【説明用】空気の入れ方【フランス式バルブ編】■2023年08月07日更新
広島県広島市にある『動く』自転車屋【サイクルサービストグト】のnoteをご覧いただきありがとうございます。
かつて、某フランス料理店でボケたつもりなのに完全にスベった『快適長持ち系自転車安全整備士』ノーリー(店長)です。
メニュー表に書いてあった『仏式ラタトゥイユ』を『ほとけしきラタトゥイユ』と読んでみたら、店員さん唖然。
『仏式』は『ぶつしき』または『ふつしき』と読むってことくらい、漢字が苦手な私でも知っているのですよ。
知っていてボケたつもりだったのに、スベって赤っ恥をかいてしまいました。
きっと私の顔は赤ワインよりも赤くなっていたことでしょう…。
■自転車のバルブ『仏式』
自転車のメンテナンスとして基本中の基本、空気入れ。
これをしっかりと行うだけで、パンクのリスクはかなり減らせます。
タイヤやチューブの寿命も長く保てるので、修理代の削減になり、結果として維持費を安くすることが可能です。
ただし、空気の注入口である『バルブ』の種類は1つだけではありません。
スポーツタイプの自転車に馴染みが無い人にとっては、この空気入れが最初の壁になったりします。
仏式バルブは『フランス式バルブ』や『フレンチバルブ』、『プレスタバルブ』等とも呼ばれ、空気圧管理をしやすい構造になっているのが特徴です。
また、フランス式バルブの中にもネジが切ってある『スクリュータイプ』とネジ切りが施されていない『ストレートタイプ』があります。
詳細はこの記事では省略しますが、空気の入れ方は同じです。
■手順を説明します
◆手順①
まずは↑の写真にある黒いキャップを外します。
キャップが付いていない場合は無視して下さい。
指でつまんで反時計回りに回せば外せます。
◆手順②
頭のネジを手で反時計回りに回して緩めます。
突き当たるまで回して完全に緩めるのがコツです。
◆手順③
完全に緩めたら、バルブをツンツン押して空気を少し抜きます。
と言っても空気を抜くのが目的ではなく、バルブコアがちゃんと動く状態であることをチェックするためです。
◆手順④
タイヤの指定空気圧を確認しましょう。
空気圧の単位は『kPa』『psi』『bar』のどれかですが、換算すれば同じ空気圧(厳密には近似値)になります。
◆手順⑤
使うポンプ次第ですが、流通量が多い【TOPEAK】(トピーク)のポンプだと、↑の写真のようにレバーが閉じた状態がデフォルトです。
レバーが閉じた状態のまま、バルブに口をガボッと押しつけます。
バルブにネジが切っていない場合、バルブが沈み込むので、反対側の手を使ってタイヤの接地面から押し出すようにして、バルブの沈み込みを防ぎましょう。
ポンプ(空気入れ)の口がバルブをしっかりと飲み込んだら、レバーを起こして固定します。
そして指定空気圧までポンプを使って入れればOKです。
◆手順⑥
レバーを閉じてから外します。
安全に外すコツを動画でも紹介しているのでご覧下さい。
※音量が安定していません。
◆手順⑦
バルブの頭のネジを時計回りに回して、手でしっかりと締めます。
↑この状態になればOKです。
バルブキャップは無くても問題はありませんが、あるとメリットもあります。
ただし、プラスチックのキャップは割れやすいので、キャップのネジが噛んだら指1本で回して締め込んでいき、最後に15°くらいを目安にクイッと締めましょう。
■シメ
よほどの異常がなければこの記事の手順で解決します。
バルブの頭のネジが斜めになってしまったらペンチ等でそ~っと戻しましょう。
頭のネジが折れてしまったらバルブコアの交換かチューブごとの交換になります。
取り扱いにはご注意下さい。
なお、空気圧は最低でも週に1回はチェックし、空気圧を適正に保つことをオススメします。
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