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語らいのアンサンブル!~贅沢ビュッフェで「夢のつづきを」~

  4月1日、宝塚ホテルのレストラン「アンサンブル」がビュッフェ営業を開始することになりました。テーマは「フルコースを仕立てるような贅沢ビュッフェ」前菜からメイン、そしてデザートに至るまで、お好みのお料理を選んでご自身のオリジナルフルコースを味わい尽くせます。
この話が持ち上がったのが、半年前。そこから会議、会議、会議。各部署への報告とテーマの企画検討。他ホテルのリサーチを重ねて、宝塚ホテルならではのビュッフェをお届けするには?と、レストラン企画から、調理まで打ち合わせの毎日。その後は、報告、報告、報告。確認の繰り返し。
 次に、お料理の内覧会を何度も何度も繰り返す。食べて、修正して、食べて、修正してを繰り返す。一皿に盛る量は?並べる順番は?内覧を繰り返す度に、問題は山積みでした。

内覧会の様子

 そして、ビュッフェ営業開始に伴うビュッフェ台増設の為の工事期間とその期間中の朝食会場の調整。出来るだけ早く、確実に空間を仕上げるには?電気の配線や増設に伴い、テーブルの減数をどう埋めていくのか?施工業者との打合せの後、工事は行われました。

工事前
工事後

 工事が終わってお料理を並べて見た時点で、備品の注文の見落としや、係がお客様に何処までサービスするのか?の判断。各部署が知恵を絞って4月1日の開始日ギリギリまで話し合いをしていました。
 いよいよ、年度始めからビュッフェ営業が始まりました。7:00の朝食から押し寄せるお客様。定食とは違って次から次へと食べたいお料理を取りに行けるスタイルは、滞在時間が伸びて回転がゆったりになった分、ウェイティングのお客様が増えてしまいました。お声がけしながら、なんとか時間までに全てのお客様をご案内。また、足元が不自由なお客様やご年配の方のご案内方法やメニューの変わるランチやディナーでも、お料理の入れ替えのタイミングや約8種類あるパンの焼きたてのアナウンスの仕方等、お客様がいらっしゃって初めてより良いご提供方法が分かりました。
 1週間経ってみると、そこにあったお料理は別の場所に行ったり、オムレツのソースの選び方が変わったり、ご案内の札が増えたり、お客様に育てて頂きながら、また進化してこのホテルにいらっしゃるお客様に合う空間と時間に、なっていくのでしょう。居心地の良さはそんな心遣いの積み重ね。
 宝塚ホテルらしさを出したいと、デザートには華やかなバラをモチーフにしたクリームをまとったモンブランケーキをご用意しております。

苺のモンブラン仕立て

私のお気に入りは、「パイの包み焼き」。温かさと素朴さを感じるのが宝塚ホテルらしいから。

サーモンと野菜のパイ包み焼き

 移転開業をしてからも、旧ホテルからのビュッフェ営業を続けて欲しいとご要望が多数寄せられていました。コロナ禍で諦めざるを得なかった事ですが、いよいよ始まりました。ビュッフェになるとお連れ様の人数が変わったのは、食べたいものを食べたいだけ自由に選び、その中で会話が弾むからでしょうか?ビュッフェと聞くと何となく心がワクワクする。「食」を通して生まれる人と人との交流が思い出や生きる活力に変わる。

ご観劇前やご観劇後、またご家族・ご友人とのお楽しみには、貴方のオリジナルフルコースで、「夢のつづき」をどうぞ…

すーさん


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