noteに対する暫定的理解 #メディアミートアップ 『サブスク型のメディア運営の可能性を考える』に行ったからー!

#メディアミートアップ 『サブスク型のメディア運営の可能性を考える』

に行った感想は先日日記に書いたんだけども、それに関連してハッとしたことがあって、忘れそうだからここにメモ。

ちなみにサブスクとは全然……でもないけどあんまり関係なくて、noteのことなんだけども。

いや、最近noteにめっちゃハマっていて、他の人が書いたもの、撮った写真、描いたものばかり見ているんですよね。「noteおもれー!」って。でもそれって、ちょっとヘンじゃないですか? だって、noteの見えている部分、仕様として特徴的な部分て、知らない人から見れば(僕もそうだったけど)課金コンテンツを個人でも気軽に作れるってところだと思うんです。あくまでも仕様的な部分では、「ブログ+α」ですよね? ということは、機械的な意味での「プラットフォーム」だと思っていたんです。

そう思っていた自分は、登壇した大熊さん(めっちゃ余談なんだけども、神奈川県のダイクマとは関係ないですよね。ググってないからわからないけど僕ダイクマでずっとバイトしてて。でも、僕も本名が珍しく、あ、本名は「だいろう」っていうんですけど、クラスが変わるとその名前でいじってくる人がいるわけで、ご本人は面白いことを言っているつもりが僕からしてみたら百万回レベルの話なので対応に戸惑うって経験があるため、大熊さんも同じ思いをされているのだろうなと)の一言で「noteの文脈に沿ったコンテンツが」みたいな(言葉は正確に思い出せないんだけど)、ごくごく僅かな違和感を感じたんですよ。

で、そんな違和感はしばらく忘れていて、昨日自転車を漕いでいるときに「noteおもしれーなー! なんでだろう。ていうか、単にプラットフォームであるところの<noteが>面白いとか、コンテンツっぽく語るのって、なんか日本語的にヘン。noteのなんらかの機能が面白いとかなら分かるが。たとえばWordpress面白い! ならいいけど……でもやっぱnoteが面白いんだけども……」などとつらつら思っていたときに、ハッと大熊さんの「noteの文脈」って言葉がフラッシュしたわけ。

ぼくが面白いって思って読んだり見たりしているものって、クリエイトされたものだったんですよね。まあ確かにnoteはプラットフォームではあるから、たとえば解説ブログみたいなものも、とてもおもしろく読んでいるんだけど、それはそれとしてnoteが面白い! って思ったときって、クリエイティブなものに触れた時。で、そのクリエイティブなものっていうのが、僕も一応メディアのしごとをずっとしてきたから思うんだけど、既存のメディア企業がパッケージングする(というか、商品化をスタートする)ことがなかなか難しいけど面白いもの、だったり。コミケもそうかもしれないけど、たとえばワンフェスの卓を周ったときに感じる手芸的なおもしろさが、ちょっと近い。もっといえば、散歩をしているときに、工夫して作られている花壇を見た時の感覚かもしれない。それは、既存のメディアだったり商流の中ではなかなか商品化されないものなんだけど、じゃあつまらないかといったら面白い。おそらくそういう人たちの中から、既存の商流というかスキームに合わせたコンテンツがどんどんでてくるんだろう(てか、でてきてるのですかね。嫌われる勇気は、すっごく面白くて現在二周目)。だから、「形になっていない」コンテンツがたくさんあって面白い、のではなくて、「形の違う」コンテンツがたくさんあるってことで「noteおもしれぇ!」だったんじゃないかなと。それが、noteの文脈ってやつだったんじゃないかなと。

もちろん、僕はムーが好きだからそういうコンテンツも見るし、ほかの有名人の解説ブログ的なnoteも読むんだけど、それはどちらかというとプラットフォームとしてのnote的なものであって、他のプラットフォームでも代替できる。けどおそらく、クリエイティブなものっていうのは、もしかしたらnoteでしか実現できなかったのかもと思い、一周回って「なるほど~!」と、勝手に解釈したのです(と、いうことは、もしかしたら今後はたとえば、ムーを例にだしてなんだけど、ムーのnoteがnoteの<文脈>的なものを取り入れていくというか、進出したと思ったらnote的な展開になっていてnoteから影響をうけていく……みたいなことだって起こるかもしんないとか、妄想する)。

そうなると、「ああ、サークルってのもそういうことなのかな」とか、新しい機能についても腑に落ちる。

校正を続けねばならんので仕事に戻るが、とにかくメモできてよかった。あと、以下は日記にも書いたイベントのメモです。



以下、日記より転載。※一部ふさわしくないw表現を使っていたので改編。

いやなんか、いや僕100周以上周回遅れというかもはや周ってすらいない的な感じなのですが、最近noteが好きなので、そこで告知されていたからってとりあえず行ってみた。
 
https://togetter.com/li/1468106
 
ポイントは左上に写ってることね! うーん、異様だなあ……。で、「お前はそんなにサブスクとか、そもそもそれ以前にインターネットの何々にそんなに興味があんのか?」って疑問符はつくんだけども、まあなんか、おもろそうならサッサと行ってみる的な。
 
でまあ、そのあたりの僕のことはどーでもいいんだけど、素朴に面白かった。素朴にってのは、ホントに素朴に、「へー! コンテンツで稼いでる人っているんだなー」的な感じ。なんか、僕はバカなので、どうもインターネットが普及してからというもの、みんなが使うようになったら結局それはソフト(まあ今ならサービスっていうんでしょうけど)が蔓延という言い方もへんだけども力を持って、コンテンツというのはソフトの下位に位置するようなものになっちゃうんじゃないかな的に思っていたんです。眠くて頭が回らないから余計にうまくいえないけど、紙とか、テレビとか、メディアとしての機能がとても低い媒体ではコンテンツは結構重要なんだけど、メディアとしての機能が高いネットだと、そのうち記事だったり番組だったりっていうコンテンツは顧みられなくなっていくかもなー、良質なものだけは残るけど的な。えー、ちょっと話題がそれてしまいました。
 
もっと単純に、サービスの提供者=ソフト開発は儲かるかもだけど、コンテンツはなかなか儲かるのむずいんじゃないのかな的な感じ。極端な話、CGMとかもそうだと思うけど、コンテンツ、みんな作れるじゃん的な話もあり。
 
なのだが、けっこうコンテンツで食ってる人たちが3団体でてきて、いろいろたいへんなことはあるみたいなんだけど、食ってる人がいるってだけですげぇことだなあと。いや、今までもぼんやりとそういう人たちがいるらしいなとは聞いていたんだけど、目の当たりにして「へー、成り立つのか」って。いや、既存媒体がネットに展開していますとかじゃなくて、ネット発の純コンテンツでもアリなんだなあ的な、のんびりした感想が、まずあったんだよね。僕自身を見つめて、やってけるかどうかはまあ、アレだけど、ヤッていってる人がいるってのは「ほー!」と。
 
で、ここからはもう少し具体的な話の感想なんだけど、そっかー、サブスクの感覚がもっと普及して、昔のWxxxだっけ? の騒動とかがおきなくなったり、今コピペ職人を低価格でかき集めているような輩が全滅したりとか、しねぇかなあと。アレは単に、サービスの不具合をついただけの代物だろって思ってるので。広告のサービスが未熟であることが悪いわけで。
 
もちろん、そういう話と広告モデル=PV云々とは別次元の話ではあるけれど。いずれにせよ、PV以外がお金になるって、すごく重要だよなと。その最終的な答えがサブスク的ななにかではないかもしれないんだけど(実際、She isの人の話は、サブスクといっても、ちょっと僕が考えてたステレオタイプなサブスクとはイメージが違った)、コストをかけたものに対価が払われることが、どんどん普通になっていったらいいのになと。
 
なんかもっとカッコいい感想があった感じもしたんだけど、ホントはもっと、カッコいい感じのひらめきを書きたかったんだけど、ない。まあ、なんだろう、ともかくも、原価のかかったコンテンツにお金を払う感覚が、意外と普通になってきているのかもって、思ったんだ。あ、今んとこ、Webの場合は小規模なタイアップがたくさんあることが、いちばん良質なコンテンツを生み出すことにつながるんじゃないのかなって思うんだけど、どうなのかなあ。
 
とまあ、とりとめもなくいろいろと感じたり、事例を聞いて面白かったんだけど、なんか、人見知りなので、その後の本来の趣旨であろう他人との交流はちょっとムリだったんで、帰った。こういうのもなあ。記者発表とかだと、興味のある登壇者に突撃とか、普通にできるのに、なんか、そのへんが僕の残念なとこなんですよなあ。
 
あ、あと、お知り合いにもお会いできて、それは嬉しかったんだけどnoteのサークルの話になって、僕は「僕なんてとてもとても」って言ったんだけど、よっく考えたらお前が立ち上げろという話ではなくて、どっか気に入ったのに入ってみたら? 的な話だったんだと帰り道に気づき、ひとり顔が赤くなった……ってオチ。

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