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ドル円ロングとドルストショートが狙い目か|FX週足相場分析 - 2023年4月第4週(4/17~)

FX トレーダーの「たぬとれ」です(私の詳しいプロフィールはこちらをご覧ください)。今週も週足相場分析をお届けします。

「週足はトレードの背骨」と言われ、日足と並びデイトレ・スイングのみならずスキャルピングにも大切なテクニカルトレードの基盤です。でも、日々のトレードの中でマルチタイムに複数通貨ペアを見ていると、中々週足に時間をかけることができないですよね。

そんな中「たぬとれ」は毎週末に確定足で週足分析を行い、日々のトレード前の環境認識や振り返りに活用しています。私の場合、これを習慣づけてから無駄なトレードが減り毎週利益が積み上がるようになりました。週次で安定して勝てない人は是非お試しください。


今週のまとめ


■大局と通貨相関

  • 先週は金融不安は忘れられ米株が続伸、年初来高値圏に到達した。ドルスト・クロス円共に上昇しリスクオンの様相。インフレ抑制と利上げのバランスが課題であることは変わらず、物価関連指標は引き続き注目される。

  • ドル円は大局レンジ内ではあるが短期で上目線となっている。クロス円は伸び過ぎ感あり続伸すると手が出せそうにないので、狙いはドルストの短期ショートとなりそう。

  • ユロポンははっきりと上目線が出ており、ユーロロング・ポンドショートに優位性がありそう。上述ドルストショート狙いと合わせるとポンドルショートが本命となるか。

  • クロスオージーの相関は崩れているが、オジドル下落ならポンオジのロングは検討の余地あり。但し、上述ユロポンの方向感には反する。


■注目の通貨ペア

  • ドル円:陽線となればロング狙いたい。

  • ポンドル:日足以下で確り崩れればショート狙いたい。

  • オジドル:陰線で安値更新してくればショート狙いたい

  • ユロ円:続伸すれば静観。陰線なら短期逆張りショート、更に崩れればロングを検討する。

  • ポン円:陽線なら静観。陰線なら短期逆張りショート、短期サポまで押せばロングを狙いたい。

  • ポンオジ:陰線で足場までの空間を埋めてくればロング狙いたい

個別通貨ペア分析


■ドル円

長期上昇の押し目からの上昇が三角保ち合い。20SMAに絡んでいるが、下から上昇トレンドラインのサポートがある中先週高値更新。

三角保ち合いの真ん中だがミクロでは上目線で上昇スペースあり。陽線となればロング狙いたい


■ユロドル

20SMAと短期上昇チャネルに沿って4週連続陽線の上昇ダウ継続。長期下落の戻りFR50~61.8と重なる節目レジや100pips程上の200EMAが頭を押さえてはいる。

上昇ダウ継続で勢いは上だが長期下落の売りが出るポイントでもある。今週だけを考えれば陰線とも陽線ともなり得る。日足以下の方向に合わせた短期トレードに徹したい


■ポンドル

20SMAと短期上昇チャネルに沿って7週連続陽線で前回高値更新している。但し、長期下落の戻りFR50~61.8と重なる節目レジで、先週は十字線が出ている。

上目線だが節目レジに押さえられ上昇の勢いは衰えている。但し、下からはチャネルラインと20SMAが支えており大きくは崩れそうにない。週後半になるかもしれないが、日足以下で確り崩れればショート狙いたい


■オジドル

下落ダウの20SMA下の中段持合いで先週半分上ヒゲの陽線。一方で、上昇チャネルにサポートされている様にも見える。

20SMAに包まれて上ヒゲ連発しているが下の支えも残っている。陰線で安値更新してくればショート狙いたい


■ユロ円

長期ダウ継続で先週強い陽線で前回高値を僅かながらに更新。包み足でできた短期サポは240pips程下にある。

僅かではあるが前回高値更新で長期は上目線。但し足場は下は乖離しており、前回高値達成でロングの手仕舞いも考えられる。続伸すれば静観。陰線なら短期逆張りショート、更に崩れればロングを検討する


■ポン円

長期上昇チャネルの下限から上昇し先週も高値更新。但し、過去に上昇を抑えられてエリアに到達している。足場となる短期サポは160pips下にある。

上目線も売りが出やすいポイントでもある。陽線なら静観。陰線なら短期逆張りショート、短期サポまで押せばロングを狙いたい


■オジ円

下落ダウの下向き20SMAと下降チャネル上限への戻り目。先週高値更新はしており、日足ではネックライン上抜け。

週足陰線が出ればショート狙いたいが、日足の上昇の勢いが懸念材料。今週はトレードの選択肢から外した方が良さそう


■ユロオジ

上昇ダウ更新後3週連続陽線。但し、先週2021年8月の高値実体でピタリと止まっている。20SMAと200EMAがゴールデンクロスしたが乖離あり。

上目線も伸び過ぎ感あり先週目立つ過去高値で止められている。今週は静観となりそう


■ポンオジ

上昇ダウの押し目。足場となる短期サポと上抜け済みの下降トレンドラインは170~200pips程下にある。

完全に上目線。陰線で足場までの空間を埋めてくればロング狙いたい


■ユロポン

上昇チャネル下限と上向き20SMAへの押し目から、先週陽線で直近高値更新し包み足。

一旦押し目は入る可能性あるが、はっきりと上目線となった。強弱関係を見る監視通貨なのでトレードの対象ではない。


前提

FX週足相場分析の前提は以下の通りです。

  • 「たぬとれ」が監視・トレードする10通貨ペアをドルスト、クロス円、クロスオージーの順に分析。

  • 4時間足デイトレードを目的とし、週足の大きな流れより今週のロウソクが陽線か陰線かという観点に重点を置く。

  • 分析は金曜日に確定した週足で行い、確定済みの週を「先週」、新たに始まる週を「今週」と記す。

  • TradingViewのFXCMロウソク足チャートに200EMA、78EMAと20SMAを描画。78EMAは中期としての参考で反発の対象とはしていない。

  • ダウ理論とロウソク足を基本とし、Demand/Supplyに基づくサポ/レジ、チャネルラインとフィボナッチリトレースメント(FR)、たまになんちゃってエリオット波動で分析。

  • ロウソクヒゲ先より実体を重視。

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