6年ぶりの自主企画

　久しぶりの記事は、現在準備を進めている自主企画「コーラス・エクスポin鹿児島2023」の告知です。
　2017年以来、2回目となるコーラス・エクスポin鹿児島。準備に奔走しております。

コーラス・エクスポin鹿児島とは

　フリーランス合唱指揮者である私の自主企画。
　ひとりの合唱指揮者として、「合唱音楽・合唱作品」の魅力を広く市民に紹介する博覧会的な演奏会をやってみよう！と企画・開催したのが2017年。記念すべき第1回は「現代を生きる邦人作曲家の世界」と題して、公募合唱団を含む県内外4つの合唱団に、4人の作曲家の組曲・曲集を演奏していただきました。
　その後、私もいろいろとライフステージの変化があり、第2回を開催できずにきたのですが、2023年、ついにその時がやってきました。

今回のテーマは「合唱団たち」

　今回のテーマは、「沸（たぎ）る薩摩の合唱団たち」。
　鹿児島の「合唱団」にスポットを当てた、合唱祭的コンサートです。
　作品ではなく、合唱を育み楽しむ人々の組織である合唱団に注目してみました。

きっかけはコロナ禍

　開催を決めたのは、2022年12月。半年前のことです。
　私の指揮する合唱団が目標としていたステージが、3ヶ月も前に中止を決められてしまったことでした。世の中はコロナ禍真っ只中も、中止中止でなく工夫しながら様々なイベントが開催される方向に進んでいる頃でした。憎むべきはもちろんコロナなのですが、目標があまりに簡単に吹き飛ばされてしまったことに憤った私。機会がないなら作ります、と勢いで立ち上がったところに、奇跡的にポツンとホールの空きを見つけて一気に動き出したのでした。

コロナ禍と合唱団

　コロナ禍が合唱文化にもたらしたダメージは、それはもう甚大なものです。どこを見渡しても、メンバー減、それに伴うマンパワー的・会計的な運営難、悉く失われた演奏機会。耐えきれず解散を選んだ合唱団もあります。規制の緩和された今、ここから合唱団たちには再び盛り上がって頂かなければ。そのために必要なのは、何よりも「目標となるステージ」だ。そこに迷いはありませんでした。

大きな反響

　そうした経緯から、自主企画であるコーラス・エクスポin鹿児島の第2回開催を決め、テーマを「沸る薩摩の合唱団たち」と定めて出演団体の募集を始めたのでした。
　非常に大きな反響がありました。機会を欲している合唱団が本当にたくさんあったのです。結果として全19団体、ジュニアからシニアまで、全ての世代が集うにぎやかな合唱祭となりそうです！
　私の憤りと思いつきから始まったこの企画に多くのご賛同を得られたことは、とても大きな喜びであり、準備にひた走る日々の心の支えであります。さらに、鹿児島市の「文化芸術活動活性化補助金」の対象事業に選定して頂き、ご支援を頂いております。皆さん本当にありがとうございます！

ご来場お待ちしています！

　ということで、告知です！（ようやく）

良いチラシでしょう？合唱の後輩で敬愛するデザイナーである、やつんに今回もお願いしました。当日のパンフレットもお楽しみに。

コーラス・エクスポin鹿児島2023「沸る薩摩の合唱団たち」
2023年7月15日（土）12:30開場、13:00開演、16:00終演（予定）
サンエールかごしま2階講堂にて（公共交通機関をご利用の上ご来場ください）
入場無料
主催：コーラス・エクスポin鹿児島実行委員会
後援：鹿児島市、鹿児島市教育委員会、認定NPO法人かごしまアートネットワーク
（この事業は、鹿児島市の文化芸術活動活性化補助金の補助を受けて実施しています）

問合せ：chorus.expo.in.kagoshima@gmail.com　、　090−6893−9612

出演団体：
（ジュニア）中山児童合唱団、鹿児島大学教育学部附属小学校合唱部
（中学校）鹿児島市立和田中学校合唱部、鹿児島市立谷山北中学校合唱部
（高校）鹿児島県立松陽高等学校音楽部
（大学）鹿児島国際大学学友会混声合唱団、鹿児島大学混声合唱団ポリフォニー・コール
（おかあさん）コールひまわり、コール・ヴィント、コア・シュテルン
（一般）合唱団うたおり、Q、だいやめ、混声合唱団KOJIKA、鶴丸混声合唱団、鹿児島メサイア合唱団、コールたにきた、コーラス松元、サウンドコール

　カテゴリも、人数も、連盟の加盟非加盟も何にも問わない、垣根のない合唱祭。あるのはただ、合唱を愛する気持ちと沸る決意。合唱を愛する私たち自らの手によって、合唱の火に薪を焚べるのです。　
　歌う人も聴く人も、身体いっぱいに合唱を楽しみましょう！
　応援よろしくお願い致します。