさすがにひどいなあと思っていた。なんか、図鑑の「生息域:太平洋。水深50m程度までの浅瀬を泳ぐ」みたいな記述だけを鵜呑みにして作ったような感じ。「仕事で作りました~」感。

よくまとまっていて飽きさせない仕組みが巧みなゲームなので、一通りクリアくらいまでは楽しめる人が多いのではないだろうか。
作りの上手さを盗みたいゲーム。

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