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どこかへ 2007年3月の上海

前年の11月に続いて、2007年の3月に上海に出張しました。
前回の藻の匂いがするお風呂のホテルに懲りて、少しマシなホテルを頼んでおきました。高層のホテルで窓から街並みが見えました。やはり街並みは霞んでいます。いわゆるスモッグでしょうね。

ホテルの部屋からの霞んだ眺め

今回の出張では少し時間的な余裕があったので、上海の街中を車に乗せてもらって散策しました。古い煉瓦造りの街並みは荒れてはいても趣があってキレイだと思いました。
古びた集合住宅のような建物は朽ち始めているように見えます。あまりキレイには見えません。そんな建物の向こうには新しい高層の建物が見えます。
でも、自転車に乗る人を見ると中国らしいと思います。日本とは乗り方が違うんでしょうか?

驚いたのは高層のアパートの窓から突き出た洗濯竿です。20階も30階もあろうかという高層のアパートの窓の外に洗濯物らしいものがはためいていて、洗濯竿が突き出ているようなものも見えました。低層の古いアパートの習慣が高層アパートまで持ち越されているんでしょうね。風で飛ばされた洗濯物はどこまで飛んでいくのかな?

少し荒れてる古い街並み
古びたアパート
自転車に乗る人
左と右は街中の高層アパート、中は夜の繁華街(大きなディスプレイ)

この頃はちょうど上海が大きな発展を始めた頃じゃないかと思います。統制されていない庶民の活気のようなものが感じられて、好感が持てました。
街中では2010年の上海万博の準備のために、建物は近代化が進んでいたようです。煉瓦造りの建物はなくなりつつあったのかもしれません。
当時、街中の物価はまだそれほど高くはなかったと思います。一方で高層ビルが立ち始め、街中ばかりか大きな川を行き来する船の上にもコマーシャル用のディスプレーが載せられてました。日本でもトラックに乗ったディスプレーは見たことはありましたが、上海では船の上です。しかも巨大です。

大きなディスプレーを乗せた船

上海の空港も霞んでいました。
でも、帰れると思うとホッとしました。

霞んでキレイに見える上海の空港

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