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どこかへ 2008年12月のホーチミンシティ

2008年12月にベトナム、ホーチミンシティに行きました。ベトナムでの事業が好調で、その様子から学ぶものがあるんじゃないかと営業の事務所や工場を訪問しました。
この時もGRデジタルを連れて行きました。

7日の日曜の夜に到着、車でホテルまで移動、車窓からはたくさんのバイクが道いっぱいに広がって走っているのが見えました。当時のGRデジタルは感度がそれほど高くなかったのでブレてますが、街の喧騒が思い出されます。

ホテルはLegend(ロッテホテル)、立派なホテルで部屋には果物が置いてありました。早速、小さなバナナを一つ食べました。
翌朝の部屋の窓からはサイゴン川が見えました。手前の道路には朝早くからバイクが走り、川には船が行き交い、その向こうの景色(たぶん、サラ公園のあたり)は湿度で煙っていました。

コンプリメンタリーの果物
枕元に黄色い薔薇の花
ホテルの部屋から眺めたサイゴン川

月曜の早朝に迎えの車がきて、朝の市場を見学させてくれました。フロントガラスの手前にはベトナムと日本の国旗です。
市場では、大きな建物とその周りの路地に並ぶたくさんの店でいろんなものが売られてました。野菜や果物、魚や肉、生きてるものもありました。ものすごい活気です。ここを見るには朝早い時間がオススメなんでしょう。
午後は事務所での打ち合わせでした。

現地法人の車にはベトナムと日本の国旗
広い市場でいろんなものが売られてました
名前も知らないたくさんの果物が整然と積まれてました

ベトナムに行ったのはこれが初めてで、夕食はベトナム料理のNhà Hàng Thanh Niênでの会食でした。
それまでフォーと生春巻きくらいしか知りませんでしたが、ここの料理は多彩です。食材も豊富です。味付けは僕の好みです。いっぺんで好きになりました。

ベトナム料理店Thanh nienで会食

二日目は郊外の大型スーパーと工場の見学になりました。
ベトナムでも発展とともに昔ながらの街中の市場(wet marketと呼んでました)から郊外型のスーパーマーケットへのシフトが始まっていました。
街中の市場は風情もあって良いのですが、大型のスーパーマーケットは衛生面でも優れているらしいです。しかしそこはベトナム、日本のスーパーとは品揃えがだいぶ違いました。僕が行ったスーパーにはワニ(皮を剥いであるやつ)が食用に丸ごと1匹売られてました。小型のものでしたが。

大型のスーパーもあります

昼食はおすすめのロードサイドのレストラン(というか掘建小屋のような食堂)で。プラスチックの器にアルミのスプーンと木製の箸、とても簡素な食事に見えますが、これがとても美味しくて感動しました。材料はその辺に生えている草のように見えます。似たようなのが店の裏手にたくさん生えてました。しかし、それが美味しいんです。生のままだったり、炒めてあったり、スープに入っていたりしました。
ここのランチはもう一度食べたいと、今でも思います。

ロードサイドの店で昼食

慌ただしい中にも初めての体験が多くあり、充実した出張でした。
印象深かったのは、ベトナムの人達が若いこと。戦争(1975年終結)で亡くなった人が多く、当時の平均年齢は20代でした。高齢の人もいるんですが、その他の多くは戦後に生まれた若い人たちのようです。そしてその人たちは皆真面目で、よく働く人たちで、これからもっと成長していくんだろうな、と思いました。

とても良い印象を残して9日、火曜の夜の便で帰国しました。水曜の朝には東京に戻り、そのまま出勤したと記憶しています。

夜のTan Son Nhat 空港から帰国

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