「書くことで人は確かになる」彼はそういった。
彼とか、知り合いかのように言っちゃってますが。
その彼とは哲学者フランシス・ベーコンさんです。
最近、書く習慣をつけたくて自分の中の「なぜ書くのか?」を探っています。
日常って曖昧でままならなくて、気を抜くとすぐにいろんなことが過去の事として色褪せてしまう。
クローゼットの中で存在を忘れられた古い服みたく、あったこと自体を忘れてしまう。
だからこそ、「書く」ことでその瞬間の記憶や思いを切り取って、形や色を与える。そうすることで、自分の中できちんと存在させてあげることができる。
人間って結局、過去の集大成が「今」として存在しているわけで、その「過去」を確かなものにする=自分を確かにするって事なのかなと思ったりします。
(いや、実際全然違うのかもしれない。適当なこと言って怒られそう。ベーコンさんに。)
あと、そうやってあったことを振り返って文章にしていると、知らぬ間に自分を癒すことにも繋がっていたりします。
「あの時ああだったな」
「こう思っていたな」
とか、そういうことを改めてなぞると、自分と対話しているような感じになるんですよね。個人的には。
嫌だったこととか、悲しかったことも、文章にすることである意味「放り投げられる」。
自分の中に抱えていた重いものを書くことで「えーい!」って世の中に投げちゃうと、びっくりするぐらい楽になったりする。
そういう良さもある。
だから、これからも書くことを習慣にしていきたいな。頑張ろう。
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