見出し画像

教えられ上手な人は得をするという話

雑談noteです。

今回は投資や勉強に関して思うことを書いていこうと思います。




1.先生たちに感謝

株式投資家という名のニートになって早数年、今のところ特に支障なく生きられています。
独立してからは労働所得が減少したので、資産の増加速度は大して上がっていないですが、それでも生活費を支出しつつも資産を減らすことなく今に至っています。

最も重要な点は、自分の時間が圧倒的に増えたことです。
好きなことを学んで、その知識をまた投資に応用して、小銭を稼ぐ。
そういう稼ぎ方ができています。

これもウォーレンバフェット師匠(勝手にそう思っているだけ)や今まで要所要所で投資の肝を教えてくれた先輩投資家たちのおかげです。

先輩投資家の中には、自分の大失敗を通じて私に教訓を与えてくれた人も多くいます。
むしろそっちの方が役に立っていると言って良いかもしれません。
他人の失敗から学ぶことはとても重要なことです。

私の周りの成功者たちは、若い頃にたくさんの失敗をしています。
株式投資で調子に乗って大損した人、異性とトラブルを起こして失脚させられた人、事業に大失敗した人、自己破産した人……いろいろ居ますが、そこから再度這い上がってきているのが凄いところです。
士業の資格を持っているくせに今では全く使っていない(もう大半の知識を忘れている)おじさんも結構いて、実に面白い人達です。

私は性格的に社交的な方ではないので、自分から積極的に彼らと関わろうとはしませんが、それでも彼らは私の人生の重要ポイントで私に目をかけてくれて、いろいろと教えてくれました。
それらの教えは私の意思決定に大きく影響を与えていて、失敗を未然に防いでくれています。

正確な金額に換算することは難しいですが、失敗を未然に防げたなと自覚できた金額だけでも数千万円分の価値があるでしょう。
それくらい、重要な教えです。
感謝しかないです。


2.教えられ上手は得をする

私はあまり教えられ上手ではないので、彼らから得られている教訓も限定的です。
根暗なので、自分から他人に積極的に話しかけに行くという行動がそもそもできません。

そしてここも重要な点なのですが、私の知る限り、成功者の多くが本当は根暗なんですよね。
人見知り同士にしかわからないあのピンと来る感じで、お互いに目を見てすぐわかるのです。

その結果、人見知り同士で遠慮し合うことになりますから、基本的に滅多に会わないですし、話もしません。
重要な用があるときに少しメールとかチャットで話すくらいですかね。
それが私と彼等との繋がりです。

ただ、彼らから教わったことは必ずメモを取っていますし、その後何度も読み返して肝に銘じるようにしています。
そして、自分の根暗分のマイナスを補うために、人の倍以上の読書をして、書籍からヒントを得ています。
それに費やす時間は膨大で、一日3~5時間程度を読書に費やしています。
それをもう17年以上続けています。
一日平均4時間だとしたら、約25,000時間を勉強に費やしている計算です。

アホみたいですよね。
25,000時間あったら、最難関国家資格2~3個取れますよ。

一方で、私と同等以上の資産をすでに形成している同世代の人たちを見ると、とてもじゃないですがそこまで勉強をしているように見えません。
いや絶対にやっていないと断言してもいいです。

しかし、代わりに、彼らは長い時間を先生たちとの対話に費やしています。
いわゆる飲み会とか、食事会とか、家族ぐるみのお付き合いなどです。

人によって先生は様々です。
何億円もの資産を有する株式投資家、上場を果たした経営者、代々続く資産家、元大手のファンドマネージャーなどが先生になっています。
ネット上に溢れる怪しい自称投資家とかではなく、表にけして出てこない本物のプロの人達です。
そういう人たちとの対話は、書籍なんかとは比べ物にならない利益を産みます。

私もそのことを実感したことが何度もあるので、やはり生の情報に勝るものはないです。
やはり教えられ上手な人間は、そういう人たちとの対話に時間と労力を投資することで、私よりも遥かに短い時間で、より大きな利益を得られています。


3.彼らがやっていること

教えられ上手の人たちがどういう行動を取っているのか気になったので、何度か聞いたことがあります。

彼等自身は自分が教えられ上手だという認識を持っておらず、単に当たり前のことをしているだけだと言っていましたが、私から見るとだいぶ異常な行動力だなと思っています。

今回はその話をしましょう。

まず大きな違いとして、彼等は平気な顔して人を誘えます。
人を何かに誘うという行為に戸惑いがほとんどなく、当たり前のように先生たちを誘い出します。

ここがもう私と違うところです。
私は他人様の時間を奪うということに極端な抵抗感があるので、誰かの葬式でもない限り、誘ったりできません。

そして、先生たちが根暗だと知っているので、必ず個室を取るそうです。
根暗な人たちは「人混み」が嫌いなので、静かな場所を好みます。
そういうところもわかっているのでしょう。

さらに、毎年かかさず誕生日をお祝いしていて、あの手この手で集まる場を設けているようで、どうでもいい日でもとにかく場を設けて誘い出します。
そのときのスケジュール調整や場所の手配、タクシー等の手配まですべて自分でやって、先生たちの秘書と連携してスムーズに進むように万全を期すそうです。

彼等からすると「お時間をいただいているのだから当然」という感覚だそうで、むしろ楽しんで準備をしている感じです。
場合によっては予約とかの手配で数万円のお金が飛んでいくこともあるそうですが、そういうお金の使い方に対して抵抗がないそうです。

交際費として月にいくら使っているのか聞いてみたのですが、多いときは20万円超えるらしいです。
そこまでかけるのはどうかと思いましたが、それ以上の利益を得ているなら、確かにありなのかもとも思います。

ちなみに、私は自分でタクシーを呼んだこともないですし、乗ったことすらほとんどないです。
そもそもタクシーの呼び方すら知らないです。
ついでにいうと、高級料理のお店もほぼ知らないし、予約の仕方もよくわかりません。
教えられ上手な皆さんは、そういう社交場にとても詳しくて、何でも知っています。
レベルの違いを実感します。

しかも驚いたのは、彼等の多くが、先生たちに対して毎年かかさずお中元やらお歳暮やら諸々のお届け物をしているのです。
信じられない……私なんて何がお歳暮で、何がお中元なのかすら区別がつかないのに。

以上の情報から推察するに、教えられ上手な人たちは、一時的な行動ではなく、継続的な行動で信頼を得るのだろうと思います。
たった一回の会合とか、たった一回の食事会で頑張って手配して、お金をかけるというのは誰にでもできることですが、それだと情報を得られるのも一度だけです。

一方で、教えられ上手な人たちは縁を絶やすことなく保つ術にも長けているので、先生たちからずっと情報を引き出し続けます。
これは特別な才能と言っていいレベルでしょう。



4.やつらはプロの情報引き出し屋だ

私も少しだけ資産を持つようになって、準富裕層に仲間入りさせていただいたので、たまに教えてほしいという人に出会います。
基本的に非社交的なので一切対応しませんが、時々断りづらいやり方で聞いてくる人もいます。

最初から私にプレゼントを渡してくるタイプの人です。
ちょっとした顔見知りとか、間接的な知り合いくらいの距離感なのに、すぐ懐に入ってくるんです。

私は物欲がほとんどないので欲しいものなんて書籍くらいしかないのですが、そういうのをわかっている人は、私に図書カードやAmazonギフト券を先に渡してきます。
大した金額ではないので別にいらないのですが、先に渡されるとめちゃくちゃ断りづらいです。

しかも、YouTubeとか過去に管理していたホームページ等について、感謝のお手紙とかも付けてくることが多いので、うちの秘書である管理人ちゃんが受け取って「私は断りたくないので、先生自分で言ってくださいね!」とか言われます。
そうなるともう無理で、徐々に話を聞かざるを得ない状況になってきます。
もちろん、全く面識がない怪しい人間の場合は突き返しますが、そういう人間ってそのあたりも上手で、大抵ただの良い奴なんですよね。

前述の教えられ上手な人たちと全く同じ系統の人間たちです。

そうなるとこっちも話を聞くしかなくて、30分程度ならという前提で個別の質問を聞いてあげたりします。
直接会ったりは一切しませんが、メール等を通じて文章で質問してもらって、答えたりします。
その結果、30分で終わったことがないです。
大抵1時間くらいかけて回答の文章を作成する羽目になります。

私の年収と実労働時間から考えると労働時間給は10,000~15,000円くらいになるので、それを基準にすると完全に赤字なのですが、不思議と悪い気持ちはしません。
おそらく、前述の先生たちもこういう気持ちで彼等に教えてしまってるんだろうなと思えてきます。

教えられ上手な人たちは、人見知りの人間の扱い方に長けているのです。
こちらは警戒心がめちゃくちゃ強い野生のマーモットレベルなのに、ビスケット1枚で懐柔してくるんです。

https://pixabay.com/ja/photos/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%83%E3%83%88-%E9%A4%8C-%E5%A1%9E%E3%81%8E%E3%81%BE%E3%81%99-912462/


私には全く無い能力なので、今後もできる気がしないですが、参考にはなります。

あと思ったのは、教えられ上手の人の多くは、スポーツの世界で生きてきた人とか、現役のサラリーマンが圧倒的に多いんですよね。
もしかしたら、会社や部活でそういうマナーを叩き込まれているのかもしれません。

そうだとしたら、素晴らしい教育の一つと言って良いでしょう。
そこで得られた技術を上手く使えば、極めて重要な情報を引き出せますから。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?