#217 トレーディングガイド

システムトレードの基礎的な考え方が網羅的に記述してあるところが良かった。直接利用できる箇所は限られているが、テクニカルに置いて、必ず見込まれたことが達成されるとは限らないということを念頭に入れる必要があること、メカニカルにトレードすることの重要性をとく良書。以下参考になった点の抜粋。

・アキュムレーション、上昇局面、ディストリビューション、下降局面と、相場がどの場面にあるのかを把握する。

・アキュムレーションはセリングクライマックスにおいて始まり、その後の反動高は長続きしない。

・反動高は過去の下落分だけ上げることがあるし、この反動高を上抜けた時に強気が再開する。

・アキュムレーションの最後には、大商いを伴ってアキュムレーションレンジを下抜けることがある。この後急反発して、下げ幅を回復し、そのあとはあさくおして取引高も閑散とすることがある。出来高を伴ってその後上昇へと向かうことが多い。

・バイイングクライマックスの後の最初の反動安の後には急反発がある。

・バイイングクライマックスをつけた後に必ずしも下降相場やアキュムレーションに向かうことはない。

・トレーディングレンジに置いて揉み合い局面で安値を切り上げながら、どちらの方向にブレイクするかによってその後の相場の方向は判断される。

・二本の長大陰線、過去10日間のレンジの高値を上抜けない、価格が最後の上げ幅の75%以上押すと、買い物出尽くしになってきたと判断される。

・支持圏の2~3回目の押し目は買い。(4回目は下抜くかもしれないので注意。)

・目標値は、直近の揉み合いから上げ下げ幅のところまでをとる。

・取引をするのは、動きがあるものでフィルターとして例えば下記のものが使える。ボラティリティが大きいもの。4Wの最高値をつけたもの、20day averageが上昇にあるもの。

・トレンドがある時間は、全体の15~20%ほどであるため資金を晒すタイミングもそれに合わせる必要がある。

・インサイドデイ、アウトサイドデイの予測能力があるか?連続な市場だとアウトサイドデイのみになるが。

・終値が直近二日間の終値よりも高く、終値が始値よりも高い場合は上昇相場という判断。

・直近の上げ下げを埋める形で市場は推移する。

・戻り売りは底からどれだけ上げたか


作用反作用と逆向きなポイントが目標値になる。

・スプリングの動きは、直近の安値を下抜けた後(もしくはキーとなるラインを下抜けた後)大きな陽線が出て、その高値を上抜けた時に確認される。

・アップスラストは、直近の高値をつけて、直近二日間の終値を下回る長大陰線が出て、その安値を下回ることで始まる。

・ケルトナーチャネル(平均足の10日移動平均線と、10日間のATRを出しておき、そのバンドを上抜けたら買うというもの。)

・PLドット(3日間の高値終値始値)に価格が価格の調整の趨勢を決めることがある。上昇局面ではサポートになり、下落局面だとレジスタンスになる。

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