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MDRT完全攻略マニュアル

私は以前に保険プランナーを11年以上していました。
その際に、保険営業って、大変ですよねと言われたり、いい仕事ですねと言われたり、保険は嫌いと無視されたりと、両極端な反応をみてきました。
さすがに、塩をまかれたり、灰皿が飛んできたことはないです。

どれもある意味で正解というか、スポーツ選手や芸能人などと同じで、プランナー次第で天と地ほど差の激しい業界です。
野球でも、メジャーリーグのオールスターと、どこかの草野球のプレーヤーでは天と地ほど違いますのでそれと似ています。

保険営業はスーパープランナーにとっては最高の仕事で、逆に売れない人には地獄のような仕事です。同じ仕事なんですけれどね…

せっかくの機会ですので、売れるにはどうしたらよいか、MDRTを超えるにはどうしたら良いかを書いていきます。

私は事業保険や超富裕層専門のため、一般的な個人保険は実は9年くらいやっていないのですが、その昔、2年ほど個人保険をみっちりやりましたので、その頃の記憶をたどりながらまとめていきます。

これを読んで、実践すれば、MDRTクリアは100%!なハズ。

目標設定を間違えない

ありがちなのが、目標設定やゴールを、お客さまの保険契約としてしまうことです。
えっ、違うの?と思うかもしれません。
はい、違います。
目標やゴールはお客さまの保険契約を預かることではありません。
ちなみに、契約を取るといった言葉はNGです。お預かりさせて頂くです。
前職ではこういった言葉を間違えると先輩にしごかれます。今は何かと厳しい時代なので、しごきがあるかはわかりませんが。。

目標やゴールは何なのか?
それは、ご契約を頂いたお客さまから、次のお客さまをご紹介頂くことです。
これがなければ仕事をしたことになりません。
ご紹介が頂けなかったお客さまは、良い仕事ができたとは言えません。
というか、仕事になっていないというのが正しい表現です。

目の前のお客さまのご契約をお預かりすることは、仕事ではなく作業であり、当たり前のこと。お客様にご満足や感動して頂いて、ご紹介を頂くことが、仕事ができたということです。

保険の営業の多くは、フルコミッションや歩合やボーナスなどの成果給の多い仕事で、ご契約を頂いたAP(年換算保険料)の一定の%のAC(年間コミッション)がそのプランナーの主な収入となります。(次年度以降コミッションなどを除く。)

ここで重要になるのは、お客さまが途切れることのない無限連鎖と言われる、ご契約→ご紹介→ご契約→ご紹介の永遠のサイクルです。
言葉でいうのは簡単ですが、実際に行うのは大変です。
すごい営業マンを集めた外資系金融でも、上位1,2割の人材しかできていません。

とある外資系金融の昔のチャンピオンはこんな名言を残しています。
「お客さまからは、たったお1人ご紹介を頂ければそれで十分です。
その方に必ず満足して頂く自信があります。」と。

究極の営業の姿がここにはありますが、実際の現場では、ご紹介を頂けないケースもあったり、逆にたくさん頂けたり、時にはご契約に至らないお客さまもいたりします。中長期案件もあるでしょう。
それなりの見込みのお客さまのストックがないと、セールスサイクルが途切れてしまいます。

ファンビジネス

保険営業はファンビジネスとも言われます。
ファンビジネスとは、お客さまやキーマン(ご紹介をくださるありがたい方)が、プランナーがいない場でも、代わりに営業活動をしてくださるようなことを指します。
「この前、○○さんていう保険プランナーに会って、話を聞いたんだけど、保険に対する考え方が180度変わってさ。すごい良かったわ。このタイミングで、話が聞けて本当に役に立ったから、□□にも良かったら紹介しようか?」
「何それ?気になるわ。紹介して。」
といったイメージです。
人は信頼する友人のリコメンドは素直に受け入れる生き物です。
おいしいラーメン屋を教えてもらったら、行きたくなるようなイメージです。

優秀なプランナーには、適宜、お客さまやキーマンからご紹介の連絡が入ってきます。このスパイラルにいるプランナーは仕事がどんどん増えていきます。

良いスパイラルに入るには?

営業マンとして最高なこんな状況にしていくのはどうすれば良いのか。
それは目の前のお客さまやキーマンの期待値を大幅に上回る感動をご提供することです。
それは、想像を超える提案かもしれませんし、ここまでやってくれるのかというサービスかもしれませんし、接待もあるかもしれませんし、人によって、響くポイントは様々ですから、それを見極めて徹底的にやることです。
営業マンという以前に、この人いい人だな。応援してあげたいなと思ってもらえることが大事です。
こんなすごい超一流の営業マンに出会えて本当に良かった!くらいに思ってもらえたら最高です。
今この瞬間から超一流の営業マンになったと自覚して、そんな営業マンはどんな行動をするか考え、それを実践することです。
イメージがわかなければ、まわりで最も優秀な営業マンから学ぶのが最適解です。

メンターを見つける

保険道を極めたいのなら、やはりマスター(師匠)やメンターを見つけ、指導を仰ぐことです。
よく営業所長や支社長、同期のプランナーから学ぶ人が多いですが、これはほとんどの場合微妙です。
なぜなら、その指導者のレベルがたいしたことがないことが多いから。
できればTOTやCOTから学びましょう。
私は外資系金融の歴代チャンピオン(TOT終身会員など)を多数訪問し、直々に薫陶を受けました。
ドラゴンボールでも、スラムダンクでも、ドクターストレンジでも、超一流の良い指導者に習っているから、すごい領域に行けるわけです。
基本的に人は習った人のレベルくらいまでしか行けません。
であれば、まわりで最もすごい人に習いに行けば良いだけです。
保険プランナーにもいろいろなジャンルがいますので、事業保険や個人保険などではそれぞれ専門家が異なりますので、自分の目指す方向の師匠を見つけましょう。

紹介者の影響力

保険営業は、誰の紹介かが大事です。すごい方や優秀な方からの紹介ほど良いですし、紹介元がない場合は、自己紹介資料を徹底的に作りこんでおき、それを事前や初動に渡せると良いです。まじめな方はそういったものに目を通してくれるので、自身で自己紹介をしなくても、すごい方なんですねと良いポジショニングで面談をスタートすることができるようになります。
何かの場が用意されるなら、演出が大事です。年末の格闘技のように、リングに上がる前から、なんだかすごそうみたいな雰囲気をつくっておくイメージです。
自分で自己紹介を話すと自慢のようになってしまうので、他己紹介や自己紹介資料が良いのです。

スキル編

上記に書いたように、保険道を極めるにはスタンスといった心構えや精神的な部分が大きな要素ではあるのですが、それだけを書くと、どうすれば良いかさっぱりわからないと終わってしまうといけませんので、少しスキルにも触れていきたいと思います。

まずはお客さまとコミュニケーションをするときは相手を察する。感じる。これに尽きます。
ほとんどのお客さまは保険への興味は皆無か、嫌いです。
できれば保険にお金を払いたくない、営業されたくない。嫌だ嫌だという感じです。
ですので、こんにちは!保険営業します!といったらThe End.です。

初動ではお客さまのお話を傾聴することです。
じっくり聴いて、時折質問をしていく。
相手が話すほど良く、こちらは少し。
気持ち良くお話頂くとそれは宝の山です。
そこから深堀り。

ただ話を聞いているだけで、相手はこちらを、○○さん、めっちゃいいやつだなと自然に思うようになっていきます。何かを売りに来たのかと思ったら、話を親身に聞いてくれるみたいな感じです。
話を聞いてくれる人に、人は好意を抱くようになります。

そうして人間関係ができてきた頃に、インサイトを提起します!

相手が気づいていない大切なこと、潜在的なニーズなどをガツンを提起します。

例えば、「老後の資産形成や、がんや医療のリスクが心配とおっしゃっていますが(顕在ニーズ)、万が一、○○さんが天国にいってしまったら、奥さん(名前で呼ぶ)や、かわいい□□君(お子さん)に空の上から何をしてあげたいんですか?」などと切り出します。

妻が働くから大丈夫。義務教育で公立もあるしなど、いろいろな回答はあるでしょうが、一般的な話をしながら、身近な話、お客さまに合わせた話と、だんだんとフォーカスを相手にあてて順に話をしていきます。

例えばこんな話をまじめにしていきます。OI(オープニングインタビュー)と言います。


【あなたの保険は大丈夫ですか!?】

保険は、家の次に高額な買い物。

一生のかけ金は1,000万円を超える方が多いです。

多くの保険は、肝心なときに保障が切れたり、値上がりしたり、戻ってくるお金もわずかです。

あなたの「保険の健康診断」をしませんか?

「セカンドオピニオン」をとりましょう!

あなたは“何のために”“誰のために”保険に入られたのでしょうか。

お子さんが、教育費で不自由することなく、大学を卒業し、立派な社会人になってもらいたいという親心。

奥さまに、お金のために仕事をせずとも、やりたいことをして過ごせる時間をもってほしいという想い。

独身であっても、将来の家族のために、若くて健康なうちに好条件で保障を確保しておきたいというリスクヘッジ。

などのためかもしれません。

万が一の際に、そんなあなたの想いはご家族に伝わりますでしょうか。

大切なのは、保険金を遺すことではなく、あなたの愛をカタチにし、想いを遺すことです。

私にはそのお役立ちができます。

お話をさせて頂くことで、あなたが気づいていない潜在的なニーズを、顕在化するお手伝いができます。

あなたは、今お入りの保険をベストだと確信できますか?

多くの保険は、保険代理店や営業マンが、売上のために販売したものです。

それは販売側にはベストかもしれませんが、あなたにとってベストかは、診てみないとわかりません。

あなたは

この世を去った後、天国からご家族に何をしてあげたいのか。

その必要保障額はいくらか。

かけ金はいくらが最適か。

保険設計は最善か。

担当者は信頼でき、ご家族を任せられるか。

一緒に、“何をすべきか”“何ができるか”、“あなたにとって最高のプラン”を考えていきましょう。

私は、あなたと同じ状況なら自身でも加入したいと心から思える設計をいたします。

この信念が、私のプロとしてのプライドです。

私は、担当させて頂いたお客さまから、「万が一の際には、家族を頼みます。」と想いを託されています。

あなたに、家族を任せられる担当はいますか?

論理を用いて感情に訴える

上記の話をする前に、机をバーンとたたくくらい、雰囲気を変えて話すと、お相手は、一気に真剣モードにパチーンとスイッチが入るものです。
もし入らなかったらごめんなさい。

一度真剣に、ご家族のことを考えてみませんか?

と決め台詞を添えてください。

このあたりまでうまくできていれば、成約率90%以上です。

そうです。保険の面談は初期段階で結果はもう見えているのです。
以後は単なる作業です。
あなたはもう、契約している!
以上。終わり。

ファクトファインディング

初期段階で保険感のすりわせができたら、次はFFです。
いろんな想いや悩みを傾聴していき、それぞれにいくらかかるのか、金額を入れていきます。
一生の主だったイベントと金額が入れられたら、総額を出して、そのキャッシュがあるか、通常はないわけで、それを保障でカバーするという考え方をすりあわせていきます。
○○、□□、これらの課題を万が一の際には、全~部解決できて、将来仕事を引退して、お子さんも立派に社会人になって、もう保険は大丈夫かな。と思ったら、今まで保険に毎月毎月せっせと払っていたお金がドサッと全部、お疲れさまでした!たまった〇,〇〇〇万円ですと戻ってきたらどうですか?それで、奥さまとの夢である毎年のハワイやヨーロッパ旅行に行けますよ!
全てのリスクがカバーできて、何もなかったら老後のお金がどっさりたまっていて、奥さまとの夢までかなえられる。もしそんな保険があったら入りたいですか?
そんなんできたら入りますよ!となります。
ではこちらにサインを!あっ、ちょっと待ってください。まだ設計書はこれからつくりますねとなります。
設計前にご契約は決まっている状態になります。
設計書を作る前から、ご契約がみえているのであれば、設計書をつくるほど楽しいことはないものです。

プレゼンはメラビアン、ジェットコースター。

話の内容はできるだけ簡単に、短く、わかりやすくが鉄則です。
豊富な知識をひけらかして難しい話をとうとうと大学教授のように話すとどうなるか…
お客さまは白目をむいて寝てしまいます。
誰もそんな話は長々聞きたくないわけです。

いくら頑張って話しても、話した瞬間から、相手の脳裏の記憶は90,80,70…10%と、どんどん消えていくので、明日にはほぼ忘れています。しまいにはあなたダレ?とプランナーすら忘れられてしまいかねません。

ですので、印象に残るような身振り手振り、紙芝居、飽きさせない工夫、笑いあり、涙ありみたいな、インパクトがある進行が望ましいです!

寅さん鉛筆を売る

上記のような情の空間をつくったり、全裸監督2のラストシーンで、主人公が石を営業する場面がありますが、そういったものであったり、相手にズシリと響くプレゼンです。

効果音や例話も大事です。

例えば損保の話を切り出すなど。

○○さん、損保って入ってます?
ええ。もちろん。
何で入ったんです?
そりゃあ、事故の時に困るから。ぶつけた相手への賠償金や、車直さないとですし。
ですよね。
自分の体にも損保みたいに無制限の保障に入っていますか?○○さんに何かあったら、奥さんやお子さんに何億円でも無制限に入る保障です。
いえ。
何でです?プリウスと自分の身体、どっちが大事ですか?
自分です。
ですよね。
自分の保障なら、ペラッペラの軽自動車みたいな保険と、安心感抜群のメルセデスベンツみたいな保険、どちらに入っておきたいですか?
それは、メルセデスですね。
ですよね。
では一度真剣にご自身の保障の設計を考えてみませんか?
そうします。

例話は何でも良いのですが、気づいていなかったことに気づいて頂くのがポイントです。

ユーザーの望む保険とベストは保険は違う

プランナーは御用聞きではありません。
がん保険と医療保険を月払い5,000円でよろしく! ヘイお待ち!
みたいな返しをしてはいけません。

あなたはベストな保険とチープな保険、どちらをお届けしたいですか?

ちょっと暗めの話ですが、人はいつか必ず亡くなります。
お客様も必ず亡くなります。
そんな時に、病院にプランナーが駆けつけて、奥様に、この度は、ご愁傷様です…とご挨拶。
奥様から、主人の保険金はいくら出るんでしょうか?と聞かれます。

プランナーAさん

医療保険ですので、5万円です。と返事したらどうでしょうか。。
私なら、その場から逃げ出したいです…

プランナーBさん

はい!保険金は5,000万円です。一時金でなくて年金でしたら、毎月○○万円で、累計で5,000万円より多い、〇,〇〇〇万円になります。
ご主人から、万が一の際に□□さんに渡してほしいとお手紙を預かっています。また、ご主人から、□□さん(奥様)や○○君(お子様)へ、この保険金をこんな風に使ってほしいと託されていますので、それもお伝えして良いでしょうか。
設計時のご主人の想いや、やりとりのエピソードをお伝えいたします。
本当にご家族想いの方でした。自分の小遣いを減らしてでも、愛する家族を守りたいと…
ご主人からは、奥さまは大金を手にするとバーっと使ってしまいそうだから、大金を使うときは私に相談してとのことでした。
○○君には、時に父親代わりになってあげてほしい。受験や学部選び、就職活動など、相談に乗ってやってほしい、社会人になったら、その心得を教えてやってほしい、息子が悩んだ際には、食事にでも連れていってやってくれないかと承っています。
と回答したいところです。

後者であれば、助かります!主人がしっかり保険に入ってくれていて、それを使いこなすために担当者がいて良かった!とお返事を頂けることでしょう。

あなたは自分の担当として、AとBのどちらのプランナーが良いですか?

保険のニーズは顕在ニーズと潜在ニーズがあるわけですが、プロのプランナーの価値は、潜在ニーズを引き出して差しあげるのが仕事です。

繰り返しますが、小さな保険や医療保険に入るからつくっておいて、はい!は絶対にダメです。
それならネットのダイレクト生保に自分で入ってくれよと。でも、さきほどのAさんみたいな結果が想定されますが…
YESMANは、お客様のためになりません。

保障額、予算などを決めつけない


保険のTVCMなどをみると、保障額が小さくて、かけ金が数百円や千数百円みたいなものが横行していますし、がんや医療保険押しです。
これらは売れやすいからです。なぜならニーズが顕在化していて、自分がメリットを享受できる保険だから。
保険本来の死亡保障はお客さまがあまり自ら入らないので、広告も少ないです。プランナーに背中を押されたり、説得されて入る保険です。
でも実際に人が亡くなったり、高度障害になったりというクリティカルなリスクには死亡保障が役立ちます。
外資系金融などは、少し前までは、死亡保障を預かっていないお客さまに、医療やがん保険といった第3分野保険のみを提案することを禁じていました。最初に安きに流れると本丸提案ができなくなります。

保険プランナーは愛の伝道師などとも言われますが、愛する者のためにお金を捨てよ!みたいな布教活動のようなものです。ちなみに世直し活動と呼ばれています。ゆえに、某外資系金融は体育会系宗教法人と揶揄されます。

ユーザーは保険の掛け金はできるだけ小さいほうがいい。
保障も小さくて良いと考えがちです。
でもそこをプロとして、きっちり適正な保障額、かけ金、カケステと積立の比率、トータル設計を提示して差し上げることが大事です。

安易に、5万円入っているから世の中の平均の3万円にコストダウンしましょうでもないです。

そして、何より保障額を下げてはいけない。
下げてしまうと、5,000万入ると思っていたら、見直しで3,000万円に減っていたりすると、先ほどの奥様への挨拶といったシーンになった時に、前の保険のままが良かった。2,000万削って何てことをしてくれたんだとなってしまいます。このあたりを安易にやってしまうと大変です。

かけ金を下げても、保障を下げてはいけない。

保障額は基本的にブレてはいけません。
保障額が決まってから、かけ金を調整していく。逆はダメです。

カケステか積立かの比率は家計次第です。
アーリーデス、想定より早くご主人が他界してしまうケースでは、保障額が同じカケステと積立の保険であれば、カケステの方が良かったとなり(総支払が少なくて済む。)、リブロング(長生き)の場合は、積立系の保険が良かったということになります。
もちろん、カケステ+証券運用という考え方もあります。
多くの一般家庭は潤沢な余剰資金があるわけではないので、保険設計で保障と積立を兼ねる場合が多いです。

良い保険、ベストな保険を提案しても決まらなくて、小さな保険に収束してしまっているという方は次の奥義を参照ください。

紙芝居

保障や保険の説明をする最初の方の段階で

最高に高い保険がどんなものか
最低に安い保険がどんなものか

を紙芝居のように両方みせてあげましょう。

具体的には、こちら、1億円の終身保険です。
明日、天国に行っても、100歳で天国に行っても、奥さまやお子さんに必ず1億円入ります。どうですか?ちなみに将来解約しても、払った額、全部戻ってきます。
いいですね。
でもお高いんでしょう?
月額30万円です。
ムリ!

こちら1億円の家族収入保険です。
明日、天国に行ったら1億円、○○年後ですと、5000万円入ります。
65歳になったら、保障は終了ですが、もうこのお年になったら、それでも大丈夫ですよね。年金もあり、お子さんも社会人になっています。
当初の保障額は同じです。
いくらすると思いますか。
うーん、3万円?
月額8,000円です。
なんか安い。買える。
こちらはカケステで保障が年々小さくなるので、安いんですよ。
お金はたまりません。明日もしお亡くなりになった時に1億円入るのは同じですよ。

金額はさておき、どちらが好みですか?
最初の方かな。

では、○○さんの家計に最適な、いいとこどりのプランを一緒に設計しましょう。保障もしっかりあり、お金もたまるし、かけ金も適正なものです。
お願いします!
こんな形でいくと、終身保険などの積立をベースにカケステの定期やがんや医療保険などをトータルバランス設計したベストプランのご契約がほぼ決まります。
予算5,000円や1万円だった方が、コンサルティングセールスにより、3~5万円以上のプランに入られることが多いです。

ちなみに5,000円の医療保険1本も、上記の3~5万円の保険提案も、かかる労力はさほど変わりませんが、APは6万円と、60万円で、10倍違います。医療保険1本を10人対応するより、後者1件の方が、かかるリソースは格段に少ないです。

お財布は2つある

売れているプランナーはお客さまの2つのお財布をきっちり把握しています。
それは、フローとストックです。毎月の貯金と、すでにたまっている貯蓄額です。
毎月の貯金は、お子さんがいたりいろいろ教育費や塾などがかかっていると、貯められる額には限度があるものです。
世のお父さん、お母さんは、育児を本当に頑張っています。
月の貯金をふやしたり、かけ金の捻出を増やすのは大変です。

一方で、すでにたまっているお金は、ボーナスに手を付けていなかったり、不動産の売却益であったり、相続があったりと、まとまったお金があることもあります。

この両方にそれぞれの提案をしていくのです。

具体的には

カケステ系の保険 ・・・ フローから
積立系の保険   ・・・ ストックから

といった具合です。

APで100万円超の保険などは、たいていストックからの捻出によるものです。
例えば、貯金が1,000万円あったとして、
このお金は将来に向けてとっておくお金ですか?それとも、すぐに使いますか?と聴くと
将来の備えですね。特に用途はないです。
といった回答が多いです。
もしくは、両方と言われたら、比率を聞き、前者部分は積立保険にまわせるということになります。
それでしたら、万が一の際には、このお金が何倍にもなって保険金となり、何もなかったら、何割か増えて戻ってくる。そんな方法があったらどうですか?とたずねます。
いいですね!
となることが多いです。
毎年貯蓄額はいくら増えていますか?○○〇万円ですね。
それでは、年払いで○○〇万円で設計しても、安全圏で保障もこれだけとれますから、カケステ部分を減らせますよ。
といったカタチで設計をしていきます。
いいですね!となります。

1件の世帯提案がAP100万円超などとなってくると、保険代理店やプランナーも嬉しいですね。

慣れてくると、フローやストックにたいして、いくらでも預かれてしまうようになるので、むしろ預かりすぎないように営業をセーブすることに気を遣うようになってくると思います。
保険会社では自主規制で年収の20%以内のAPと定めているところもあります。ストックに関しての提案は、いくらでも、保険設計の説明がつく書類を出せば通るケースがあります。

プランナーシップとセールスマンシップのバランスを常に意識するころが大事になってきます。

この域まできていれば、MDRTは息を吸えばなっていると思います。
無意識レベルでMDRTは毎年超えてくるはずです。

ご紹介を頂くには

大前提として、営業マンとして気に入ってもらうことに尽きます。
それ以外のテクニック的な部分に触れていきたいと思います。

まずは、初期段階で、○○さん、私の話がお役に立ったら、たった1つお願いをしても良いでしょうか?
何ですか?
その際はご友人をご紹介ください!
いいですよ。
とちゃんと返事をもらっておくこともありです。
アッパー層の提案になってくると紹介してくださいと言わない方が、良い場合もあるので、一般的なご家庭向けの提案においてのお話になります。

あとはご契約の直後に、○○さん、どうして私に保険を任せてくださったんですか?と聞いてみましょう。
だって、○○さん、親身に相談に乗ってくれるし、提案も良かったから。
などの回答を頂いたら、では、○○さんのご友人にもお役立ちしたいのですか、よろしいでしょうか?などと依頼をします。
いいですよ。うーん。誰がいいんだろう。と大抵止まってしまいます。
そこで、
○○さんが結婚式に呼んで、スピーチや受付を頼むのって、どんな友人ですか?や、毎年必ず会ってている友人、毎月、LINEや電話している友人ってどんな方です?や、○○さんの知り合いで一番優秀な方ってどんな方です?
というように、まわりの人間関係を深堀していくことです。
お名前まできっちり聞いておきましょう。
そして、ご契約のあとで、さきほどのご友人の□□さんにいま、電話やメールできませんか?などとお願いし、その場でご紹介を頂いてしまうのも良いです。メールしてもらうための文章はこちらで用意すると良いです。お客さまにご負担をなるべくおかけしないことが営業として大事です。

お客さまは保険に入りそうな人を探してくださるのですが、それはわからないことなので、影響力の強い方を紹介してもらうのが良いです。
高校や大学の同級生、趣味の友人、飲み仲間でも何でもです。

○○さんに万が一があった際に、私がご友人たちも担当していると、緊急連絡網になるので、とても良いですよ的なメリットを訴求するのも良いです。

大切なのは新しい人との出会いへのワクワク感、楽しむことです。
思いもよらない話で盛り上がったり、不思議な縁があったり、営業で人とつながるのはおもしろいものです。これをロールプレイングゲーム、ドラクエのように楽しめるかもポイントです。

これをやっていると、いつの間にか知り合いが数千人、1万人を超えてきます。そうなると人脈のハブのようになってきますので、いろいろな相談事が舞い込んできて、こんな人知らない?士業を紹介してといった風になってきます。そうすると、人と人をおつなぎしていくことで、自然に仕事が増えてくるようになります。例えば、ご紹介した人同士がご結婚されたりといったようになります。そうなると、当然ながら保険のご相談もきます。

幹事などを引き受ける

こんな風に人脈が増えてくると、飲み会やイベントの幹事役がまわってきます。そうすると人がどんどん自分のまわりに集まってくるようになります。
こうなってくると仕事がどんどん生まれてきます。
遊びと仕事の境目がなくなってきたりします。
楽しい食事会を企画したら、保険の相談を頂いたみたいな状況になります。
遊びも仕事も境目なく楽しんでしまうと良いと思います。

常に自己研鑽をする

営業の精進は終わりなき世界です。営業をし続けることや、優秀な方から学ぶこと、自己開発・営業・マーケティングの書物を山のように読むことが重要です。反復・継続が大事です。常に手元に次に読むべき本は置いておき、早朝や夜に読むと良いでしょう。これをやり続けないと営業力は錆びてしまいます。イチローのように、常にハードな練習をして、本番のマウンドに立つのです。ほんの少しの打率の違いが積み重なって、大きな結果となります。

長文になりましたが、これを読んで実践されるアナタ。
あなたはMDRT。に、1年後にはなっているハズ!

昔はMDRTになるのは、まずは人脈づくりで一苦労みたいな雰囲気もありましたが、最近では、オンラインマッチングプラットフォームもできましたので、そこに登録して、数百件でも数千件でも、見込み客にアプローチをすれば、誰でもMDRTになれる良い時代になってきていると思います。

昔の、血と汗と涙の、足で稼ぐド根性営業は何だったのでしょうか…
革靴のソールを何度張り替えたことか。今となっては良き思い出です。

今後はプラットフォームを活用して、1~3か月でMDRTクリアや、COTやTOTが出てくると思いますので、とても楽しみです。











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