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音MDM天 振り返り(tokachi視点)

こんにちは。
とそちか(コンビ名)のとそちかじゃない方と罵られたtokachiです。
音MAD DREAM MATCH -天-【音MDM天】でお披露目した『ω』の制作経緯について、覚えている範囲で書きます。

せっかくなのでマッチングから振り返ります。


マッチング

アニメMADが作りたいと思っていたので、その方面に強い人と組みたいと考えていました。

指名候補(敬称略)

とそちか
KIRALOVANIAで曲と素材の合わせ方が上手い人だと思った
・名前が似ている

♪くらっち♪
・幅広く器用に作れる印象
・名前がちょっと似ている

水無月☆★
・幅広く器用に作れる印象
・名前は似てない

Ckiro
シロバコオドルの構成力が好き
・この動画がきっかけでSHIROBAKOを観たので、人に影響を与える動画を作れる人だと思う

手稲.
・キルミーで作れそう
・目指す方向性はちょっと違いそうな雰囲気を感じる

ネロ
・昔から尊敬している作者の一人


一巡目

ネロさんを指名→成立せず×

誰が誰を指名するのか見当もつかなかったことと、どうせ自分には指名が来ないだろうと思っていたこともあり、一巡目で指名を受けてない人を二巡目から狙おうと考えていました。結局媚び売りも兼ねてネロさんを指名。
今思えば自分自身がぶりぶりざえもんムーブしてたかも。

指名候補の人たちはどうだったかというと、画像の通り。こんなの出して良いのか分かんないので名前は書きません。

この結果から分析した内容が

♪くらっち♪さん
菅沼さんが複数人の指名を受けている水無月☆★さんを指名しているため♪くらっち♪さんに返してコンビ成立の可能性がありそう
水無月☆★さん
5人から指名を受けていて、入る余地が無さそう
Ckiroさん・ネロさん
Ckiroさんがネロさんに返してコンビ成立しそう
手稲.さん
音声が強い人を求めてそうな感じがする
わたくし氏さんから指名を受けているので返す可能性もありそう

というわけで、指名を受けていないとそちかさんを二巡目から指名することにしました。最上位指名候補だったので空いていたのは運が良かったです。

二巡目

とそちかさんを指名→成立せず×

とそちかさんは一巡目に続き水無月☆★さんを指名していました。
とそちかさんを指名してる人は自分以外いませんでした。

三巡目

とそちかさんを指名→コンビ成立〇

実は二巡目の結果が出てからとそちかさんが僕のニコニコアカウントをフォローしてくれたので、三巡目で返してくれると確信していました。フォローされてなくても指名し続けていたので不正じゃないです。許してください。

ちなみに三巡目でわたくし氏さんが僕を指名してくれていました。それまで誰からも指名をされていなかったので嬉しかったです。ありがとうございます。

マッチングの話おしまい。


素材決め

以下とそちかの敬称を省略します。
マッチングが成立した日にとそちかと通話してお互いが好きなアニメを挙げていきました。

ぼっち・ざ・ろっく!とか挙がってた気がするけど、9月まで熱量が残ってるか不安だったので没。

とそちかが別名義のアカウントでクレヨンしんちゃんの動画を上げていたことを思い出し、クレヨンしんちゃんを提案しました。

昔から実家にあった原作を読んで育ち、ここ数年またハマっていたのでクレしんで作ることになって嬉しい。めちゃくちゃ気合入りました。


動画の方向性

どの層に向けて作るか?

自分たちと同年代(20代後半から30代くらい)のクレヨンしんちゃんを見て育った世代

20代後半から30代くらいの人たちは、クレヨンしんちゃんを見て育った人が多い世代だと考えています。

そんな人たちも、当時クレヨンしんちゃんが"一番"好きだったという人は少ないと思います。(クレしんは子供のころ日常的に見ていたアニメの一つで「クレしんで爆笑したこともあったっけ」みたいな人たちが多い印象)

「一番好きだった」わけではないからこそ振り返る機会が少ないけど、幼少期にクレしんの独特であたたかい世界観で笑って楽しい気持ちになった思い出が記憶の片隅にあるという人は多いのではないでしょうか?

クレしんMADだからと言って
クレしんファンに向けてだけ作るのではなく
「昔観てたな~」くらいのライト層にも
ノスタルジーに浸ってもらえるような作品を目指しました。

長々と書きましたが、要は
"みんなにクレヨンしんちゃんを思い出してハマってほしい!"
ということです。

ちなみにこの考えは共有していなかったので、とそちかは何も考えずに作ってます。


選曲

POP TEAM EPIC

2022年に映画クレヨンしんちゃん30周年を記念したグッズの展開がありました。

「これでポプテピピックのOPのサビ作ったら映えそうだな~」
という発想から『POP TEAM EPIC』は決まりました。


Super Scooter Happy

しんちゃんの声優は2人居てどっちをメインで作るか決めかねていた

ならポプテピピックみたいな感じで
1周目と2周目でちょっと違う内容にして両方使うか

現在しんちゃんの声優を担当している小林由美子さんの声で「オラの心はエリートだゾ」の回が再録されているのを知っていたので、この回をメインにして「エリート」で作る案もありました。(この回以外ちゃんと調べてなかったので、どの程度再録回があるか知らなかった。)
結果的にこれは上手くいかず、音声を作っている段階で良いものになる気がしないと、とそちかに言われたので没になりました。

改めて曲を決めるにあたって、

・原曲とアレンジなどで差分が使える
・クレしんの主題歌を歌ったことのあるアーティストが好ましい
・明るく楽しいポップなイメージ

以上の条件で探し直し、とそちかが『Super Scooter Happy』を見つけてくれました。

2012~2018年の主題歌「キミに100パーセント」は、中田ヤスタカが作詞/作曲を手掛けたきゃりーぱみゅぱみゅの楽曲なので、クレヨンしんちゃんの主題歌と言えばこの曲という世代の人もいるのではないでしょうか?
Super Scooter Happyをみつけてきたとそちか天才だぁ~


ちなみにポプテピピックの構成をなぞろうとしたきっかけは「ちくちく世界宛て言葉」を直近で見てたからです。


Karakuri Spirits / Baqeela / ロキ

この辺はとそちかの独断でやっているので、とそちかのブログを読んでください。書いてたり書いてなかったりすると思います。


制作

手が遅いので制作期間中ほとんどOPの映像を作ってました。
まとまってなくて読みづらいと思いますが、時系列に沿って振り返ります。
技術的なことに関しては期待せずに読んでください。

2月~3月

全コンビのマッチングが終了した時点から一斉に制作に取り掛かれるルールでした。(それまでにマッチングが成立したコンビは素材や曲を決めておくのはOK)

イラストを描くのがどれくらい工数が掛かるのか予想できなかったので、サビから作り始めてみました。

23/02/21 ざっくりとだけ描いて雰囲気が合うかの確認(全然似てない)
衣装メモ

1周8枚 × 2パターン で16体のしんちゃんを描きました。

正面を向いた時に奥の衣装が見えなかったのでメモで選んだ衣装と完成品とで使った衣装は多少異なります。奥を向く時の衣装は帽子が目立つ衣装を選びました。

見えなくて没になった後ろ姿の温泉しんちゃん


元のOPの上にイラストを重ねた動画に対してのとそちかの反応

この後いきなり本名を晒して
「デスノートに名前書いて■してください」
とか言ってた。何なんだこいつ。


息抜きにこの辺も先に描いてました。ここはエモくて気に入ってます。
元ネタは『映画クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』の大人になったしんのすけとひまわりです。


4月~5月

クレしん歴代映画を見直していたとそちかにサビの後半(正面を向いて歩くモーション)に使えそうなシーンを探してもらい、加工すれば使えそうなシーンを見つけてくれました。

ろくに作業を進めていなかったとそちかに大体作ってもらった。

見つからなかった場合は横を向いて歩いているシーンを採用する予定でした。


冒頭の漫画のコマを使うカットを作ろうとしていた頃、タイミング良くKindle版のセールをしていました。1-30巻を990円で買えて助かりました。暇な時に読んでます。

期間限定のセールだったので現在は終了しています。

ロゴの電撃エフェクトが地味だけど一番大変だったかもしれません。

未だにAfterEffectsを理解できていませんが、分からないなりに作った方法を記載しておくと、

シェイプで線を引いて
ダービュレントディスプレイスでぐちゃぐちゃにしていろいろ重ねて
1フレーム単位で形を変えて調整して作りました。

しんどい作業してて進捗の反応貰えないの結構きつい。



マッチング前の事前情報に嘘を書くな







とそちかのこういうとこや仕事のことやらなんやかんやあって心が折れかけました。音声を作れる気がしなかったので、とそちかに任せることにしました。


6月~7月

6月はサビ前のちきゅう大爆発を作っていました。
カスカベボーイズの切り抜きをとそちかに手伝ってもらいました。

背景もそれっぽい感じに作ってます。


地球に突っ込むカットは
いらすとやから地図のイラストを拾ってきて
それっぽい雲を描いて
AfterEffectsのCC Sphereを使って球体にしました。

雑な雲

やる気が無くなってきた頃、とそちかがOPの音声を上げてくれました。

23/7/18 POP TEAM EPIC初稿

この辺からとそちかが音声の進捗を上げてくれるようになり、仕事中にめちゃくちゃ聴いてました。
OPを大体3日で仕上げてきたので「敵わねぇ~」と思った。


23/07/23 サビ後半

サビの後半は「Hey Baby」のオマージュです。
最新作を含む歴代映画31本を並べています。

公式の映像じゃないけど許してにゃん


8月~9月

8/5
『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 とべとべ手巻き寿司』の舞台挨拶が当たったのでとそちかを誘って一緒に観に行きました。
話の落としどころが残念だったこと以外は良い映画でした。

寿司が食べたくなったので回転ずしに行き、とそちかの奇行が見れました。
詳しくは音MDMの前夜祭を見てください。(66:03~)




映画を観てからとそちかがやる気を出してくれて、Karakuri Spiritsの映像が結構出来てました。
モノクロでタイトルロゴを出すところがめちゃくちゃ良かった。


8/16 OP仮完成

サビの表面が白くて裏面が水色になっているテキストの作り方が分からなかったので、ライトのゴリ押しで作りました。
AfterEffectsだけで完結する正解の作り方を誰か教えてください。


残りの期間はSuper Scooter Happyの映像を少しだけ手伝いました。
うんちパートと最後の流れ星パートを作りました。

真面目に作りたかったけど我慢できなくてふざけちゃった画像


マイマイマアムのパロディは脈絡無さすぎてどうなんだと思いつつ、ピーポくんで終わるところが好きなので段々原照代ちゃんを入れてもらいました。『映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』に出てくる警察官のキャラクターです。
Karakuri Spiritsに入れられなかったらしいのでとそちか的にもここで使えて良かったらしいです。

注目される段々原照代さん


最初はAパートも「じゃ」で終わっていたので、前半の終わりっぽく「お」に変更してもらったり、
Bパートの最後のセリフは「あ~、オラ毎日楽しい」を使うようにしてもらいました。矢島晶子さんが野原しんのすけとして演じた最後のセリフです。

公式の映像じゃないけど許してにゃん


あとはとそちかに修正依頼を出したり、直接とそちかの家に行って直したりしてました。ブラッシュアップの内容に関してもとそちかのブログに少し載っているのでそちらをご覧ください。
とそちか的にはキツかった期間らしいですが、そもそもスタートが遅すぎるので自業自得な部分もあります。


音MDMを終えて

とそちかへの愚痴を(了承を得て)吐きつつ語ってきましたが、今回の動画は9割とそちかの力で完成したと思っているので死ぬほど感謝しています。本当に。
アイデアがあっても形にする力が無かった自分の欠点をとそちかが補ってくれたおかげでやりたいことが出来ました。

Karakuri Spiritsの出来が特に良かったので、それを活かすためにそれ以前のパートは前フリとして全力で頑張ろうと思い最後まで作り切れました。

役割としては
tokachi・・・大枠の構成
とそちか・・・中身練る
くらいの感覚です。

僕たちの動画を見て、感動してくれた方や映画を観直したくなった方、クレヨンしんちゃんに新たにハマり始めた方などを見受けられ感無量です。
動画の方向性で述べた層に刺さる動画が作れたと思います。

クレヨンしんちゃんを見たくなった人向け

ちなみに、クレしん映画はNetflixで配信されています。
Netflixの登録をしていない方にはAbemaがおすすめです。上映中の最新作を除く30作品の中から毎日1作ずつ放送されるので、待っていれば無料で全作品視聴することが出来ます。
個人的には「嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード」と「嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイ」の2作品が好きです。Abemaで10/5と10/6に放送されるみたいなので見てください。

テレビシリーズを見たくなった方にはテレ朝動画のクレヨンしんちゃん月額見放題パックがおすすめです。月々550円で視聴できます。年代によって配信されている数が少ないですが、見たいエピソードがあればリクエストを送ることが出来ます。

アフィじゃないよ。

まとめ

ここまで読んでくださりありがとうございました。
とそちかのブログをもう一度貼っておくので、まだ読んでいない方はご一読ください↓


スマホでXの下書き機能が使えなくて出せなかった画像

おまけ

ωの意味は大体想像通りです。


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