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どの程度が妥当?昨今の状況に合わせた昇給について

みなさん、こんにちは!
社会保険労務士法人 東海労務保険事務所です。

今回は、昇給についてお話します。昨年度から急激な物価上昇や人材不足に伴う賃金相場高騰が話題に上がりますね。以下は、経営者としての私個人の意見ですが、参考にしていただければ幸いです。

今年度は大企業を中心に、初任給や昇給額が大幅UPの様相を示しています。こうした大企業のなかには、大卒初任給30万円や昇給率6%などグローバル人材にも対応できるような水準を目指すところも。

一方、中小企業、とりわけ製造業は受注量が減少傾向にあります。令和6年度も受注増につながる見通しが立たない中、大企業に追随して昇給をしていくのが難しい企業も多いのではないでしょうか?

とはいえ、人材不足も深刻化しており、人材流出は避けなければならない状況下にあります。余裕はないけれど物価上昇に対応した賃金設定を強いられる、厳しい状況だと思います。

私の個人的な意見としては、やはり人材獲得と人材確保の両方を念頭に入れると、平均4%以上の昇給率、人材確保のみを考えるとしても平均2~3%程度は必要ではないかと思います。

あとは、各企業がお金の面だけではない魅力づくりや発信を継続していく努力の必要性があるでしょう。自社の求人活動を通してひしひしと感じています。

いかがでしょうか?

厳しい状況下ではありますが、経営者の皆様は共に頑張っていきましょう。ご要望・ご質問がございましたら、お気軽にご連絡ください。
https://www.tokairoumu.com/contact/

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