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「仮設の生活」を送る、という提案

オリンピック延期、そしてここ数日の都内を中心とする新型コロナ感染者急増の報道を受け、感染が拡がっている海外の近況、専門家による見解や今後の予測にきちんと目を向けて自分なりに考えてみたところ、今回の件に関して自分は無知すぎたし、正直ナメてたなと反省しました。

企画していた桜を見る会(ただの花見)も、来年に延期を決めました。

(でも、せっかくきれいに咲いてくれているだろうから、頭と心のコリをほぐすためにも当日はおそらく桜の木の下でお一人様用のシートを広げ、柿ピー食べながらビールを飲み、満足したら帰るという、ぼっち花見をすると思います。もし同じ日に私も花見したいって方がいるのなら、離れて個別のシートの上で楽しみましょう。会話はチャットで)


つい数週間前に滞在していた、あれほど平和で穏やかだったアメリカが、今では感染者数でイタリアを抜いて世界最多となっている。


同国での感染爆発は「ひとつのお祭りが原因だった」という見方もされているようです。

“140万人が集まったマルディグラのお祭り。パンデミックどこ吹く風で開催を強行したニューオーリンズの街では、パレードから2週間後に感染第1号が現れ、ずっと感染ゼロだったルイジアナ州は一気に1,172人に爆増して34人が死亡、州内全域が外出禁止になって、ホテル従業員16,000人と関連サービス49,000人が職を失いました。感染は全米に飛び火しています。たった1回のパレードを中止にしなかったばかりに丸1か月、経済活動停止です”

そして日本人の、2月下旬〜3月上旬における感染爆発前後の欧米諸国への旅行、先週の3連休における国内旅行が共に多数あったということを考えると、来月は日本も今のアメリカやイタリアと同じような状況になっているというこの見方は十分妥当であると考えられます。

“2月下旬から3月上旬、多くの日本人が日本人にとってリスクが少なくみえた欧米に渡航していたと思います。
学校が突然休校の中、欧米で感染すると思わずに、自粛疲れの日本を離れて海外旅行に出かけた家族も結構いると聞きます。

2週間の自粛期間が終わる3/11 頃、イタリア、アメリカ、フランス等、欧米で一気に感染者と死亡者が広がり、ダウが連日ショートサーキットの大暴落となりオリンピックどころではなくなります。

その頃に、欧米から日本人海外渡航者が続々と帰国してきます。
武漢からの2019.11月1ヶ月の来日者数は2.4万人。
それに対して同じ時期の日本人の海外渡航者は、アメリカ12万人、ドイツ9.7万人、イタリア4万人等です。
自粛ムードで渡航者が例年より少なかったとしても10万人規模の渡航者がパンデミック地域から帰国します。陽性だったとしても多くは無症状なので現地で風邪を引いたかな、という程度です。

そして日本人のメンタリティとして「この時期に海外行っていたこと、陽性かもしれないこと」は隠して日常生活に戻ります。
幸い、「PCR検査を受け様にも受けられないから」です。

3/25、今日は3/11からちょうど2週間です。

これまで押さえられてきた東京の感染者がここ数日で急に増加しているのと符合します。”

“3/19に専門家委員会より医療チームの尽力によりギリギリのところで「押さえられている」という発表がありました。
専門家チームが言いたかったことは「ギリギリである」ということでしたが、これが「WHOも褒めてくれるくらい押さえられている」というメッセージとして国民に伝わりました。

3/19の連休前という最悪のタイミングでした。3/20-22の3連休で、相当の人が外出しました。その時の、日本人の「少し緩んだ」行動の結果は、来週3/31〜4/3あたりに最悪の結果として現れます。

残念ながら、かなりの確率で東京を中心とした大都市で感染爆発が起きると思います。”


かくいう僕も、先週は都内に1週間滞在していたので感染しているかもしれません。

花見は、このような背景から延期を決断しました。


僕は普段から、「社会の余白でありたい」と願い、「働かない2割の働きアリ」にシンパシーを感じて生きているため、世の中が平常運転でなくなった今こそ機能すべきと思うのですが、人を集めて何かすることと、移動を促すことの両方の武器が使えなくなっている今、なかなかできることが見当たらないことにもどかしさを感じています。


先述の通り、日本は来週辺りから全国的にかなり厳しい状況を強いられてくると予想してます。

多くの事業者、そして学生アルバイトを含む従業員の方々は既に収入が減っている人が大勢いると思いますが、今後益々苦しくなっていき、家賃を払うのも難しくなる人達が多数出てくることでしょう。


“少ない薪を燃やして、でも確実に美味しいお米が炊ける”ような、
そういうお金の燃焼効率を上げるような工夫や知恵が必要になってきそうです。この部分なら僕が役に立てる場面があるかも?

社会が平常運転に戻るまでの間、まるでキャンプ場でサバイバル合宿をするような心持ちで「仮設の生活」を送ってみる、

そう捉えると、ネガティブにならず比較的軽い気持ちでいられるのかもしれません。


仮設の生活では、人との接触を避けつつ、お金の燃焼効率を高め、いかに我慢なく楽しく日々を送るか、ということを目標として設定します。


例えば、食べた時により幸福度が高く感じる自炊にチャレンジしてみたり、魚は買うのではなく釣ってみたり、よりライフスタイルに合ったサブスクのサービスを見つけてコスパよく密度の濃い時間を過ごしたり、とか。


この先の持久戦を楽しくやり過ごす方法を探求することに未来のニーズがあるように感じていて、僕は今そこにフォーカスをしようと考えています。

全て杞憂に終わってくれるのが一番いいんですけどね。。

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