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どこかへ 2006年8月のサンディエゴ

1月に始まったサンディエゴの会社との契約交渉はその後も続き、ようやく基本条件の合意にこぎ着けました。そこで契約締結に必要な細部の条件交渉のために8月末に出張しました。しかしそうは言ってもサンディエゴ、あまり重い雰囲気を出さないよう、ビーチに近いDel Marのオーベルジュに宿をとり、穏やかな気分を心がけて出かけました。
この時にもSONY Cybershot T3を持っていったんですが、やはりデータの管理が悪く、生のデータはどこにも見当たりません。しかし当時はデジカメのデータをプリントして保存する習慣があったので(今は選んだごく少数だけをプリントしますが)、残っていたL版のプリントからSONY RM2+FE 90mm Macroで複写しました。画質は悪いですがLRでできるだけ補正して、Webページの写真としてなんとか見られる程度にはなったかと思います。それなりに気に入ってます。

Del Marはサンディエゴの北、La Jollaよりさらに北にあります。
キレイなビーチに沿った天国のようなところです。
いつも晴れていて、冬は暖かく夏もそんなに暑くありません。いつかこんなところで住んでみたいと思わせるところですが、そのためにはかなりの資産が必要になるはずです。

公園の脇をアムトラックがゆっくりと走ります
Del Marの午後のビーチ
Del Marの日の入り、海を見てくつろいでるようです

オーベルジュの隣には広い公園があって、その芝生はビーチにつながっていました。芝の上に砂浜に、たくさんの人が寝そべったりしています。サーフボードを抱えた人も多くみられます。子供は小さめのボードを抱えています。
夕方が近づくと人影はまばらになり、ビーチはとても静かになります。ずっとここに佇んでいたい、と思わせる空気がありました。

オーベルジュの中庭

一方、契約交渉にはいくつもの困難がありました。契約書の言葉の定義やその違いによる権利範囲への影響など、随分と慎重に考える課題がありました。複雑な契約書で大変疲れる交渉でしたが、ここでの経験はその後新しいプロジェクトを始める時に随分と役立ちました。

Del Marも朝は霧に包まれます

サンディエゴの周辺では早朝にはビーチのあたりに霧が出ます。
霧のビーチには低く飛ぶ鳥と人影が見えます。ジョギングする人は霧の中に消えていき、サーフボードを抱えている人が霧の中から現れます。波に乗っている人も霧の中に微かに見えていました。朝も9時頃になると、その霧は消えてなくなります。そして、明るい日差しが1日続きます。
老後はこんなところで暮らせたらなあ、この辺りを訪れるたびに思うんですが。

帰りの機内から半分ほどかけた月が見えてました

数日間の契約交渉も済ませ、LAXから帰国しました。
帰りの飛行機の窓から、半分のほどかけた月が見えていました。


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