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生産者から消費者へ

2014年7月12日 facebook投稿
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日本人の意識が「生産者」から「消費者」に変わったのはどこからだろうと考えていたのですが、あたしらが小学生のときに学校で見させられた「はたらくおじさん」という番組を思い出しました。
https://www.youtube.com/watch?v=3WqVdlEmQUA

(プロジェクト担当者からの注:原文URLの動画は削除されていたため、
ほぼ同じと思われる動画のURLを掲載しました。)

wikiってみると、番組は82年に「働くのはおじさんだけではない」ということで「みんなのしごと」と番組名が変わり、さらに(みんなが働いているわけではないという理由か?)「はたらくひとたち」に変わり、92年で終了しています。
http://bit.ly/1osYjnG

82年というのは中曽根内閣が発足して新自由主義が始まり、夕張炭鉱が閉山して、「笑っていいとも」が始まったという年です。
なんだか社会の仕組みががらっと変わったようにも思えます。製造業から金融サービス業への転換期で、86年が男女雇用均等法施行ですから男性労働モデルが変わることですね。その歳には雑誌Hanakoが創刊します。女性が大いに消費生活に入ったのでしょう。83年は平凡出版がマガジンハウスに社名を変えています。消費社会ムードは確かに高まっているように思います。

番組が終了した92年はバブルが終わり、就職が最後の売り手市場だった年です。翌年から就職難が少しずつ始まります。そこでどうして「労働教育番組」が終わったのか、ちょっと興味深いです。ところで、「はたらくおじさん」の主題歌には「はたらくおばちゃん」の歌詞がありました。あったんだ、気が付かなかったです。

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