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「ガチャ上の楼閣」第12話

 今日は7月27日。
 「ヒロイックリメインズ」のリリース日である。
 今日の14時公開予定で、ノベルティアイテムの社員たちはその瞬間を会社で待ちわびていた。
 ゲームが完成したらほとんどの人はやることがない。あとはサーバー担当の仕事である。
 みんなスマホやパソコンで、ユーザーの言動を見つつ待機している。
 だが文見は走っていた。

「はあ、はあ、はあ……」

 炎天下の猛ダッシュで汗まみれである。

 そんな事態になってしまった原因は二週間前にある。

「ちょちょちょ、ちょっと待ってください! 明日の収録キャンセルって? 困るんですけど! なんとかならないんですか!?」
「すみません、江端孝史(えばたこうじ)が体調を崩してしまって」

 声優事務所からの連絡だった。
 江端は「ヒロイックリメインズ」の主人公の英結である「華厳」の声優だ。
 声優界トップクラスの人気声優で、有名なアニメに必ず出ていると言われるほどの売れっ子である。
 スケジュールを押さえるのも困難だったが、文見が先に押さえる判断をしたこともあってなんとか収録にこぎ着けていた。だが、ここに来て体調不良。
 声優も俳優なので、体調が悪くてはお芝居ができない。こういうときは後日改めて収録するしかなかった。

「体調治ったらすぐ押さえてください!」
「それはそうですけど、他の仕事もキャンセルしているので、だいぶ詰まっちゃうかもしれません」
「そこをなんとか!」
「なんとかと言われましても……」

 人気声優は分刻みで仕事をしている。一つ収録したらすぐ移動して、別のスタジオで収録する。それを一日で何回もやることになる。
 一日休むだけ何件もキャンセルすることになるので、どんどん仕事が溜まっていくのだ。復帰後はそれを消化するためさらに忙しくなるので、予定が取れなくなってしまう。

「お願いします、本当に! 命がかかってるんです!」

 電話の前で何度も頭を下げたが、結局、明確な約束はしてもらえなかった。

「終わった……。本当に終わった……」

 華厳はメインキャラの中でもトップクラスに重要なキャラだ。主人公、ヒロインのメイ、それに次ぐ。華厳がいなければ、ゲームとしてシナリオとして成立しないといえる。
 社長が納得してくれるだろうか。そして八幡の気遣いを無駄にしてしまった。
 ゲームのリリース延期に期待はできないだろう。各パート、リリース時に出すものを少なくすることで対応した。登場するキャラやシナリオは少ないし、未実装の成長システムもあるし、期間限定イベントはしばらくやらないことにしてある。
 しかし、メインキャラの声がないのは許されない。でも次にいつ収録ができるか分からない以上、文見に打てる手はない。
 このままオフィスビルから飛び降りてしまいたいぐらいだった。
 そのあと社長に叱られたが、やはりリリース延期する選択肢はなかった。恥を承知の上で、華厳の音声なしでゲームは世に出る。

「はあ……。なんだろ……。全部あたしのせいになってるような……」
「下手に、何とかするって対応しちゃったからだろうな。でも、『やれると言ったのに結局できてないじゃん』って社長はお怒り」
「しょうがないじゃん……。何もしないで全部の音声を落とすわけにいかないんだから……」

 文見にできるのは同期に愚痴ることだけだった。もうお腹はずっと痛い。
 べっこべこにへこんだ文見を久世がフォローしてくれる。

「まあまあきっといいことあるぜ。小椋が好きなキャラがいつも言ってるじゃん。なんだっけ」
「やまない雨はないから。覚えてないなら言わないで!」
「そう、そうそれ! きっと晴れるって!」

 文見が仕事のヘマを埋める方法はない。だがこうして他愛のない話をできるのは、文見の穴だらけな心を埋めてくれる。

「事務所の人に差し入れでも持っていったら? 無駄かもしれないけど配慮はしてくれるかもね」

 かなり投げやりな感じで木津が言う。
 木津を含めて皆、無駄なことだろうと思う。
 だが文見もやれることはなかったので、木津の言う通り、事務所に差し入れのお菓子やら栄養ドリンクを大量に買い込んで持って行った。
 しかし、事務所から連絡はなく、リリース日の朝となり、文見は意気消沈してパソコンの前に座っていた。

「戦犯だ……あたし戦犯だ……」

 主役の声が入っていないゲームが本日の14時にリリースされてしまう。そこに批判が集まるのは必至である。
 これまで「エンゲージケージ」チームはすでに受けていたが、それ以上にヘイトの高いコメントが来そうだ。それに自分は耐えられるのだろうか。
 けれど、木津の案が功を奏したのかは分からないが、事務所から電話が飛び込んできた。

「小椋さん! 喜んでください、江端のスケジュール取れましたよ!」
「はあ……いつですか?」

 喜ぶところなのかもしれないが、今さら音声収録の日程が決まってもどうしようもない。もうゲームには入らないのだ。

「今日朝10時です! 一時間後です。これがダメなら次は二ヶ月先ですよ!」

 「ヒロイックリメインズ」のリリースは本日14時。収録を開始して4時間後にゲームが始まってしまう。
 華厳のセリフ量はキャラの中で一番多い。四時間で取り切れるかも怪しかった。

「江端はめっちゃ演技うまいんですぐ終わりますよ」
「い、いえ……あの、撮ってもゲームに乗らないんじゃ意味ないんですけど……」
「でも撮るしかないですよね? 次は二ヶ月後ですし」
「そりゃまあ……」
「いやあ、小椋さんラッキーだなあ。他の仕事が急に空いちゃって、本人もスタジオもそのまま押さえてあるんで、今ならすぐ撮れますよ」
「……分かりました、これから向かいます」

 ほぼ無理かもしれないが、絶望という暗雲の中に希望の一光が指した気がした。

「やまない雨はないから」

 この光を逃してはいけない。
 収録したものから次々に会社に音声データを送って、ゲームに組み込んでもらう。これしか方法はなかった。
 文見は電話を切ると、天ヶ瀬や八幡らに相談する。

「リスクが高すぎないか? 不具合でゲームができなかったらシャレにならない」

 社長は否定的であるが、八幡が支援砲撃してくれた。

「確かに組み込み確認をする余裕はありません。しかし、データがあればすぐに組み込んでリリースすることは可能です」
「八幡がそう言うならやってみるか……? 勝算は?」
「音声さえあれば8割ぐらいかと」
「だが収録間に合うのか……?」

 音声さえあれば。
 これは文見の責任の重さを指す言葉で、文見はびくっとしてしまう。けれど、ここで怖じるわけにはいかない。
 レインならば黙ってこのやりとりを見届けるはずだ。

「江端だっけ?」

 八幡が文見に問う。

「はい、華厳役の江端さんです。いきなりスケジュールが空いたようで」
「ふむ……ならなんとかなるか」
「……よし。他に打てる手はない。それに賭けよう」

 天ヶ瀬は決してリスクを取るタイプではない。だがクリエイターとして、ゲームとして主役の声がないのはやはり認められなかったのだ。

「頼んだぞ、小椋。お前にかかっている」
「天地神明に誓って!」

 こうして文見は当日の音声収録に挑むことになった。

「ちょっと出かけてくる」

 文見はカバンに脚本を詰めながら、隣の門真に言う。

「ああ、ちょっと待ってください!」
「ごめん、時間ない!」

 文見は門真の言うことを無視して、オフィスから飛び出していった。

「ああ……。人身事故で電車止まってるんですけど……」

 駅について山手線が止まっているのに気付いた。
 タクシーに乗ろうとしたが、タクシー乗り場には行列ができていた。
 電車が動いていないのは知っていれば、社長の車に乗せてもらうこともできたかもしれない。

「待ってる暇があれば隣駅まで走るか……」

 少しでもスタジオに近づいたほうがいい。タクシーなら隣駅にもいるはず。
 こうして文見は真夏の秋葉原を全力疾走することになる。
 ショルダーバッグには大量の紙束。脚本の電子化を声優事務所に勧められたが、対応の時間がなくて諦めたことを今さら悔いた。
 重い荷物を抱えてのダッシュで、一瞬にして汗だくになってしまう。

「はあ、はあ、はあ……」

 文見は日陰に座り込む。
 日頃の運動不足と寝不足がたたって、すぐに足が動かなくなってしまった。

「早く……行かないと……」

 クライアントである自分がスタジオに到着しないと収録が開始されない。少しでも遅れたら命取りになる。
 だが足はがくがくと震えて立つことができない。

「文見? 何やってんの?」

 真横に車が止まり、誰かが話しかけてきた。その声はよく知っていた。

「道成!?」

 八尾道成が明らかに社用車っぽい白のセダンに乗っていた。
 側面には有名電機メーカーのログがある。

「送って!」

 文見は八尾の許可を得る前に助手席のドアを開ける。
 道成とは前に喧嘩してから連絡を取っていなかった。本当なら気まずい再会なのだが、文見には助け船にしか見えなかった。

「おい、どうしたんだよ?」
「出して! すぐ! 東京タワー!」
「東京タワー?」
「いいから早く!」
「あ、ああ……」

 八尾は意味の分からないまま車を出す。

「で、どこに行けばいいんだ?」
「東京タワー」
「登んの?」
「登らない」
「じゃあ何すんの?」
「音声収録」
「は?」

 収録開始の10時まであと20分。車ならばぎりぎり間に合うかもしれない。
 極度のストレスで、文見は過敏なまでにイライラしていた。ちゃんと返事することができず、片言になってしまう。
 目を怒らせ、「こっちはいっぱいいっぱいなんだ。悟れ、馬鹿野郎!」と思っている。

「東京タワー。近くのスタジオ」
「先にそれを言えよ……。東京タワーから危険物を抱えたトラックを探すみたいな気迫だったぞ」

 道成は飲みかけのペットボトルを文見に渡す。
 ぶんどるようにして受け取り、文見は一気に飲み干した。

「……ごめん、急に」
「別にいいって。なんかやばいんだろ?」
「道成は仕事?」
「そう、外回り中」
「営業に戻ったんだ!?」

 去年、道成は秋葉原の家電量販店で販売員として働いていた。会社の研修の一環らしいが、道成は出世コースから外されたのだと嘆いていた。
 文見はかつての恋人である道成がくよくよしているのが許せず、暴言を吐いてしまった。

「あのときはほんとごめん……。道成の気持ちも知らずに」
「いや、こっちが悪かった。かっこ悪いとこ見せちまったな。あのあと反省してちゃんとやるようにしたんだ。派遣さんとも仲良しになったし、上司ともやりたいことを話した。そしたら、毎日が楽しくなったよ。ほんと気持ち次第だな」
「そうなんだ。よかった」
「店員も面白かったけど、こうして営業に戻れたのが一番嬉しいけどな!」

 道成は大袈裟に笑う。
 どうやらいつもの道成のようで文見はほっとする。

「それで時間やばいのか?」
「もうあと10分しかない」
「おいおい。そりゃ間に合わないって。見ろよ、この渋滞」

 道路は車がどんどん増えていき、ほとんど流れがなかった。山手線の運休が長引き、皆、車で移動にシフトしたのだ。

「走る!」
「やめろ! 何キロあると思ってんだよ!」

 文見はドアを開けようとして停止する。少しは車で距離を稼いだとはいえ、自分の足ではいつになっても辿りつかないだろう。

「なんとかして!」
「なんとかって……。別に俺は神様でもないし、お前の恋人じゃないぞ」
「うう……」
「……ああ、分かったよ。ここは汚名返上のチャンスだもんな。かっこいいところ見せなきゃ」
「それでこそ道成!」

 道成はハンドルを切って脇道に逸れた。
 このあたりの地理には明るいようで、車通りの少ない道をカーナビを見ることなく進んでいく。
 そしてだんだん東京タワーが大きくなっていった。
 スカイツリーが東京のシンボルになって久しいが、東京タワーはいまだに東京で働くサラリーマンを見守ってくれている。

「くそっ、捕まった!」

 なんとか渋滞を避けて移動していたが、前後を車に挟まれ、身動きが取れなくなってしまう。

「あと5分、もうちょっとなのに……」
「あとは走れ!」
「走れって……」
「諦めるなよ。なんでも気持ち次第なんだろ!」
「そうだけど……」

 諦めたくはない。でも物理的に不可能なものは不可能なのだ。
 なんとか可能性をたぐりよせてここまで来たが、ここが終着点のようだ。はじめから壊滅的で絶望的な状況だった。ここまで来られただけでも十分よくやった。

「これ持ってけ」

 道成は腕時計を外して文見に渡す。

「いらないって。スマホある」
「よく見ろ」
「え?」

 透き通ったブルーを基調とした綺麗で繊細な時計だった。どちらかというと女性的なデザインなので、言っては悪いが道成には似合わない。
 文見は文字盤に書かれた文字に気づく。
 櫛風沐雨(しっぷうもくう)と難しい漢字が刻まれている。

「100個限定のドラファンコラボ!?」

 ドラスティックファンタジーのキャラであるレインをイメージした数量限定の腕時計であった。
 櫛風沐雨とは、風で髪をすき、雨で体を洗うという意味で、風雨にさらされ苦労するこという。苦労人であるレインを示す標語である。
 なんとなくコラボした安っぽいものではなく、一流メーカーがしっかりデザインした高級品である。
 文見も欲しかったものだ。買おうとは思っていたが値段があまりにも高すぎたので、買うか悩んでいるうちに予約が締め切られてしまった。
 好きなゲームであり、好きなキャラの時計なのだが、10万円はあまりにも高すぎた。

「なんで持ってるの!?」

 道成がドラファンにはまったという話は聞いていたが、軽い気持ちで買えるものではない。

「うるせえ、勝手に持ってけ」

 道成が投げやりに言うので、文見の頭はハテナマークでいっぱいになる。

「お前のレインはこんなところでグダグダ言わないだろ」
「!?」

 文見は時計を腕につける。
 メタルバンドなので調整ができず、ちょっと緩い。

「雨が降らねば虹は出ない……か。ありがと、行ってくる!」

 文見はサイドミラーを確認して車のドアを開ける。

「負けるなよ」
「誰に言っている。私は雨、何者にも御せん」

 ゲーム中で使われたセリフをやりとりし、文見は走り出した。

「す……すみま……せん。遅く……なって……」

 文見は全力疾走した。
 颯爽とガードレールを跳び越え、階段を駆け下りる。
 だが人間はゲームキャラのように速く走れないし、ずっと走り続けることはできない。
 結局、スタジオには20分の遅刻だった。

「事情は聞いてますよ。あと脚本チェックする時間欲しかったので、ちょうどよかったです」

 そこには爽やかな笑顔をした男性がいた。
 江端孝史。
 メインキャラである華厳を担当する声優である。
 40歳を超えたベテランであり、超人気声優だが、軽く10歳は若く見える。気取らない笑顔は疲れ果てた文見の心身を癒してくれる。

「あ、ありがと……ございます!!」

 人目見ただけですごい人だと分かる。
 これまでに会ってきた声優とはまるでオーラが違う。顔も人柄もすばらしく、聖人君子かと思う人格者。
 この人のためならば、命を投げ出してお仕えする武将もいるかもしれない。

「急ぎなんでしたっけ? 大丈夫ですよ。僕、仕事早いんで」

 江端は無邪気に言う。
 人を安心させようと思って出た気休めではない。本当にそう思って言った言葉に思えた。
 そうして、文見の汗が引く前に収録は開始された。
 江端は宣言したように早かった。一字一句間違えることなく、完璧な演技をしてみせる。
 文見は江端が一言しゃべるたびにうっとりして意識が飛びそうになるのを押さえるのに必死だった。
 収録したデータは順次、会社に送信した。これにはスタジオのエンジニアには頭が上がらない。

「これで一章分は送れた。あとは八幡さん頼んます……」

 ユーザーが一章をクリアするのに五時間はかかる。これさえ組み込めれば、最低限の品質は保証できるはずだった。
 リリースまであと一時間。それが世に出るかは会社にいる八幡に託すしかなかった。
 江端の収録は順調に進んだ。
 本日四時間確保していて、用意していた脚本をすべて収録するのは難しいと思われていたが、このままいけばいけそうだった。
 無理に今回撮り終える必要はないが、次は二ヶ月後なのでできるだけ今日撮っておきたかった。

「2時になる……」

 ゲームがちゃんとリリースできるか不安だが、文見の仕事は音声収録。今すぐスマホを開いてゲームが起動するか確かめたいし、ユーザーの反応を見たい。
 でも素晴らしい演技を続けてくれる江端を前にそんなことはできない。

「きっと大丈夫。仲間がなんとかしてくれる」

 レインがゲーム中に言っていた自分を言い聞かせ、文見は収録に集中する。
 

 「ヒロイックリメインズ」の初日は上々だった。
 「エンゲージケージ」の会社の新作ということで期待を受けていて、広報的にもばんばん広告を打ったことで、多くのユーザーが遊んでくれた。
 だが、アクセスが集中しすぎてサーバーダウン、数時間プレイできない事態になってしまった。ストアの評価欄には「つながりません」「ゲームさせる気あるのか?」と酷評が埋まる。
 しかし、社長や社員たちはこれに動じることはなかった。
 トップクラスの人気ゲームの立ち上がりはだいたいこんなものだからだ。ユーザーが多すぎて困っちゃうという現象になる。
 ある程度、それでユーザーは失ってしまうが、アクセス過多のサーバーダウンは話題になり、世に「ヒロイックリメインズ」のリリースを知らせる効果が生まれるのだ。
 華厳の音声はなんとか一章分だけ乗せることができた。ヘビーユーザーはすぐにこれに気づいてきついコメントを出したが、そこまでプレイするユーザーはあまりいないし、サーバーダウンのコメントに埋もれてあまり目立たなかった。

「誰もがリリースに間に合うわけがないと思っていたと思う。私のわがままに付き合わせてしまって申し訳なかった。しかし、みんなでおかげで無事、『ヒロクリ』をリリースできた。これは奇跡ともいえるが、99%みんなの努力の成果だ。これには必ず報いたい。ありがとうございました!」

 文見が音声収録から帰ってきて、サーバーの状況も落ち着いた夕方六時、社長の天ヶ瀬は全社員にそんなことを言った。
 これまで社長に煮湯を飲まされて続けてきた社員も多いので、社長の演説には警戒していたが、これには涙する者も少なくなかった。
 だが油断できないことは皆知っている。想定より早くリリースするために、おざなりにしていたことがいっぱいあるのだ。
 プレイすればするほど粗は目立ってくるし、プレイできるところがなくなっていく。
 すぐに次のアップデートの準備に取り掛からないといけない。

「……雨降って時固まる。今日だけはゆっくり寝させて!」

 文見はそのまま定時で上がると、汗まみれの服のままベッドにダイブしていた。

第13話
第11話
(第1話)


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