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Adobe Creative Cloudは必要経費なのか

Adobe Creative Cloudにすっかり慣れてしまった。

パッケージ版からの切り替え当初は、他のツールや業者との互換性の問題で、あえて古いバージョンで回しているプロが数多くいた。そうでなければ仕事ができない状況だったからだ。

書き出しのバージョンを選べるようになってからは個人クリエイターたちが率先してクラウド版を使うようになり、企業や制作プロダクションがそれに追従する形になり、気がつけばみんなでクラウドへの移行が完了していた。これはアドビ社にとっては歴史的変化だったに違いない。すなわち、クラウド以前か以後か。

イントロ

さて、現在、フルパッケージ版のAdobe Creative Cloudは、月々6480円で提供されている。インフレと円安でさらなる価格改定にヒヤヒヤしているのだが、そこは気にしてもしょうがない。

問題はフォトグラファーとして活動している人たちはどのような組み立てで、プランを組んでいるのかということ。

確かにフルパッケージはお得感がある。フォトグラファーであってもその周辺領域の仕事をしている人は、イラレ、プレミア、フォトショ、ライトルーム、インデザくらいは使うだろう。最近は3D領域のフォトグラフィーやデザインも進んできたので、Substance 3Dを使いたい人も多いのではないか。

これらが全て使い放題で、年間72336円なわけだから安いといえば安い。フリーで活動している人は経費として計上できる。

だが結局のところ、自分の撮影領域や仕事内容に合わせて組み立てていくことが大事なのだろう。コストはなるべく削減するに越したことはないから。

周辺にある写真系ソフトウェアを含めて、自分の最適解を考えてみよう。

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