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口腔フローラの改善に向けた試み =Lavender Gelその1/その2=

Lavender Gel その1 
口腔フローラの改善に向けた試み

人体の中と表面には何兆もの微生物が共存しています。

ヒトにとって良い働きをしてくれる菌もいれば、悪さをする菌もいます。

大切なのは"菌をゼロにする"ことではなくバランスの取れた細菌叢(フローラ)にすることです。

口の健康維持には口腔常在菌(腸では腸内細菌)のバランスが大切で、人と共生している常在菌は、外から侵入したウイルスの抑制と新型コロナウイルスの重症化を防ぐ作用があるといわれています。

ヒューマンケア LV(ラベンダー) Gelは口内及び皮膚のフローラバランスを良好に保つことを目的に開発し、歯肉炎・歯周病に関するPISAの治験で有効であることがわかりました。

弱酸性皮膚における皮膚常在菌叢のバランス保持とエモリエント効果があり、加齢による乾燥や肌の様々なトラブルのスキンケアとしても良好であることがわかりました。

Lavender Gel(LG)シリーズは、ヒトマイクロバイオーム(細菌叢)を蘇らせ、生体のホメオスタシス(恒常性)に着目した新しい発想で開発した口腔から肌までケアできるジェルです。もともと歯肉の治療用として開発され、長きにわたり安全性、実績評価を得た基剤に、有用微生物群(EM)を用い土壌改良した東松島で、化学肥料、農薬に依存しない自然栽培の真正ラベンダーの花芽だけを蒸留した希少なフローラルウォーターとEM-X(醗酵有用成分)、超微量植物ミネラル(フルボ酸)、熟成ニンニク抽出液(無臭)、Phytoncideを加え効能を高めた新製品です。

薬害やアレルギーを発生させる合成化合物は使用せず、自然界にある植物抽出エキスの有用成分の相乗効果を引き出し、身体への負担をかけることなく、ゆっくり組織の機能を調整しますので、安心です。

犬専用ペットジェルも大変ご好評いただいております。

トータルケアで新体感!

真正ラベンダーは自然治癒能力や抵抗力を高め、神経強壮、鎮痛、鎮静、抗菌、抗炎作用が知られています。

歯肉ケアはもちろんのこと、外の刺激から肌を守るバリア機能としてもすぐれた効果を発揮することから口腔内から全身のスキンケアまで多岐にご使用いただけます。

The Lavender Gel(LG) series is a gel that revives human microbiomes and can care for the skin from the oral cavity to the skin developed with a new idea focusing on homeostasis in vivo.Originally developed for the treatment of gums, in Higashimatsushima, which has been a base that has been obtained safety and achievement evaluation for a long time, soil improved using useful microorganisms group(EM), chemical fertilizers, Rare floral water and EM-X (fermentation useful component distilled only in naturally grown genuine lavender flower buds that do not depend on pesticides), ultra-trace plant minerals(fluboric acid), aged garlic extraction(odorless),It is a new product that has been enhanced by adding Phytoncide.

It is safe to use synthetic compounds that generate chemical damage or allergies, and to draw out the synergistic effect of useful ingredients of plant extracts in nature, and to slowly adjust the function of the tissue without burdening the body.

Dog-only pet gels are also very popular.

New experience with total care!

Authentic lavender enhances natural healing ability and resistance, and is known for its nerve tonic, analgesic, sedation,antibacterial and anti-inflammatory action.

In addition to caring for gums, it also has excellent effects as a barrier function to protect the skin from external irritation, so it can used in a wide range of fields from the oral cavity to skin care throughout the body.   


吉田 直人
東邦歯科診療所 院長
American Association of Endodonists Active member (03457A)
Miyagi Advanced Dental Hygienist College PRESIDENT
Japan Asociation for Toothfriendly Sweets EXECUTIVE DIRECTOR


Lavender Gel その2
Human Care LV Gelの開発コンセプト

感染症治療の有力手段である抗生物質の出現は感染の防止や治療に極めて効果的になった反面、それらによる種々の副作用、薬剤耐性菌の増加が世界的な問題になっています。

日本大学歯学部付属病院歯周病科に来院した長期の局所抗菌薬療法歯周病患者の口腔細菌の薬剤耐性菌に関する研究によると、口腔レンサ球菌に関する解析を行った結果、口腔レンサ球菌に対するテトラサイクリン(tet)耐性口腔レンサ細菌が占める割合は14.6%であり、大部分の被験者から多種多様なtet耐性口腔レンサ球菌が検出されました。

近年、分子生物学の進展によるヒトマイクロバイオームの研究で、ヒトは疾患を引き起こす微生物である病原体を保持していることが明らかになりました。

病原体は健康な人に疾患を引き起こすことはなく、単に宿主や人体に生存する微生物の集合体である微生物群ゲノムと共存しています。この集合体のバランスが崩れて集合菌に変動が起こると病原体は人に害を与えることが判明したのです。

つまり、常在菌の生理作用が発揮される機構は1種類の病原菌が一つの感染症を成立させる機構とは異なっているようです。

従来の細菌を悪玉にした殺戮戦から、これからの医療は共生(Symbiosis)に基づいた生体に生存する常在菌のバランスをいかに保つかが求められています。

口腔フローラにおける歯周病の主たる原因菌であるpg菌や歯周病菌に対しても同じ解釈ができると考えられ、口腔の慢性疾患である歯周病はもちろん、Candida症や口内炎にも治療効果が期待できます。

このような知見を基に開発した「Human Care Lavender(LV) Gel」は口臭予防にも有効であり、在宅ならび施設における高齢者の口腔衛生管理にも役立つと思います。


吉田 直人
東邦歯科診療所 院長
American Association of Endodonists Active member
Miyagi Advanced Dental Hygienist College PRESIDENT
Japan Asociation for Toothfriendly Sweets EXECUTIVE DIRECTOR

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