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朗報あるいは悲報?年金の最新ニュースについて

みなさん、こんにちは!
社会保険労務士法人 東海労務保険事務所です。

物価や賃金の上昇が続く昨今、それを踏まえて年金事情も変化しています。今回は年金の最新ニュースをお届けします。

まず、今年度の年金支給額は前年度比の2.7%引き上げられます。物価高騰を鑑みての決定で、伸び率はバブル期以来で最も高いとのこと。ただし、将来の給付水準を確保するため、物価や賃金の伸びよりは低く抑えられており、実質的には目減りとなりそうです。

老後は年金で安泰だった時代は遠のくばかり……。やはりNISAや確定拠出年金など、将来に向けての自衛が必要なのかもしれません。

次のニュースは、年金の支給が停止される基準について。年金受給者が在職中(社保加入中)の場合、給与や賞与額によっては年金が一部、または全額支給停止されることがあります。この支給停止となる基準が、今年度は昨年度(48万円)よりも少しだけ緩和され、50万円までとなります。

なお、年金の支給停止の仕組みは以下のとおりです。

6月に振り込まれる年金が少し増えた?と思ったら、支給額の引き上げと支給停止の緩和の影響かもしれません。

最後は今年度の国民年金の保険料について。今年度は1カ月当たり16,980円と値上がっています。
この3年間の推移を見ると
R4年度:16,590円→R5年度:16,520円→R6年度:16,980円
となり、今年の上げ幅は大きいです。

ちなみに国民年金はその月の分を翌月末日前に納めなくてはなりません。納付期日を半月ぐらい過ぎると、黄色の分厚い封筒が届きます。中には未納付の1カ月分の納付書と国民年金のメリットを掲載したたくさんのチラシ、そして口座振替依頼書が同封されています。納付率向上への執念を感じる内容ですね。

いかがでしょうか?

次回は定額減税の詳細についてお話します。ご要望・ご質問がございましたら、お気軽にご連絡ください。
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